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【先頭固定】誰でもできる超カンタン投資術(2025.2)

本稿は、当ブログ(「 たわら男爵のインデックスファンド投資術 」)及び旧ブログ(「 40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ 」)の集大成として、何らの知識がなくても実践できる資産形成の具体的なやり方をお伝えするものです(この記事の後で カテゴリ ...

2025年6月12日木曜日

たわら先進国株、純資産額8000億円に到達

たわら先進国株は、6月11日、純資産額8000億円に到達しました。
たわら先進国株の同日付けの純資産額は、8026億円です。




※よろしければ、次の記事もご覧ください。

●米屋にコメが復活か?
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2025/06/blog-post_12.html


たわら先進国株は、日本を除く先進国の株式に時価総額比で投資するインデックスファンドです。
競合ファンド(信託報酬は全て同じ税込0.09889%)には、


eMAXIS Slim先進国株式 9059億円
ニッセイ外国株式 8008億円


があります。


上記各ファンドの新規設定日は、

ニッセイ外国株 2013年12月10日
たわら先進国株 2015年12月18日
スリム先進国株 2017年2月27日


です。

かつて、インデックスファンドと言えば先進国株ファンドを買うことと同義であり、最も純資産額を集めていた先進国株ファンドは「SMTグローバル株式」(2008年1月9日新規設定)でした。

ニッセイ外国株は、インデックスファンドの運用実績が豊富であるとは言えない運用会社(ニッセイアセット)が、先行する低コストインデックスファンドシリーズ(SMTシリーズやeMAXISシリーズ)から更なる低コストを武器にシェアを奪うべく投入されたものでした。

ニッセイ外国株は低コストを武器に順調に純資産額を増やしてきましたが、企業DCを中心に巨額のマザーファンドを構築していた年金資産残高国内トップの運用会社(DIAMアセット。合併してアセットマネジメントOne)が個人客向けにマザーファンドを買うだけファンド(=たわら先進国株)を単独最安値で投入したことでコスト競争が激化し、更にはSMTシリーズに敗れたeMAXISシリーズが単独最安値を更新するファンドが出現したらすかさず同率に対抗値下げするファンド(=eMAXIS Slim先進国株)を投入したことで三つ巴の競争が始まりました。

eMAXIS  Slimシリーズは、単独最安値を目指さず、コバンザメのように他社ファンドに追随するというセコさが嫌われて純資産額が伸びませんでしたが、2017年12月、「米国ETFを買うだけファンド」(=EXE-iつみたて先進国株式)を超低コストで投入したSBIアセットに対抗し、eMAXIS Slim先進国株の信託報酬を税抜0.189%から0.1095%に引き下げたことが転機となってその評価が一変しました。

その後は、SBIがちょっかいをかけてはスリムが対抗値下げし、ニッセイやたわらが忘れた頃に単独最安値を更新するとスリムが対抗値下げし、ということを繰り返し、現在の信託報酬に至ります。

インデックスファンドの人気が先進国株ファンドから米国株ファンド、そしてオルカンへとシフトする中、先進国株ファンドへの資金流入は減少し、ついにニッセイ外国株では月間資金流入額が流出額を下回る事態となりました。
しかし、たわら先進国株では、運用会社報酬を削って販売会社報酬を0.05%と高率に保ち、全国津々浦々の信金等にまで販売網を広げる努力が奏功し、毎月100億円前後の資金流入が続いています。
その結果として、6月3日には純資産額でニッセイ外国株を追い抜くに至りました。
【参考】
●たわら先進国株、ニッセイ外国株を抜く
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2025/06/blog-post.html


資金流出額が流入額を上回ると、保有資産を売却して顧客に返金するためのキャッシュを用意しなければなりません。その結果、ファンドの安定運営が害され、指数との乖離原因となります(これに対し、資金流入額が流出額を上回れば、顧客に返金するお金は流入資金から用意することができ、余ったお金で資産を買い増せばよいため、ファンド運営に与える影響は軽微です)。
そのため、資金流入額が流出額を上回る状態が安定的に継続しているファンドを選択すべきですが、たわら先進国株は今までその期待に応えてくれていますし、今後も応えてくれることでしょう。

5 件のコメント:

  1. 国民民主党もいまになってようやく山尾志桜里を切りましたが、馬脚をあらわしたので投票する気がなくなりました。男爵様のご意見はいかがですか。

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  2. 仮にたわら先進国が、今のニッセイ外国株のように、資金流入より資金流出のほうが多い状態になったら、いま保有しているたわら先進国を売って違う先進国に乗り換えるのでしょうか?

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  3. コメントありがとうございます。

    >国民民主党もいまになってようやく山尾志桜里を切りました

    山尾さんが経緯を暴露していますが、それによると、代表と幹事長から出馬要請されたので応じたところ、公認決定の記者会見をしようとしたら代表から「しばらく待て」と言われ、言われたとおり待っていたら記者会見を避けていると非難されたので何度もやりたいと言ったらようやく許可されたが、代表と幹事長に同席を求めたら「辞退会見なら同席する」と言われたので1人で会見することになったということです。

    玉木さんの勇み足かと思ったら、榛葉さんも承知の上で2人で出馬要請したということですから、もうどうしようもないですね。

    榛葉幹事長は、山尾さんはまだ「公認」に至っておらず「公認内定」段階だったと説明していますが、公示されるまでは「公認候補者」なのは当たり前の話ですから、今ひとつ説得力に欠けます。
    山尾さんが出馬したら不倫問題について聞かれるのは当然に予想されたことなのに、無策のまま出馬要請したのも、事前リーク報道で炎上したのにそれを無視して正式発表したのも、正式発表後に2か月放置したのも、記者会見をさせた翌日に候補者から外したのも、どれも政治センスがなくガッカリしました。

    >いま保有しているたわら先進国を売って違う先進国に乗り換えるのでしょうか?

    私がたわら先進国株を選択した理由は、運用実績と運用能力が傑出しているため、そのような事態にはならないだろうと思っているからです。
    先進国株が不人気な今、月間100億円の資金流入が続いているわけですから、そのような心配をする必要は全くないと考えています。

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  4. >運用実績と運用能力が傑出している

    どの辺りが傑出しているのでしょうか?
    過去1,3,5年の運用成績は以下の通りです。
    (WEALTH ADVISORより)

    slim 5.30%,17.57%,21.64%
    ニッセイ5.28%,17.55%,21.62%
    たわら 5.24%,17.54%,21.61%

    >たわらが運用会社報酬を削って販売会社報酬を0.05%と高率に保ち、全国津々浦々の信金等にまで販売網を広げる努力が奏功

    販売網のみならず、ネット証券が運用会社報酬をポイント還元する事まで見越した販売戦略は確かに傑出していたと認識しております。

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  5. コメントありがとうございます。

    >どの辺りが傑出しているのでしょうか?

    スリムやニッセイは個人客をターゲットにしていますが、たわら(のマザーファンド)は法人客をターゲットにして積み上がったものです。
    年金資産残高国内トップという実績は法人客によるスクリーニングを経たものであるため、その運用能力は信頼できるものであると考えています。

    >過去1,3,5年の運用成績は以下の通りです。

    信託報酬がリターンに影響しているため、信託報酬の引き下げが遅れたたわら先進国株のリターンが悪くなっているのでしょうね。
    また、たわら先進国株には毎月多額の新規資金が流入し続けているため、それが指数との乖離要因になっているのではないかと考えていますが、ニッセイ外国株やスリム先進国株の陰に隠れることができた時代はもう終わってしまいましたので、トップファンドの宿命として諦めるしかないと思っています。

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