本稿は、当ブログ(「たわら男爵のインデックスファンド投資術」)及び旧ブログ(「40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ」)の集大成として、何らの知識がなくても実践できる資産形成の具体的なやり方をお伝えするものです(この記事の後でカテゴリ「入門講座」の各記事をご覧いただくと、インデックス投資に対する理解がより深まることでしょう)。
投資をしてみたいけれども何をどうしたらいいか分からない人は、騙されたと思ってこのやり方を10年続けてみてください。
大儲けは期待できませんが、高い確率で貯金をするよりも良いリターンが期待できますし、個別株投資を一生懸命研究している大半の人よりも良いリターンを得ることができるでしょう。
ただし、その前提として「利益の再投資を繰り返すことで自己増殖する性質をもつ資本主義が機能する限り、資本主義を前提とする先進国の経済は右肩上がりの成長を続けていく」という信念を私と共有していただく必要があります。
※ご質問(この記事に関連しないもの)は、この記事ではなく、最新記事のコメント欄でご連絡ください。
また、「特定口座源泉徴収あり」を選択しないと自分で確定申告書を作成して税務署に毎年提出しなければならないことになるため、何か特別な理由がない限り「特定口座源泉徴収あり」を選択すべきです。
なお、「特定口座源泉徴収あり」を選択しても、確定申告が不要になるだけです。確定申告をしたければすることができますし、その際は証券会社が勝手に作成してくれる特定口座年間取引報告書の記載内容を確定申告書に転記するだけで済むため、確定申告書を作成する作業量が雲泥の差となります。
2,以下の判断基準を参考にして、毎月の収入の中で投資に回す金額を決める。
(1)最低でも5年、できれば10年は使わない金であること。
(2)子供の教育資金は、10年以上先であっても投資には回さず、無リスク資産として別枠で確保しておくこと。
→個人向け国債変動10がおすすめです。
3,買うのは「たわら先進国株」だけでよい。
資本主義は、経済活動によって得られた富を再投資することによって自己増殖する性質をもっています。その恩恵を最も受けるのが株式投資です。
インデックス投資は、資本主義に内在する自己増殖力を信じ、世界経済の発展に伴う右肩上がりの株価上昇に賭ける投資方法です。
しかし、新興国株インデックスの4割を占める中国や韓国では、資本主義の発展に不可欠な前提条件であるグローバリズム(ヒト・モノ・カネの移動の自由)が十分に機能していないのではないかという懸念があります。
したがって、私は、あえて新興国株投資をする必要はないと考えます。新興国を開発して発展させるのは先進国企業ですから、新興国が生み出す利益は先進国株を通じて間接的に得ることができるとも考えられるからです。
また、日本も先進国のメンバーですが、少子高齢化が進む日本の将来は明るいものではありません。ただし、だからと言ってグローバリズムが機能しない新興国とは異なり、積極的に投資先から排除する必要まではないと考えますが、信頼できる投資先(日本を含む先進国株ファンド)がないことから、日本を除く先進国株指数への連動を目指すインデックスファンドを選択しました。
2023年8月時点で、日本を除く先進国株指数への連動を目指すインデックスファンドで検討に値するものは、ニッセイ外国株式、eMAXIS Slim先進国株式、たわらノーロード先進国株式の3ファンドだけです。
この中から「たわら先進国株」を選択した理由は、下記の3点です。
(1)たわら先進国株は、年金資産残高国内トップのDIAMアセットマネジメントが個人客用に初めて作った商品(=企業DCで積み上がった巨額のマザーファンドを個人客向けに開放したもの)であり、運用面で信頼できること。
5、その後はクレジットカードの引落し先の銀行口座に金があることだけを確認し、全てを忘れてほったらかしにすること。
趣味や楽しみを投資に求めてはなりません。なぜなら、投資は目的ではなく、人生に必要な資金を形成するための手段にすぎないからです。
●【入門講座⑧】タイミング投資は有効か?
