こちらです。
●2024年の投資信託、「オルカン」に2兆円超の資金流入
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL161D70W5A110C2000000/
●「COIN+」(エアウォレット)に登録して3000円+コード決済の還元率15%(~2/12)
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2025/01/coin3000p15212.html
上記記事によれば、国内公募追加型株式投資信託への2024年の資金流出入額は15兆3400億円(QUICK研究所推定)で、これは2023年の6兆5504億円(確定)の2.3倍であり、データがある1965年以降で最高額だったとういことです。
2024年に前年比2.3倍かつ過去最高額の資金が流入した理由は、生涯投資枠1800万円の新NISAがスタートしたからです。
金融庁ウェブサイトは、旧NISAを「2023年までのNISA」と呼称しています。「2023年までのNISA」には、
①2014年にスタートした一般NISA(非課税投資額は年100万円だったが、2016年に年120万円に増額、2018年以降はつみたてNISAとの選択制)
②2016年にスタートしたジュニアNISA(非課税投資額は年80万円)
③2018年にスタートしたつみたてNISA(非課税投資枠は年40万円、一般NISAとの選択制)
があります。
上記記事に掲載されている毎年の資金流出入額の棒グラフから、それぞれの旧NISAのスタート年と前年の資金流入額を抜き出して比べてみます。
●一般NISA
2014年 5.1兆円(2013年は3.1兆円、前年比1.65倍)
●ジュニアNISA、一般NISAの年間非課税投資額が100万円から120万円に増額
2016年 1.5兆円(2015年は8.4兆円、前年比0.18倍)
●つみたてNISA
2018年 3.9兆円(2017年は2.7兆円、前年比1.44倍)
●新NISA
2024年 15.3兆円(2023年は6.5兆円、前年比2.35倍)
このように各NISAの導入年と前年の資金流入額を比較すると、今回の新NISAは大成功していることが分かります。
また、上記記事には、「2024年 年間資金流出入額ランキング」(QUICK研究所推定)も掲載されています。掲載されている10ベストファンドのうち、インデックスファンドは、
1,スリムオルカン 2兆3550億円
2,スリムS&P500 1兆9638億円
6,楽天プラスS&P500 3349億円
8,SBI・V・S&P500 2750億円
9,iFree NEXT FANG+ 2653億円
10,楽天プラスオールカントリー 2360億円
です。
スリムオルカンとスリムS&P500がトップ2ファンドであるのは当然としても、楽天プラスシリーズの2ファンドが想定をはるかに超える健闘をし、スリムオルカンとスリムS&P500の有力なライバルに成長したことには驚きました。
今年も昨年の勢いが続くかどうかは、ひとえに米国株式市場の行方にかかっています。
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