ニッセイアセットマネジメントは、2025年2月、売却益が非課税となるインド株インデックスファンドを新規設定します。
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https://tawaradanshaku.blogspot.com/2025/01/coin3000p15212.html
ソースは日経速報ニュース(2025/01/14 17:00)の下記記事です。
●ニッセイAM、売却益非課税のインド株投信 国内初
ニッセイアセットマネジメントは2月、インド株のファンドに同国政府から課せられるキャピタルゲイン(株式売却益)課税が非課税となる公募投資信託を設定する。経済特区を活用し、インドの株式指数「ニフティ50」に連動する上場投資信託(ETF)に投資する。
上記記事によると、
1,インドは、外国籍投信の株式売却益に原則として課税する。ニッセイアセットの試算では、このキャピタルゲイン課税によって指数よりも年1~2%劣後する。
2,日本生命の子会社(※)が運用する経済特区籍のファンドを通じてETFに投資することでキャピタルゲイン課税を回避することに成功した。
※「ニッポンライフ・インディア・アセットマネジメント」(旧商号「リライアンス・ニッポンライフ・アセットマネジメント」)は、日本生命の子会社(本店所在地はインド共和国マハラシュトラ州ムンバイ市)で、インド国内における投信預り資産残高は42社中第5位(シェア9.5%)です。
https://www.nissay.co.jp/news/2019/pdf/20190930b.pdf
3,新規設定する投信の信託報酬は「他社のインド株投信と遜色ない水準にする方針」である。
ということです。
日本生命やニッセイアセットによる正式発表はまだですが、ニッセイアセットの公式アカウントがニュース記事を紹介するというユニークな対応をしています。いろいろと大丈夫なのかが心配です。
本題に戻ります。
ニッセイアセットが新規設定する投信は「ETFを買うだけファンドを買うだけファンド」となりますので、投資先のETFの資産規模が気になるところです。
また、ニッセイアセットは、本ファンドの純資産額を5年後に3000億円にしたいと意気込んでいるようですが、インド株ブームは急速に勢いを失いつつあります。
例えば、2024年12月11日に新規設定された「たわらノーロードインド株Nifty50」の信託報酬は0.2805%であり、これはNifty50ファンドとしては最安であるにもかかわらず、純資産額は2億4300万円(このうちシードマネーが1億5000万円であるため、基準価額が1万円を割っていることを考慮すると販売額は9000万円に到達していない)という悲惨な状況です。
インド株インデックスファンドで純資産額が最も多いのは「iFreeNEXTインド株」ですが、それでも1457億1100万円にすぎません。同ファンドは2024年7月に純資産額1500億円に到達したものの、それ以降は伸び悩んでいます。
ニッセイアセットとしては、主力のニッセイ外国株(純資産額7955億7900万円)が資金流出に苦しむ中(2023年11月から2024年1月までの3か月間、資金流出しました。2024年はどうなるのかが心配されたところ、2024年11月に6億7400万円が資金流出しています。なお、たわら先進国株の2024年11月の資金流入額は125億8100万円であり、明暗が分かれています)、インド株ファンドをNASDAQ100ファンド(純資産額2738億2900万円)と並ぶ柱にしたいのでしょうが、簡単な道のりではなさそうです。
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