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/10/blog-post_29.html
●【入門講座⑨】指数のライセンスフィー
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/10/blog-post_31.html
ただし、その前提として「利益の再投資を繰り返すことで自己増殖する性質をもつ資本主義が機能する限り、資本主義を前提とする先進国の経済は右肩上がりの成長を続けていく」という信念を私と共有していただく必要があります。
※ご質問(この記事に関連しないもの)は、この記事ではなく、最新記事のコメント欄でご連絡ください。
1,SBI証券で口座を開設する。その際は「特定口座源泉徴収あり」を選択すること。
SBI証券をお勧めする理由は次の2点です。
(1)超低コスト投信であっても投信保有ポイント(たわら先進国株であれば年率0.05%)が付与されること。
→SBI証券の投信保有ポイントは、Tポイント・ポンタ・dポイントから選択することができます。
SBI証券をお勧めする理由は次の2点です。
(1)超低コスト投信であっても投信保有ポイント(たわら先進国株であれば年率0.05%)が付与されること。
→SBI証券の投信保有ポイントは、Tポイント・ポンタ・dポイントから選択することができます。
→Tポイントを選択し、毎月20日にウエルシアでTポイント払いすれば、1.5倍分の買物ができます(例:200ポイントで300円分の商品が買える)。
(2)三井住友カードで投資信託を購入すると、購入額の0.5~5%のVポイントが付与されること。
→還元率は、年会費無料カードが0.5%、ゴールドカードが1%、プラチナカードが2%、プラチナプリファードが5%です。
※プラチナプリファードが最も高還元ですが、3万3000円の年会費がかかります。
年会費が永年無料(一度でも年100万円のカード決済をすると、翌年以降の年会費が永年無料)となるゴールドカード(還元率1%)と比較すると、年会費3万3000円を支払って投信購入費用の還元率が4%アップすることになり、具体的には「月額5万円×12か月×4%=2万4000円」分のポイントが余分にもらえる計算になります。そうすると、年会費3万3000円-ポイントアップ分2万4000円=実質年会費9000円となるため、プラチナプリファードに9000円を支払う価値があると思う人でなければ年会費永年無料のゴールドカードにすべきです(プラチナプリファードは、三井住友カードのコンシェルジュサービスは利用できませんが、VPCC=Visaプラチナコンシェルジュセンターを利用することができます)。
※三井住友カードゴールド(NL)と三井住友カードビジネスオーナーズゴールドの年会費はどちらも5500円ですが、1年間に100万円のカード決済を一度でもすれば翌年以降の年会費が永年無料になるため、年額100万円のカード決済(ただし、投資信託の購入分は含みません)を達成可能な人はどちらかのカードを取得すべきです。
(2)三井住友カードで投資信託を購入すると、購入額の0.5~5%のVポイントが付与されること。
→還元率は、年会費無料カードが0.5%、ゴールドカードが1%、プラチナカードが2%、プラチナプリファードが5%です。
※プラチナプリファードが最も高還元ですが、3万3000円の年会費がかかります。
年会費が永年無料(一度でも年100万円のカード決済をすると、翌年以降の年会費が永年無料)となるゴールドカード(還元率1%)と比較すると、年会費3万3000円を支払って投信購入費用の還元率が4%アップすることになり、具体的には「月額5万円×12か月×4%=2万4000円」分のポイントが余分にもらえる計算になります。そうすると、年会費3万3000円-ポイントアップ分2万4000円=実質年会費9000円となるため、プラチナプリファードに9000円を支払う価値があると思う人でなければ年会費永年無料のゴールドカードにすべきです(プラチナプリファードは、三井住友カードのコンシェルジュサービスは利用できませんが、VPCC=Visaプラチナコンシェルジュセンターを利用することができます)。
※三井住友カードゴールド(NL)と三井住友カードビジネスオーナーズゴールドの年会費はどちらも5500円ですが、1年間に100万円のカード決済を一度でもすれば翌年以降の年会費が永年無料になるため、年額100万円のカード決済(ただし、投資信託の購入分は含みません)を達成可能な人はどちらかのカードを取得すべきです。
2023年8月現在、初年度年会費無料キャンペーンは終了しているため、新規発行時に5500円の年会費が必ずかかります。とはいえ、ポイントサイト経由で新規発行すると初年度年会費5500円を上回るポイントがもらえるため、年100万円決済ができる人は、ポイントサイト経由で新規発行し、初年度に100万円決済をして年会費を永年無料にすべきです。
【参考】
●三井住友カード投資(SBI証券)に最適なクレジットカード
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/08/sbi.html
●三井住友カード投資(SBI証券)に最適なクレジットカード
