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2024年12月27日金曜日

My SMT ラッセル1000米国株式、税込0.0715%で登場

全ての投資信託で最も多額の純資産額を集めている「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)よりも信託報酬が低い米国株インデックスファンドが登場します。



名称 My SMT ラッセル1000米国株式インデックス(ノーロード)

信託報酬 税込0.0715%(税抜0.065%)

【参考】
ニッセイS米国株式500 0.05775%(トータルコストでスリムS&P500に劣後)
SSGAライトS&P500 0.0748%(2024.1.11新規設定。第1期運用報告書作成前)
楽天プラスS&P500 0.077%
スリムS&P500 0.08140%(2025.1.25に楽天プラスS&P500に対抗値下げ。スリムシリーズの信託報酬は純資産額に応じて逓減するため、純資産額6兆1648億円のときの信託報酬は0.07713%
My SMT S&P500 0.0968%

販売会社 SBI証券投信残高ポイントは0.0225%の見込み)

新規設定日 2025年1月15日(SBI証券は新規設定日から取扱いをスタート)



というわけで、かつての王者であるSMTシリーズから超低コスト米国株インデックスファンドがリリースされます。

しかし、純資産額4109億円の楽天プラスの0.077%、純資産額6兆5260億円のスリムの0.07713%と比べると、新規ファンドで0.0715%は訴求力に欠けます。

今回、ラッセル1000をベンチマークにしたインデックスファンドをリリースしたのは、「My SMT」シリーズには既にS&P500ファンドが存在するからです。であるならば、「My SMT S&P500」の信託報酬を引き下げればよかった(ベンチマークもS&P500でラッセル1000とは段違いに有名であるため、こちらで勝負すべき)と思うのですが、「My SMT S&P500の純資産額は720億円あるため、信託報酬の引き下げによる売上げ減を嫌ったのでしょう。

ただ、ラッセル1000ファンドで楽天プラスやスリムから客を奪うことは難しいでしょう。新規設定ファンドで失うものは何もないわけですから、ニッセイS米国株式500と同率にし、運用力勝負をしてトータルコストでスリムに大差をつけて、かつての王者の貫禄を見せつけてほしかったところでした。

※ちなみに、「My SMT S&P500」の信託報酬を除くコストは0.131%(第2期運用報告書)。スリムS&P500の信託報酬を除くコストが0.011%であることからすると、「My SMT S&P500」が仮にニッセイと同率まで信託報酬を引き下げたとしてもスリムS&P500の対抗値下げは発動しませんでした。


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