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【先頭固定】誰でもできる超カンタン投資術(2024.3)

本稿は、当ブログ(「 たわら男爵のインデックスファンド投資術 」)及び旧ブログ(「 40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ 」)の集大成として、何らの知識がなくても実践できる資産形成の具体的なやり方をお伝えするものです(この記事の後で カテゴリ ...

2025年1月20日月曜日

たわら先進国株、先進国株ファンドでナンバーワン

みんかぶで、昨年1年間の投信・資金流出入額ランキングを見ることができます。

https://itf.minkabu.jp/ranking/best_ranking





「COIN+」(エアウォレット)に登録して3000円+コード決済の還元率15%(~2/12)
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2025/01/coin3000p15212.html


インデックスファンドを抜き出してみます。


1,スリムオルカン 2兆3550億5000万円

2,スリムS&P500 1兆9638億0100万円

6,楽天プラスS&P500 3349億5200万円

8,SBI・V・S&P500 2750億6400万円

9,iFree NEXT FANG+ 2653億1200万円

10,楽天プラスオールカントリー 2360億2100万円

13,ニッセイNASDAQ100 1776億0800万円

17,たわら先進国株 1525億0300万円

18,iFreeS&P500 1464億9800万円

19,スリム全世界株(除く日本) 1437億8900万円

20,楽天VTI 1426億6700万円

(略)

33,スリム先進国株 911億1800万円

186,ニッセイ外国株 129億1700万円



今から10年前、インデックス投資をするということは先進国株ファンドを買うことと同義でした。

しかし、2017年9月、楽天VTIと楽天VTが登場し、それまで不人気で売れないと考えられていた「米国株ファンド」と「日本を含む全世界株ファンド」という開かずの扉をバンガードのブランド効果を使ってこじ開けることに成功しました。その後、二匹目のドジョウを狙って新規設定されたスリムS&P500とスリムオルカンが対抗値下げを繰り返すことで絶大な支持を獲得し、「新NISAの定番ファンド」の地位を確固たるものにしています。


米国株ファンド」と「日本を含む全世界株ファンド」が人気を集める一方で、かつての定番ファンドだった「日本を除く先進国株ファンド」は急速に人気を失っています。

投信の人気のバロメーターは資金流入額です。先進国株ファンドの御三家といえば、ニッセイ外国株、たわら先進国株、スリム先進国株ですが、昨年1年間の資金流入額は、


たわら先進国株 1525億0300万円
スリム先進国株 911億1800万円
ニッセイ外国株 129億1700万円


であり、特にニッセイ外国株の凋落が甚だしいです。

また、たわら先進国株にスリム先進国株の1.67倍もの資金が流入しており、たわら先進国株が先進国株ファンドナンバーワンの座を着実に固めつつあることが分かります。


しかし、朝日新聞が対面大手5社(野村、SMBC日興、大和、みずほ、三菱モルガンスタンレー)、ネット大手5社(SBI、楽天、マネックス、auカブコム、松井)に昨年1月から11月までの販売状況の聞き取り調査をしたところ、たわら先進国株はベスト10入りを逃したのに対し、スリム先進国株は第9位にランクインしています。

https://www.asahi.com/articles/AST1B4630T1BULFA02SM.html?utm_source=newsshowcase&utm_medium=discover&utm_campaign=CCwQ6ob5z9XB8rTwARjUz8nml6PctpEBKioIMBC2mLmKzvXypZ0BGMn6pb2d6K-RgAEqEAgAKgcICjC7mJULMPT3qgM&utm_content=related


朝日新聞の聞き取り調査によると、スリム先進国株の大手10社における買付金額は962億円です。この金額は昨年1月から11月までの買付額(資金流出額を考慮しないもの)であり、昨年1年間の資金純流入額(資金流入額-資金流出額。大手10社を含む全ての販売チャンネルの合計額)が911億円であることからすると、スリム先進国株の販売チャンネルは大手10社に集中していることが分かります。

これに対し、たわら先進国株の昨年1年間の資金純流入額は1525億円であるのに、朝日新聞の聞き取り調査の第10位(855億円)にもランクインしなかったということは、たわら先進国株は大手10社ではないところで売れているということを意味します。

要するに、たわらノーロードシリーズは、全国各地の地銀、労金、信金、信組に販売網を広げて着実に販売実績を積み上げており、全国津々浦々にあまねく超低コストの恩恵をもたらしたという素晴らしい実践を行っていることが分かります。

そして、たわらノーロードシリーズの旗艦ファンドであるたわら先進国株は、「自主的な値下げは絶対にしないし、対抗値下げする場合でも同率にとどめる」というスリムシリーズが採用するコバンザメ作戦ではなく、単独最安値を何度も自主的に取りに行き、インデックスファンドの低コスト化に多大な貢献をしています。

たわら先進国株の1525億円という実績は、このような地道な努力が結実したものといえ、喜ばしい限りです。


4 件のコメント:

  1. たわら先進国は、過去に改善を放置した(コスト競争を放棄した)期間があり、たわら男爵もそれでスリム先進国に乗り換えた(見限った)という経緯があるという認識ですが、その過去の汚点をまた繰り返す危険性は無さそうでしょうか?

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  2. コメントありがとうございます。

    >過去の汚点をまた繰り返す危険性は無さそうでしょうか?

    たわら先進国株は、現状でも投信残高ポイントを考慮すれば最安です。

    税抜0.09889%-0.05%(投信残高ポイント)=0.04889%

    ちなみに、先進国株ファンドの最安はSSGAライトグロ株の税込0.0748%ですが、SBI証券が取り扱えば投信残高ポイントは販売会社報酬と同率の0.025%となり、実質0.0498%となります。

    したがって、たわら先進国株の信託報酬がここまで下がれば、コスト競争はもうそれほど関係はないと思っています。

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  3. いつも楽しく拝読しています。

    一時期はこの世の春を謳歌していたニッセイなしなしシリーズがここまで落ちぶれてしまった理由について男爵様はどのように分析されますか?
    また、(マイナスではないにしろ)新規流入が少なくなったことが今後のファンド運営にどのような影響を見せるとお考えでしょうか。

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  4. コメントありがとうございます。

    >ニッセイなしなしシリーズがここまで落ちぶれてしまった理由について男爵様はどのように分析されますか?

    米国株と全世界株に乗り遅れたことが痛かったと思います。
    先進国株の人気が凋落したことで、ニッセイ外国株に頼っていたなしなしシリーズのブランド価値も下落してしまったのでしょうね。

    たわらノーロードは企業DCのマザーファンドを一般開放しているだけですので売れなくても運用会社に悲壮感はなく、販売会社報酬を高めに維持できたことで、全国津々浦々にまで販売チャンネルを広げることができ、そこからの資金流入に助けられている状況なのでしょう。

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