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/08/sbi.html
また、「特定口座源泉徴収あり」を選択しないと自分で確定申告書を作成して税務署に毎年提出しなければならないことになるため、何か特別な理由がない限り「特定口座源泉徴収あり」を選択すべきです。
なお、「特定口座源泉徴収あり」を選択しても、確定申告が不要になるだけです。確定申告をしたければすることができますし、その際は証券会社が勝手に作成してくれる特定口座年間取引報告書の記載内容を確定申告書に転記するだけで済むため、確定申告書を作成する作業量が雲泥の差となります。
2,以下の判断基準を参考にして、毎月の収入の中で投資に回す金額を決める。
(1)最低でも5年、できれば10年は使わない金であること。
投資をするのであれば、その前に十分な無リスク資産を確保しておくべきです。
というのは、十分な無リスク資産がなければ必要な生活費等を得るために暴落時であっても換金を余儀なくされることになり、そこで損が確定してしまうからです。
また、十分な無リスク資産を確保することで心の余裕が生まれます。心の余裕がないと、リスク資産の含み損に心が耐えられず、パニック売りをしてしまいがちになります。
いくらの無リスク資産を確保すべきかは各人を取り巻く状況によって異なりますが、これまでの経験則から先進国の株式ファンドに10年ほど投資すれば元本割れすることはまずないことから、投資をするのであれば、最低でも5年、できれば10年は使わないお金が望ましいと考えます。
また、十分な無リスク資産を確保することで心の余裕が生まれます。心の余裕がないと、リスク資産の含み損に心が耐えられず、パニック売りをしてしまいがちになります。
いくらの無リスク資産を確保すべきかは各人を取り巻く状況によって異なりますが、これまでの経験則から先進国の株式ファンドに10年ほど投資すれば元本割れすることはまずないことから、投資をするのであれば、最低でも5年、できれば10年は使わないお金が望ましいと考えます。
(2)子供の教育資金は、10年以上先であっても投資には回さず、無リスク資産として別枠で確保しておくこと。
→個人向け国債変動10がおすすめです。
→学資保険でもよいでしょう。学資保険のメリットは、親が死んだときに以後の掛金が免除され、進学時期が来たら保険金を満額支払ってくれる点にあります。
ちなみに、私は、約1000万円の学資保険を掛けています。
ちなみに、私は、約1000万円の学資保険を掛けています。
(3)10年以上先の自宅の建築費は投資に回してもよい。先進国の株式ファンドに長期投資をすれば元本割れすることはまずないが、万が一含み損が発生していたら、含み損が解消されるまで自宅の建築を延期する覚悟はしておくこと。
子供の学資は延期できませんが、自宅の建築は延期することができますので、投資に回してもよいと考えます。
(4)まとまった金額の余剰資金を預貯金などで既に保有しているときは、それを60等分して1か月の投資金額に上乗せすること。
暴落時のバーゲンセールを狙って余剰資金を確保しておくべきではありません。なぜなら、「利益の再投資を繰り返すことで自己増殖する性質をもつ資本主義が機能する限り、資本主義を前提とする先進国の経済は右肩上がりの成長を続けていく」というストーリーを前提とするのであれば、将来的に暴落が発生するとしても、その暴落の底値が今の価格よりも安くなるとは限らないからです。
子供の学資は延期できませんが、自宅の建築は延期することができますので、投資に回してもよいと考えます。
(4)まとまった金額の余剰資金を預貯金などで既に保有しているときは、それを60等分して1か月の投資金額に上乗せすること。
暴落時のバーゲンセールを狙って余剰資金を確保しておくべきではありません。なぜなら、「利益の再投資を繰り返すことで自己増殖する性質をもつ資本主義が機能する限り、資本主義を前提とする先進国の経済は右肩上がりの成長を続けていく」というストーリーを前提とするのであれば、将来的に暴落が発生するとしても、その暴落の底値が今の価格よりも安くなるとは限らないからです。
また、上記ストーリーを前提とするのであれば、積立投資より一括投資のほうが良いリターンになるはずです。過去の実績を見ると、下記記事のとおり積立投資より一括投資の方が良いリターンになるケースが圧倒的に多いことが分かります。
とはいえ、インデックス投資で成功するために最も大切なことは相場に居続けることです。一括投資をした直後に暴落が発生するとバイアンドホールドする気力を保てなくなり、損切りを言い訳にしてパニック売りをしてしまいがちになるため、余剰資金があったとしても、それを一括投資することは避け、5年程度の時間をかけて徐々にリスク資産を増やしていくべきです。
【参考】
●積立買付で含み益というお守りを獲得しよう
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-622.html
●一括投資か積立投資かという議論はナンセンス
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1905.html
※日常生活費や60等分した余剰資金(投信を買うまでの待機資金)は、当面の生活費は楽天銀行(300万円までは金利0.1%)、1年以内に必要になる可能性があるお金はauじぶん銀行(金利0.2%)、数年単位で使わないお金は個人向け国債変動10で保管すればいいでしょう。
