日経新聞の5月23日朝刊8頁に
●NISAさえ怖い20代 「預金以上、投資未満」にニーズ
という記事が掲載されています。
上記記事は、
1,20代が投資をしない最大の理由は「資産が減ってしまう可能性があるから」
2,生保はここに目を付け、元本確保型で銀行預金を上回る利回りを約束する商品を開発した。利回りを確保するために死亡保険金は低く抑えられており、保障よりも資産形成に主眼を置いた商品と言える。
3,満期時の返戻率は、「チャキン」(住友生命保険)が106.1%、「ちょこつみ」(日本生命)が105.2%であり、いずれも一般的な銀行預金よりも高い利回りで運用できる。
3,払込期間中の掛金(1年間の合計額)は「一般生命保険料控除」の対象となる。
としています。
●「チャキン」(住友生命保険)
保障期間 10年
払込期間 最初の5年(払込期間は最初の5年、残りの5年は据置期間)
満期時の返戻率 106.1%
保障期間中の解約や死亡時 積立金額×100%
保障期間中の災害での死亡 積立金額×110%
契約手続 スマホで完結(69歳まで)
支払方法 銀行口座からの引落し
健康状態の告知義務 持病があっても告知不要で契約可能
●「ちょこつみ」(日本生命)
保障期間 10年
払込期間 最初の3年(払込期間は最初の3年、残りの7年は据置期間)
満期時の返戻率 105.2%
保障期間中の解約や死亡時 積立金額×100%
保障期間中の傷害での死亡 積立金額×110%
契約手続 スマホで完結(49歳まで)
支払方法 クレカ払い
健康状態の告知義務 持病があっても告知不要で契約可能
「一般生命保険料控除」を全枠利用していない人は、控除枠の上限まで「ちょこつみ」をクレカ払いして3年で解約して再契約を繰り返すとお得に利用できそうです(コメント欄でご指摘いただきましたが、クレカ払いできる「ちょこつみ」は50歳以上の人は契約できません)。
ただ、これらの商品で資産形成はできません。なぜなら、リスクとリターンは表裏一体の関係にあるため、資産が減るリスクをとらない人は資産が増えるリターンを得ることができないからです。
虎穴に入らずんば虎子を得ず。
怖くても、勇気をもって前に進んだ人だけが成功の果実を手にすることができます。
元本確保型の生命保険は2016年10月に明治安田生命が「じぶんの積立」を販売開始。翌2017年に、あのヤマゲン先生が「生命保険料控除の“ほぼ丸取り”商品」として推奨し、私も契約しました。
返信削除https://diamond.jp/articles/-/129134
その後、他社から同様の商品は出ず、金融庁に怒られていずれ販売終了するかと思っていましたが意外と続き、5年経った2022年に契約更新しました。
ここにきて「金利のある世界」が始まり、ようやく他社からも出始めましたね。
男爵さんお書きのとおり、これだけで資産形成はできませんが、生命保険料控除の枠を余らせている人は使うべきでしょう。
『元本確保』という一点で見れば随分割の良い話に聞こえますが、月3万上限の低額商品だから割り切ってるんでしょうかね。
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除>ヤマゲン先生が「生命保険料控除の“ほぼ丸取り”商品」として推奨
そう言えばそうでしたね。
>「金利のある世界」が始まり、ようやく他社からも出始めましたね
ようやく商売として成り立つと思ったのかもしれませんね。
特に「ちょこつみ」は、払込期間を3年と短くした代わりにクレカ払いに対応する工夫をしており、シェアを奪おうとする意志を感じます。
>随分割の良い話に聞こえます
学資保険と同じ「ドアノック商品」だと思います。
私はニッセイの学資保険と「まるごとマモル」に加入しているので、課税所得さえあれば「ちょこつみ」をクレカ払いしたかったです。
男爵さんの記事で「ちょこつみ」に興味を持ち
返信削除申し込もうとしたのですが、49歳まで
でした。残念・・・by50代
申込可能年齢*:0~49歳 ※スマホからお申込みの場合:18~49歳
返信削除ご指摘ありがとうございます。
返信削除>49歳まで
>申込可能年齢:0~49歳
「ちょこつみ」だけ50歳以上お断りなんですね。
「チャキン」は69歳まで、「じぶんの積立」は65歳までと比べて対象者を絞っているところに「ドアノック商品」としての意気込みが感じられます。