日経新聞電子版に 「資産運用「オルカン一択」で大丈夫か」という会員限定記事が出ています。
これは「日経テレコン21」(楽天証券の口座保有者であれば誰でも無料で日経新聞の記事が閲覧可能なサービス)では読めませんでした。
上記記事は、オルカン(「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」)の運用会社である三菱UFJアセットマネジメントの代田秀雄・元常務取締役へのインタビューをまとめたものです。
詳細は上記記事をご覧いただくとして(無料会員登録をすると、毎月数記事を無料で読むことができます)、代田さんが言っていることは当ブログがずっとお伝えしていることと同じです。
・保有資産の置き場所を安全資産とリスク資産に分けて、当面使うお金は相場変動にさらさないことが重要。特に保有資産を取り崩して生活している人は、預貯金などの安全資産を多めに保有すべき。
・リスク資産はオルカンだけでよい。
・バイアンドホールド(買ったら絶対に売らない)が極めて重要。
・預金感覚でオルカンを買うと、相場急落時に気持ちが続かず売却する羽目になりかねない。
・相場暴落時にはオルカンの評価額は半減し、暴落前の評価額に戻るまで5~6年かかる。そのような状況でも投資を継続できる余裕が自分にあるかどうかを考えて、保有資産のうち投資に回すお金をいくらにするかを決めるべき。
・オルカンの6割が米国株であり米国株への依存度が高すぎると思う人は、オルカン投資に向いていない。オルカンを買うからには、自分で余計な投資判断をせず、市場全体の成長をそのまま素直に受け入れるべき。
代田さんは運用会社側の人間ですから、みんながオルカンだけを買っては困ります。そのため、「株式投資は、応援したい企業に投資する楽しみもある。そうした楽しみや知的好奇心を満たすといった側面は、運用資産の一部で満たせばいいだろう。」というリップサービスを忘れません。
しかし、私は、楽しみや知的好奇心を投資で満たそうという考えは致命的な間違いであると考えています。
なぜなら、投資は目的ではなく資産形成のための手段に過ぎないと割り切らないと、いついかなる時でもインデックスファンドをバイアンドホールドするという根幹が揺らぐからです。
投資の世界は弱肉強食のジャングルであり、我々が生き延びることができているのは、なにも我々に優れた能力があるからではなく、ひとえにインデックスファンドという圧倒的強者の庇護下にあるからです。圧倒的弱者である我々がわき目を振ったりより道をしたりすれば、すぐさま捕食されて累々たるしかばねの仲間入りをすることになります。
つまり、「資産運用「オルカン一択」で大丈夫か」という問いに対しては、「資産運用はオルカン一択にしなければ大丈夫ではなくなる」、すなわち「資産運用をすると決めたからには何があろうとわき目を振らずオルカンだけを買い続けろ」という回答が唯一の正解になります。
※なお、私は、新興国で資本主義が適切に機能していると確信できないので、オルカンから新興国株を除いた「たわらノーロード先進国株式」に集中投資しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