→楽天銀行は、楽天証券と連携することで、300万円までの金利が年0.1%となるほか、普通預金に100万円以上置いておくだけで振込手数料が毎月3回まで無料になることから、メインバンクに最適です。
→auじぶん銀行は、auの3種類のサービス(アプリ、証券、クレジットカード)と連携することで、普通預金の金利が年0.2%(上限なし)になります(auPAYカードがないと、金利は年0.15%が上限となりますが、auPAYカード投資をするだけでauPAYカードの年会費無料条件を達成し、金利が+0.05%されますので、金利アップ目的だけでもauPAYカードを作る価値はあります)。
ただし、auグループは突然サービスを改悪することが珍しくないため、各種支払用の口座をauじぶん銀行に移すべきではありません。
【参考】
●auPAYカード投資をすると、カード年会費無料+金利0.05%アップ
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-2444.html
※auじぶん銀行が破綻すると、1000万円を超える預金は保護されません。
しかし、auじぶん銀行の株主はau70%、三菱UFJ銀行30%であることから、破綻リスクは他行と比べても極めて低いと思われること、リスク資産の時価額が増えたことに伴い、私の全資産に占める無リスク資産の割合は20%を下回ったことなどから、私は、楽天銀行に150万円前後を置いて各種支払や日常生活費に利用し、auじぶん銀行には1500万円前後(ベンツの買い替え費用を含む)を置き、残りは個人向け国債変動10を買っています。
●積立買付で含み益というお守りを獲得しよう
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-622.html
●一括投資か積立投資かという議論はナンセンス
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1905.html
※日常生活費や60等分した余剰資金(投信を買うまでの待機資金)は、当面の生活費は楽天銀行(300万円までは金利0.1%)、1年以内に必要になる可能性があるお金はauじぶん銀行(金利0.2%)、数年単位で使わないお金は個人向け国債変動10で保管すればいいでしょう。
→楽天銀行は、楽天証券と連携することで、300万円までの金利が年0.1%となるほか、普通預金に100万円以上置いておくだけで振込手数料が毎月3回まで無料になることから、メインバンクに最適です。
→auじぶん銀行は、auの3種類のサービス(アプリ、証券、クレジットカード)と連携することで、普通預金の金利が年0.2%(上限なし)になります(auPAYカードがないと、金利は年0.15%が上限となりますが、auPAYカード投資をするだけでauPAYカードの年会費無料条件を達成し、金利が+0.05%されますので、金利アップ目的だけでもauPAYカードを作る価値はあります)。
ただし、auグループは突然サービスを改悪することが珍しくないため、各種支払用の口座をauじぶん銀行に移すべきではありません。
【参考】
●auPAYカード投資をすると、カード年会費無料+金利0.05%アップ
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-2444.html
※auじぶん銀行が破綻すると、1000万円を超える預金は保護されません。
しかし、auじぶん銀行の株主はau70%、三菱UFJ銀行30%であることから、破綻リスクは他行と比べても極めて低いと思われること、リスク資産の時価額が増えたことに伴い、私の全資産に占める無リスク資産の割合は20%を下回ったことなどから、私は、楽天銀行に150万円前後を置いて各種支払や日常生活費に利用し、auじぶん銀行には1500万円前後(ベンツの買い替え費用を含む)を置き、残りは個人向け国債変動10を買っています。
※数年単位で使わないお金は、個人向け国債変動10を買うのもよいでしょう。というのは、個人向け国債変動10は購入から1年が経過すれば中途解約できますが、その際は直前1年分の利子相当額が差し引かれてしまうからです。
個人向け国債変動10は、実勢金利の動きに応じて半年ごとに適用利率が変動する商品です。これまでは金利が低かったことから、ペイオフ(銀行が破綻したとき、1000万円まで補償してくれる制度)対策のために1000万円を超える無リスク資産の保管先にするという役割しかありませんでしたが、2023年2月15日発行分から金利が0.33%にアップしたことで金利の点でも魅力的になりました。
個人向け国債変動10を買うのであれば、キャッシュバック(購入額1000万円ごとに1万4000円)に加えて独自の特典があるところで買うべきです。具体的には、みずほ証券では、1000万円の個人向け国債変動10を購入してみずほ銀行と連携するとみずほプレミアムクラブに無料入会できますし、SMBC日興証券では、1000万円の個人向け国債変動10を購入すると1万4000円のキャッシュバックに加えて2000円分のVポイントがもらえます。
【参考】
●【入門講座⑦】無リスク資産の保管場所
●新・みずほプレミアムクラブのサービス内容はこれだ!
