SBI証券は、顧客に対し、デバイス認証とスマホ認証の両方を設定するように呼び掛けています。
また、SBI証券は、公式にはアナウンスしていませんが、「お問い合わせフォーム」で依頼すればスマホアプリへのログイン阻止ができます。
そうすると、スマホアプリへのログイン阻止をすればスマホ認証はしなくてもよいのではないかとも思われます。
まずは前提知識です。
スマホ認証を利用するためには、
①メールアドレスを登録する
②専用アプリ(「SBI証券スマートアプリ」)をスマホにインストールして初期設定する
ことが必要です。
専用アプリの初期設定をすると、以後はSBI証券が提供するスマホアプリでログインしようとすると自動で専用アプリが立ち上がってスマホ認証が要求されるため、スマホアプリ経由での不正アクセスを阻止できます。
ここで冒頭の疑問が発生します。自分がスマホアプリを利用しないのであれば、スマホアプリを使えない設定にしておけばよいのではないか、と。
前提として、スマホアプリを使えない設定ができるのかどうかということについて、SBI証券は公式にはアナウンスしていませんが、「お問い合わせフォーム」で依頼すればスマホアプリの利用停止が可能です(電話でもできますが、電話はつながりません。また、専用フォームでの回答も1週間ほどの時間がかかっています)。
【SBI証券の回答】
スマートフォンアプリの利用停止は、お電話、ログイン後のお問い合わせフォームでも、ご依頼を承ります。スマートフォンアプリへのログイン抑止について、当お問い合わせフォームへご用命の際は、お手数をお掛けいたしますが、以下の確認事項をご確認いただき、ご承諾の旨をご記載のうえご返信いただきますようお願いします。
【スマートフォンアプリへのログイン抑止ご確認事項】
・スマートフォンアプリへのログイン抑止をかけた場合、どのスマートフォンからもアプリにログインできなくなります。
・スマートフォンアプリへのログイン抑止をかけても、スマートフォンからのWEBサイトへのログインはこれまで通り可能です。デバイス認証をご利用ください。
・対象のスマートフォンアプリは全アプリ(株アプリ、先物オプションアプリ、FXアプリ、米国株アプリ、かんたん積立アプリ、CFDアプリ)となります。
スマホアプリの利用停止をしたい人は、「お問い合わせフォーム」に次の文章をコピペして依頼してください。
【スマートフォンアプリへのログイン抑止ご確認事項】
・スマートフォンアプリへのログイン抑止をかけた場合、どのスマートフォンからもアプリにログインできなくなります。
・スマートフォンアプリへのログイン抑止をかけても、スマートフォンからのWEBサイトへのログインはこれまで通り可能です。デバイス認証をご利用ください。
・対象のスマートフォンアプリは全アプリ(株アプリ、先物オプションアプリ、FXアプリ、米国株アプリ、かんたん積立アプリ、CFDアプリ)となります。
つぎに、全てのスマホアプリの利用停止措置をすれば、専用アプリをインストールしてスマホ認証を利用するための初期設定をする手間が省けるのではないかという疑問が浮かびます。
聞いてみました。
A FIDO認証は、HYPER SBI2と商品先物専用トレーディングツールのPCツールも対象となっておりますが、HYPER SBI2と商品先物専用トレーディングツールのPCツールのログイン抑止につきましては、現状、対応することができかねております。FIDO認証をご利用いただくことで、第三者による不正ログインに対するセキュリティ強化になりますので、ご設定いただきますようお願い申し上げます。
というわけで、スマホアプリの利用停止措置をしたとしても、専用アプリをインストールしてスマホ認証の初期設定をしなければならないということになります。
私は、個人口座は専用アプリをインストールしてスマホ認証の初期設定を済ませていますが、法人口座は何もやっていません。そこで、これから法人口座についてお問い合わせフォーム経由でアプリの利用停止措置を依頼します。
また、個人のスマホに入れた専用アプリで法人口座のスマホ設定ができるのかが分からないため、一緒に聞いてみます。
最期に、外国株口座の利用停止措置がお問い合わせフォーム経由でできると聞いたので、SBI証券に確認しました。
【SBI証券の回答】
外国株式の取引停止の設定も当お問い合わせフォームにてお手続きが可能です。なお、個別の国の取引口座だけを停止することはできず、外国株式取引口座全てを停止するお手続きであれば可能でございます。
※売却のみの制限も不可
取引制限を設けましても、配当金・分配金のお受取りに影響はございませんので、ご安心くださいませ。
また、為替取引は制限の対象とはならないため、為替取引を行い、出金することも可能です。
法人口座では外国株取引はせず、たわら先進国株を保有しつづけているだけですので、スマホアプリの利用停止措置の依頼をする際、外国株取引口座全ての利用停止措置を合わせて依頼しようと思います。
個人口座では、米国ETFを今後買い増しする予定はなく、3か月に1回の頻度でドルで入金される分配金を日本円に交換して出金するだけですので、外国株式取引口座全ての利用停止措置をしたとしても困ることはなさそうです。しかし、私は、相場が回復した時点でVTIとVOOを売却し、いずれはVTも売却する予定(VTの売却金でたわら先進国株に買い換える予定)ですので、個人口座の外国株取引口座の利用停止措置はしません。
【スマホアプリと外国株口座の利用停止措置を依頼する際の定型文(コピペして利用してください)】
私は、不正アクセスを阻止するため、全てのスマホアプリの利用停止措置及び外国株取引口座全ての利用停止措置をするように依頼します。また、スマホアプリの利用停止措置に伴い、下記の確認事項を全て承諾します。
【スマートフォンアプリへのログイン抑止ご確認事項】
・スマートフォンアプリへのログイン抑止をかけた場合、どのスマートフォンからもアプリにログインできなくなります。
・スマートフォンアプリへのログイン抑止をかけても、スマートフォンからのWEBサイトへのログインはこれまで通り可能です。デバイス認証をご利用ください。
・対象のスマートフォンアプリは全アプリ(株アプリ、先物オプションアプリ、FXアプリ、米国株アプリ、かんたん積立アプリ、CFDアプリ)となります。
国民民主党もなかなか香ばしいですね、やはり。夏の参院選でどうしようか考えてますが、なしかな。
返信削除https://www.tokyo-np.co.jp/article/405243
コメントありがとうございます。
返信削除>国民民主党もなかなか香ばしいですね
普通にしていれば勝てたのに、残念ですよね。
いつも有益な記事を有難う御座います。
返信削除早速外国株口座を利用停止依頼したら、開設していないという返答www開設手続きして即利用停止依頼しました。
ところで男爵はログイン一時利用停止設定は利用されないのでしょうか?ご教示いただけると幸いです。
なお、楽天証券はコールセンタへ依頼することで中国株の売買停止ができました。
#最近は中国株以外の売買の場合もあるようですが。
コメントありがとうございます。
返信削除>男爵はログイン一時利用停止設定は利用されないのでしょうか?
ログインして確認しないとブログが書けなくなるため、利用していません。
>楽天証券はコールセンタへ依頼することで中国株の売買停止ができました。
情報提供ありがとうございます。
外国株全部の売買停止もできそうですね。