注目の投稿

【先頭固定】誰でもできる超カンタン投資術(2024.3)

本稿は、当ブログ(「 たわら男爵のインデックスファンド投資術 」)及び旧ブログ(「 40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ 」)の集大成として、何らの知識がなくても実践できる資産形成の具体的なやり方をお伝えするものです(この記事の後で カテゴリ ...

2024年12月29日日曜日

JPモルガン超長期市場予測2025

JPモルガンは、毎年12月に10~15年先のリスク・リターン予測を公表していますが、その2024年版が公表されました。

【サマリー】
https://am.jpmorgan.com/jp/ja/asset-management/per/insights/portfolio-insights/ltcma/
【期待リターン】
https://am.jpmorgan.com/content/dam/jpm-am-aem/asiapacific/jp/ja/insights/portfolio-insights/ltcma/2025/ltcma-2025-jp-matrix_jpy.pdf



我々がインデックス投資をする目的は、指数の期待リターンを得ることです。
JPモルガンは、毎年12月時点における10~15年先のリスク・リターン予測を公表してくれるため、非常に参考になります。

JPモルガンは、株式インデックスの10~15年先の期待リターン(円ベース)について、次のとおり予測しています。

世界株 5.20%(2023年予測5.20%、2022年予測5.90%、2021年予測3.30%、2020年予測3.70%、2019年予測4.80%、2018年予測4.25%)

先進国株(除く日本) 5.10%(2023年予測5.00%、2022年予測5.70%、2021年予測3.00%、2020年予測3.40%、2019年予測4.50%、2018年予測4.00%)

新興国株 5.30%(2023年予測6.20%、2022年予測7.50%、2021年予測5.20%、2020年予測5.80%、2019年予測7.50%、2018年予測6.75%)

米国大型株 4.80%(2023年予測4.40%、2022年予測5.30%、2021年予測2.40%、2020年予測2.70%、2019年予測3.90%、2018年予測3.50%)

米国小型株 5.00%(2023年予測4.60%、2022年予測5.50%、2021年予測2.70%、2020年予測3.20%、2019年予測4.80%、2018年予測4.25%)

日本大型株 7.10%(2023年予測6.70%、2022年予測7.80%、2021年予測5.00%、2020年予測5.10%、2019年予測5.50%、2018年予測5.00%)

日本小型株 7.50%(2023年予測7.20%、2022年予測7.90%、2021年予測5.40%、2020年予測5.40%、2019年予測6.00%、2018年予測5.50%)



上記は円ベースで見たときの期待リターンです。
米ドルベースで見たときの期待リターンは、

世界株 3.30%(2020年予測)→5.00%(2021年予測)→8.50%(2022年予測)→7.80%(2023年予測)→7.10%(2024年予測)

米国大型株 2.40%(2020年予測)→4.10%(2021年予測)→7.90%(2022年予測)→7.00%(2023年予測)→6.70%(2024年予測)

新興国株 5.20%(2020年予測)→6.90%(2021年予測)→10.10%(2022年予測)→8.80%(2023年予測)→7.20%(2024年予測)
https://am.jpmorgan.com/content/dam/jpm-am-aem/global/en/insights/ltcma-2025-us-matrix_usd.pdf

となります。

円ベースは、ドルベースよりも2.0%ほどリターンが悪化します。
しかし、これは円高の影響によるものですので、円資産(預貯金)をある程度保有すれば、ドル資産の目減りを補う効果が期待できることになります。
したがって、十分な無リスク資産を確保した上で投資するという今までの戦略を変更する必要はありません。


さて、我々のたわら先進国株は、円ベースの「先進国株(除く日本)」です。
その10~15年先の期待リターンは5.10%と予測されています。
私はこの期待リターンに十分に満足していますが、たわら先進国株のリターン実績を確認してみます。


2024年(途中)26955円→36819円(+36.59%
2023年 20128円→27156%(+34.92%
2022年 21770円→20498円(-5.84%
2021年 15669円→21689円(+38.41%
2020年 14174円→15679円(+10.62%
2019年 10752円→14387円(+33.80%
2018年 12651円→11173円(-11.68%
2017年 10765円→12568円(+16.74%
2016年 10104円→10597円(+4.87%


あくまでも結果論ではありますが、たわら先進国株は、我々の財産を託すに値するリターンをあげています。

たしかに、過去の実績は将来のリターンを約束しません。
しかし、我々は、今まで成績が良かった子供はきっとこれからも良い成績をとり続けてくれるに違いないという希望にすがることしかできません。

というわけで、私は、今までも、そしてこれからも、たわら先進国株に投資し続けます。


2 件のコメント:

  1. この超長期予測では、一貫して新興国株の予測が高い数値ですね。今回は円貨ベースでは日本株の方が上回っているようですが。

    男爵さんは、こちらも一貫して新興国市場に懐疑的かと思うのですが、10〜15年先の見通しとしても、懐疑的なのはお変わりないでしょうか。

    返信削除
  2. コメントありがとうございます。

    >10〜15年先の見通しとしても、懐疑的なのはお変わりないでしょうか。

    10年後15年後に新興国の現状が劇的に改善されているとは思えません。

    返信削除