3,買うのは「たわら先進国株」だけでよい。
資本主義は、経済活動によって得られた富を再投資することによって自己増殖する性質をもっています。その恩恵を最も受けるのが株式投資です。
インデックス投資は、資本主義に内在する自己増殖力を信じ、世界経済の発展に伴う右肩上がりの株価上昇に賭ける投資方法です。
しかし、新興国株インデックスの4割を占める中国や韓国では、資本主義の発展に不可欠な前提条件であるグローバリズム(ヒト・モノ・カネの移動の自由)が十分に機能していないのではないかという懸念があります。
したがって、私は、あえて新興国株投資をする必要はないと考えます。新興国を開発して発展させるのは先進国企業ですから、新興国が生み出す利益は先進国株を通じて間接的に得ることができるとも考えられるからです。
また、日本も先進国のメンバーですが、少子高齢化が進む日本の将来は明るいものではありません。ただし、だからと言ってグローバリズムが機能しない新興国とは異なり、積極的に投資先から排除する必要まではないと考えますが、信頼できる投資先(日本を含む先進国株ファンド)がないことから、日本を除く先進国株指数への連動を目指すインデックスファンドを選択しました。
2023年8月時点で、日本を除く先進国株指数への連動を目指すインデックスファンドで検討に値するものは、ニッセイ外国株式、eMAXIS Slim先進国株式、たわらノーロード先進国株式の3ファンドだけです。
この中から「たわら先進国株」を選択した理由は、下記の3点です。
(1)たわら先進国株は、年金資産残高国内トップのDIAMアセットマネジメントが個人客用に初めて作った商品(=企業DCで積み上がった巨額のマザーファンドを個人客向けに開放したもの)であり、運用面で信頼できること。
(2)たわら先進国株の信託報酬は税込0.09889%と最安であるばかりか、SBI証券の投信保有ポイント0.05%を考慮すると0.04889%となり、ニッセイ外国株やスリム先進国株より2割以上安くなること。
(3)販売チャンネルがネット証券会社に限定されず、地方銀行や信用金庫も含まれており、180社を超えること。多様な販売チャンネルが存在することは、それだけより多様な顧客を獲得するチャンスとなること。
4,毎月の投資額(上記2で決めた金額)は、NISA口座(2023年まではつみたてNISA、2024年以降は新NISA)の投資可能枠を最速で埋めることを最優先し、余剰があれば「特定口座源泉徴収あり」に回すこと。
(1)つみたてNISAは最速で枠を埋める。
2023年で終了するが、つみたてNISA口座の購入分は2024年からスタートする新NISAの生涯投資枠(1800万円)には含まれないので、まだ2023年分の投資可能額(40万円)が残っている人はボーナス設定を利用して1日でも早く購入すること。
【参考】
●つみたてNISAは究極のワイン投資である
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1114.html
●つみたてNISA口座で積立投資をする意味は全くない
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1157.html
(2)特定口座では、クレジットカード決済でたわら先進国株を購入する。
→私は、SBI証券の三井住友カード、楽天証券の楽天キャッシュ・楽天カード、auカブコム証券のauPAYカードで各5万円ずつ合計20万円のたわら先進国株を積立買付しています(auPAYカード投資については、2023年8月、はじめてのNISAオールカントリーに変更しました)。
→SBI証券は2022年1月から他社に支払った投信移管手数料の全額キャッシュバックサービスを開始したので、他社で購入した投信も後でSBI証券にまとめることができます。
【参考】
●つみたてNISAは究極のワイン投資である
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1114.html
●つみたてNISA口座で積立投資をする意味は全くない
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1157.html
(2)特定口座では、クレジットカード決済でたわら先進国株を購入する。
