私には2人の子供がいます。
毎年子供に一定金額を贈与して、マネックス証券の子供名義の口座でインデックスファンドを買うことにしています。
その年の贈与金額を幾らにするかは、その年の1月1日に心機一転した新たな気持ちで熟考して決めることにしていますが、偶然これまでの全ての年の贈与金額が110万円になっています。
私が2023年12月までに子供に贈与した金額は1100万円になります。
インデックスファンドを買うようになったのは2016年にスタートしたジュニアNISA(2023年12月で制度終了)をやるためにマネックス証券で未成年口座とジュニアNISA口座を開設してからであり、それまでの110万円×2年分(2014年と2015年の各贈与分)は銀行口座に置いたままでした(2019年にこの事実を思い出し、銀行口座から出金してマネックス証券の特定口座でたわら先進国株を一括購入しています)。
この1100万円ですが、今、こうなっています。
●特定口座
●ジュニアNISA口座
2024年の贈与額は、2024年1月1日に熟考した結果、110万円ずつに決定しましたが、マネックス証券が年末から長期メンテナンスに突入して先ほどまでログインできなかったので、お金の移動はこれからやります。
2023年12月31日までの運用額(特定口座+ジュニアNISA口座)は2083万9216円。投資元金は1100万円(2023年までの贈与金額)ですので、1.89倍に増えたことになります。
※2022年12月31日までの運用額は1463万4032円、投資元金は990万円(2022年までの贈与金額)でしたので、直近1年間では620万円も増加したことになります(ただし、620万円には2023年1月1日に贈与した110万円が含まれています)。
※現時点の時価額が2083万9216円(+2024年に贈与する予定の110万円)ということは、いわゆる老後2000万円問題は既にクリアしていることになります。まさに生まれながらの天下であり、このお金を大切に育てることができれば安心した人生を送ることができることでしょう。
「名将言行録 第5巻」230頁(岡谷繁実、帝国青年教育会、1911年出版)
また、ジュニアNISA口座の投資元金は400万円(80万円×5年分、2021年分以降はロールオーバーしたもの)です。
それが931万6475円に増えたということは、含み益は531万6475円。つまり、ジュニアNISAをすることで、531万6475円×20.315%=108万0041円の税金の支払いを免れたことになります。
ジュニアNISAの非課税投資枠がロールオーバーで埋まってしまう前(2020年分まで)は、
1,ジュニアNISA口座では年初一括投資(投資額80万円)
2,特定口座(源泉徴収あり)ではゴトウビ積立て(投資額30万円)
をしていました。
※私がしていたゴトウビ積立ては、次のとおりです。
5日 4100円
10日 4100円
15日 4500円
20日 4100円
25日 4100円
30日 4100円
(1か月2万5000円×12か月=30万円)
しかし、ジュニアNISAの2021年分は2016年分のロールオーバーをするため、ジュニアNISA口座では新規投資をすることができません。
そこで、2021年分以降の贈与金額110万円は、特定口座でたわら先進国株の年初一括投資をして使い切りました。
そして、今年もまた、たわら先進国株の年初一括投資をする予定です。
その理由については、2021年1月3日付けの記事で記載したとおりですので、該当部分を貼り付けます。
インデックス投資の必勝法は「入金力」(より早期に、より多額のお金を投入してインデックスファンドを購入すること)です。
一括投資と積立投資とを比較したとき、どちらがより儲かるかと言えば、明らかに一括投資のほうです。
なぜなら、一括投資のほうがより早期に、より多額のお金をリスク市場に投入することで、より大きなリスクをとることから、より大きなリターンが期待できるからです。
しかし、それでもなお均等額積立投資が推奨されるのは、一括投資をした後に暴落相場が到来して多額の含み損が発生すると、ほとんどの人が投資を続ける気力を失い、損切りを言い訳に、実際はパニック売りをしてリスク市場から退場してしまうリスクが発生するからです。
暴落相場で投資を続ける気力を保つための特効薬には、2種類のものがあります。
特効薬その1は、ボーナスタイムの到来だと思うことです。
暴落時に均等額積立投資を継続すれば、同じ金額でより多くの口数を購入することができます。そのため、相場が回復したとき、より多くの口数が、より多くの含み益となって報いてくれます。
特効薬その2は、含み益の存在です。
含み益が多ければ多いほど、暴落によって含み損になりにくくなります。暴落によって精神的ダメージを受ける最大の原因は、含み損が日々増え続け、その終わりが見えないことです(含み益が減ったとしても大した精神的ダメージは受けません。なぜなら、含み益が残っている段階ではまだ元本を割っていないからです)。
私が子供名義の証券口座で投資をしている理由は、子供が成人して証券口座を子供に引き渡した時点で莫大な含み益が発生している状態を見せ、インデックス投資のパワーを実感させる点にあります。
子供が成人するまでの間は、子供名義の証券口座では毎年の贈与金額で買い増しするだけで売却することはありませんから、積立設定は解除し、その年に贈与したお金の全額でたわら先進国株を買ってしまうことにしました。
また、ジュニアNISA口座の投資元金は400万円(80万円×5年分、2021年分以降はロールオーバーしたもの)です。
それが931万6475円に増えたということは、含み益は531万6475円。つまり、ジュニアNISAをすることで、531万6475円×20.315%=108万0041円の税金の支払いを免れたことになります。
ジュニアNISAの非課税投資枠がロールオーバーで埋まってしまう前(2020年分まで)は、
1,ジュニアNISA口座では年初一括投資(投資額80万円)
2,特定口座(源泉徴収あり)ではゴトウビ積立て(投資額30万円)
