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【先頭固定】誰でもできる超カンタン投資術(2024.3)

本稿は、当ブログ(「 たわら男爵のインデックスファンド投資術 」)及び旧ブログ(「 40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ 」)の集大成として、何らの知識がなくても実践できる資産形成の具体的なやり方をお伝えするものです(この記事の後で カテゴリ ...

2024年1月1日月曜日

新NISAがスタート、新しい日本の夜明けぜよ

新年あけましておめでとうございます。

今年は、新NISAがスタートする記念すべき年です。



人生は様々な選択の連続です。人は、目の前の複数の選択肢の中から一つを選び続け、人生を形作っていきます。

しかし、選択をするにあたってお金がないことを理由に妥協しなければならないことほど残念で悔しいことはありません。


とはいえ、仕事で得られた給与や報酬だけで十分なお金を獲得できるのは、極一部の限られた人だけです。

私も、現役時代かなりのお金を稼ぎましたが、それだけでは今の生活水準を維持することはできなかったでしょう。欲しいものがあれば躊躇なく買う生活ができているのは、稼いだお金でVTとたわら先進国株を買って資産形成に成功したからであり、使うお金よりも増えるお金のほうが圧倒的に多いためです。


多くの日本人は、これまで株式投資をギャンブル同然の怖いものであると考え、余剰資金はひたすら銀行預金にしてきました。

誰でも簡単に時価総額比のインデックスファンドを積立買付できるようになり、銀行預金一択だった選択肢にインデックスファンドを積立投資するという選択肢が新たに登場したのは2008年ころのことです。

2013年12月にニッセイ外国株、2015年12月にたわら先進国株、2017年2月にスリム先進国株が新規設定され、インデックスファンドの低コスト化が加速し、ついに信託報酬は0.1%を下回る水準まで下がりました。


インデックスファンドの低コスト化が加速したのは、2018年にスタートした「つみたてNISA」が大きく影響しています。

つみたてNISAでは、毎年1月1日になると新たに40万円の非課税投資枠(非課税運用期間は20年間)が発生し、その年の12月31日までに使い切らなかった残枠は永遠に消滅します。つみたてNISA口座で投信を買ってもらうことができれば、非課税期間が終了する20年間の継続保有が約束されるため、運用会社各社は魅力的なインデックスファンドを次々と投入しました。


つみたてNISAによってインデックスファンドの積立投資による資産形成という手法が世間に浸透し、数百億円規模だったインデックスファンドの純資産額が数千億円規模になりました。

たわら先進国株が新規設定された2015年当時、インデックスファンドの純資産額が1000億円を超えることはないだろうと思われていましたが、今では純資産額が1000億円を超えても誰も驚きません。凄い時代になったものです。


そして、本日、生涯投資枠1800万円の新NISAがスタートしました。新NISA口座では、米国ETFを買うのとほぼ同じコストでインデックスファンドを買うことができ、その利益は全て非課税になるというわけですから、まさに夢のようです。


全ての日本人は、今、人生が大きく変わるかどうかの分水嶺に立っている。私はそのように考えます。






2024年、新しい日本の夜明けぜよ






9 件のコメント:

  1. 新年明けましておめでとうございます。旧年中は有益な記事を沢山上げていただきありがとうございました。いつも参考にしています。
    新NISAいよいよ始まりましたね。特に今20-30代の方は時間を味方につける事が出来るので良いですね。

    男爵様に質問したいのですが、先進国株式メイン+少しだけ日本株式に投資したい場合、TOPIXに連動する国内株式投信を買って、1〜数年に一度ノーセルリバランスでリスク資産内の比率を調整するのが良いでしょうか?

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  2. コメントありがとうございます。

    >特に今20-30代の方は時間を味方につける事が出来るので良いですね。

    良い時代になりましたよね。

    >先進国株式メイン+少しだけ日本株式に投資したい場合、TOPIXに連動する国内株式投信を買って、1〜数年に一度ノーセルリバランスでリスク資産内の比率を調整するのが良いでしょうか?

    配分比とリバランスする日を事前に決めて、1年に1回、必ずその日にリバランスを実行すべきです。
    ノーセルでリバランスできればそれでもよいのですが、できない規模であれば売却を伴うリバランスをしなければなりません。

    逆に言えば、今上がっている方の投信を躊躇なく売却できる心の強さがない限り、やらないほうがよいと思います。

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    1. ご回答いただきありがとうございます。
      心の強さが無い場合、リバランスせずにひたすら積み上げるのも一つの道という事ですね?
      リバランスに拘り過ぎず、無リスク資産の割合でバランスをとる等考えてみます。

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  3. 数年前からiDeCoで「eMAXIS Slim先進国株式」を購入しています。
    「eMAXIS Slim全世界株式」の信託報酬が下がったことを最近知り、これだけ差があるなら新興国が入っても全世界の方が良いと思い始めました。

    全世界で積み立てることにした場合、信託報酬はずっと掛かり続けることから、いっそのことスイッチング(先進国を全て売って全世界を買う)してしまった方がいいのか?とまで思ったのですが、この状況でのスイッチングは一般的に悪手でしょうか?
    (iDeCoの積み立てが終わる60歳まであと20年ほどあります)

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  4. コメントありがとうございます。

    >心の強さが無い場合、リバランスせずにひたすら積み上げるのも一つの道という事ですね?

    リバランスできないのであれば、複数の投信を買ってはいけないという意味です。

    >この状況でのスイッチングは一般的に悪手でしょうか?

    熟慮の結果、購入する投信を変更するという結論に至ったのであれば、これまで買った投信は全売却して買い換えたほうがよいと思います。

    ただ、私は、iDeCo口座ではスリム先進国株を買い続けます。

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  5. > 熟慮の結果、購入する投信を変更するという結論に至ったのであれば、これまで買った投信は全売却して買い換えたほうがよいと思います。

    なるほど、早速のご回答ありがとうございます。
    この結論は、利益に税金がかかる特定口座であっても同じになりますでしょうか。

    また、男爵様はiDeCoではスリム先進国株を買い続けるとのことですが、信託報酬に差があっても新興国を入れない方が良いというご判断ということでしょうか。

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  6. コメントありがとうございます。

    >この結論は、利益に税金がかかる特定口座であっても同じになりますでしょうか。

    自分の中で要らない投信になってしまったわけですから、私ならば売却します。

    >男爵様はiDeCoではスリム先進国株を買い続けるとのことですが、信託報酬に差があっても新興国を入れない方が良いというご判断ということでしょうか。

    スリム先進国株は、早晩、楽天先進国株に対抗値下げするでしょうし、この程度の信託報酬差では新興国株を混ぜたいとは思えません。

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  7. 新NISAスタートの元旦に山崎元さん御逝去との報。
    残念すぎますね。
    まだまだ日本人への啓蒙を続けてほしかったです。

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  8. コメントありがとうございます。

    >まだまだ日本人への啓蒙を続けてほしかったです

    同感です。
    残念でなりません。

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