→私は、SBI証券の三井住友カード、楽天証券の楽天キャッシュ・楽天カード、auカブコム証券のauPAYカードで各5万円ずつ合計20万円のたわら先進国株を積立買付しています(auPAYカード投資については、2023年8月、はじめてのNISAオールカントリーに変更しました)。
→SBI証券は2022年1月から他社に支払った投信移管手数料の全額キャッシュバックサービスを開始したので、他社で購入した投信も後でSBI証券にまとめることができます。
【参考】
●【入門講座④】証券会社は、クレカ投資と投信保有ポイントで選べ
5、その後はクレジットカードの引落し先の銀行口座に金があることだけを確認し、全てを忘れてほったらかしにすること。
趣味や楽しみを投資に求めてはなりません。なぜなら、投資は目的ではなく、人生に必要な資金を形成するための手段にすぎないからです。
何か余計なことを考えたりしたりすると、かえって高値つかみや狼狽売りになるおそれがあります。
銀行口座の残金だけを気にして、あとは何も気にせず、投資していることすらも忘れるべきです。
この方法こそ、私がたどり着いたインデックス投資で成功するための秘訣です。
騙されたと思って、まずはこのやり方を10年続けてみてください。
Stay your Course
騙されたと思って、まずはこのやり方を10年続けてみてください。
Stay your Course
インデックス投資で成功する未来は、このやり方を墨守した人だけに訪れることでしょう。
なお、もっと詳しいことが知りたい人は下記をご覧ください。
●【入門講座①】インデックス投資で成功するための5つの心構え
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/03/5.html
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/03/5.html
●【入門講座⑧】タイミング投資は有効か?
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/10/blog-post_29.html
●【入門講座⑨】指数のライセンスフィー
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/10/blog-post_31.html
●【入門講座⑩】インデックスファンドのコスト
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/11/blog-post.html
つみたてNISAのたわら先進国株式を楽天でしています。来年から毎月30万円をSBIに変えた方がいいか迷っています。
返信削除楽天 5万 一般の楽天カード0.5%還元 250ポイント
5万 楽天キャッシュ 1%還元 500ポイント
20万 現金
SBI 5万 三井住友ゴールドNL1%還元 500ポイント
25万円 現金
1か月あたりのもらえるポイントは楽天が250ポイント上回っているとして、SBIの保有ポイントはこの差を上回るでしょうか?よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
返信削除>1か月あたりのもらえるポイントは楽天が250ポイント上回っているとして、SBIの保有ポイントはこの差を上回るでしょうか?
楽天カードの還元率0.5%÷SBI証券の投信保有ポイント0.05%=10年
10年以上保有するのであればSBI証券の方が得になりますね。
SBI証券の新NISAの枠埋めを最優先し、余力があれば他社でクレカ投資をするのがよいと思っています。
こんにちは。いつも大変有意義な情報をありがとうございます。
返信削除何年も愛読し参考にさせていただいております。
来年、新NISAが始まってからについての質問です。
私の場合、新規で積み立てていけるのは、月10万円以下です。
その場合、なるべく早く非課税枠を埋めるため
現在保有している特定口座の投資信託を売却するべきと考えてよろしいでしょうか?
コメントありがとうございます。
返信削除>なるべく早く非課税枠を埋めるため現在保有している特定口座の投資信託を売却するべきと考えてよろしいでしょうか?
基本的にはそう考えていますが、含み益が多いときは買い替え時に支払う税金についても考慮した上でどうするのが得かを検討する必要がありますので、2024年が近くなったら考えてみようと思っています。