をしていました。
※私がしていたゴトウビ積立ては、次のとおりです。
5日 4100円
10日 4100円
15日 4500円
20日 4100円
25日 4100円
30日 4100円
(1か月2万5000円×12か月=30万円)
しかし、ジュニアNISAの2021年分は2016年分のロールオーバーをするため、ジュニアNISA口座では新規投資をすることができません。
そこで、2021年分以降の贈与金額110万円は、特定口座でたわら先進国株の年初一括投資をして使い切りました。
そして、今年もまた、たわら先進国株の年初一括投資をする予定です。
その理由については、2021年1月3日付けの記事で記載したとおりですので、該当部分を貼り付けます。
インデックス投資の必勝法は「入金力」(より早期に、より多額のお金を投入してインデックスファンドを購入すること)です。
一括投資と積立投資とを比較したとき、どちらがより儲かるかと言えば、明らかに一括投資のほうです。
なぜなら、一括投資のほうがより早期に、より多額のお金をリスク市場に投入することで、より大きなリスクをとることから、より大きなリターンが期待できるからです。
しかし、それでもなお均等額積立投資が推奨されるのは、一括投資をした後に暴落相場が到来して多額の含み損が発生すると、ほとんどの人が投資を続ける気力を失い、損切りを言い訳に、実際はパニック売りをしてリスク市場から退場してしまうリスクが発生するからです。
暴落相場で投資を続ける気力を保つための特効薬には、2種類のものがあります。
特効薬その1は、ボーナスタイムの到来だと思うことです。
暴落時に均等額積立投資を継続すれば、同じ金額でより多くの口数を購入することができます。そのため、相場が回復したとき、より多くの口数が、より多くの含み益となって報いてくれます。
特効薬その2は、含み益の存在です。
含み益が多ければ多いほど、暴落によって含み損になりにくくなります。暴落によって精神的ダメージを受ける最大の原因は、含み損が日々増え続け、その終わりが見えないことです(含み益が減ったとしても大した精神的ダメージは受けません。なぜなら、含み益が残っている段階ではまだ元本を割っていないからです)。
私が子供名義の証券口座で投資をしている理由は、子供が成人して証券口座を子供に引き渡した時点で莫大な含み益が発生している状態を見せ、インデックス投資のパワーを実感させる点にあります。
子供が成人するまでの間は、子供名義の証券口座では毎年の贈与金額で買い増しするだけで売却することはありませんから、積立設定は解除し、その年に贈与したお金の全額でたわら先進国株を買ってしまうことにしました。
ところで、特定口座に110万円ぶちこむと、右肩上がりの相場では勝ちますが、年の途中で暴落すると悲しい思いをすることになります。
しかし、暴落が2025年まで続いていれば、特定口座に2025年1月1日に決めた贈与金額をぶちこむことでボーナスタイムの安値買いに参加できますし、コロナショックのように暴落がすぐに終わってしまったとしても、儲け損なうだけで損をするわけではありません。
というわけで、今年も行きます。
特定口座110万円ぶちこみ太郎に俺はなる!!
いつも役立つ記事をありがとうございます。ジュニアNISA非課税期間後の継続管理勘定について質問させてください。
返信削除子が成人となり継続管理勘定の終了を迎えた場合、保有資産は新NISAではなく特定口座に移管されると理解しています。
その移管時に含み益があった場合、移管直後の資産は非課税期間当時の取得額が基準額となって移管される(=移管前に売却しないと非課税メリットが失われる)のでしょうか。
それとも移管時の時価が取得額とみなされ、これまでの非課税メリットぶんは受け継ぎ、移管後以降に発生した利益分だけが課税対象となるのでしょうか。
コメントありがとうございます。
返信削除>移管時の時価が取得額とみなされ、これまでの非課税メリットぶんは受け継ぎ、移管後以降に発生した利益分だけが課税対象となるのでしょうか。
こちらになります。
>移管前に売却しないと非課税メリットが失われるのでしょうか。
そのようなことはありません。
ただし、特定口座でも同じ投信を保有しているときは、
1,移管前に売却すれば一切の課税はされない。
2,移管後は特定口座で保有していた投信と混ざってしまうので、移管後に売却すると混ざった分の値上がり益×20.315%が課税されてしまう。
ということにはなります。
早速の丁寧なご回答ありがとうございます。理解できました。
削除追加で解説していただいた2.の観点が私は抜けており、移管したら単に口数が増えるだけ、とのみ誤解しておりました。
都合の良い話ではありますが、やはり特定口座ではなく新NISAに移管できるように、将来の制度改革を期待したいところです。
コメントありがとうございます。
返信削除>特定口座ではなく新NISAに移管できるように、将来の制度改革を期待したいところです。
一般NISAがダメでしたので、ジュニアNISAも期待できないと思っています。
元々の建付けでは、ジュニアNISA終了時点の全てのリスク資産全額を成人直後の1本目の一般NISAにロールオーバーできるということでしたので、私としては非常に残念です。
いつも楽しくブログを拝見させていただいております。
返信削除ジュニアnisa終了に伴い、今年から万期を迎える私名義の旧NISA(一般NISA) の株式を子供へ贈与したいと考えています。
プロセスとして非課税期間満了し課税口座へ移管後、110万円分を子供へ名義移管で良いのでしょうか?
男爵様のお考えになる最善の方法をご教示いただけますと幸いです。
コメントありがとうございます。
返信削除>非課税期間満了し課税口座へ移管後、110万円分を子供へ名義移管で良いのでしょうか?
同じ銘柄を特定口座でも保有していなければどちらでも構いません。
しかし、同じ銘柄を特定口座でも保有している場合は、自動移管後に売却すると特定口座の含み損益と混ざった状態で売却することになるため、自動移管前にNISA口座内で売却したほうがよいと思います。