たわらノーロードシリーズは、2023年3月24日、
●「たわらノーロード」一部ファンドの信託報酬率を 業界最低水準に引き下げ
http://www.am-one.co.jp/pdf/news/305/230324_AMOne_newsrelease.pdf
というリリースを公表しました。
上記リリースには、
岸田首相が発表した「資産所得倍増プラン」等を受け、2024年以降、NISA(少額投資非課税制度)の 抜本的拡充・恒久化が予定されているなど、「貯蓄から投資へ」の具体的な政策支援に対する期待が高まっています。AM-Oneでは、投資家の皆さまの資産形成への更なる貢献を目指し、「たわらノーロード」シリー ズのインデックス型およびバランス型の計8ファンドを対象に、信託報酬率の引き下げを決定しました。
との記載がありますので、2024年からスタートする新NISAの生涯投資枠1800万円を取ろうと考えて、シリーズ全体での単独最安値の更新に踏み切ったものと思われます。
下記のとおり、主要6ファンドでスリムシリーズの信託報酬を下回り、3月30日に新規設定されるS&P500ファンドを除いて単独最安値を更新しています(引き下げの実施日は4月7日)。
1,先進国株
たわら 0.09889%
スリム 0.1023%
2,新興国株
たわら 0.1859%
スリム 0.1870%
3,日経225
たわら 0.143%
スリム 0.154%
※現状の単独最安値は、PayPay投信の0.143%。
4,全世界株
たわら 0.1133%
スリム 0.1144%
5,S&P500
たわら 0.09372%(2023年3月30日新規設定)
スリム 0.09372%(2023年4月25日引き下げ)
※現状の単独最安値は、PayPay投信の0.0915%。
6,バランスファンド(8資産均等型)
たわら 0.143%
スリム 0.154%
たわら先進国株は、2015年12月、信託報酬0.225%(税抜)で登場しました。当時の最安はニッセイ外国株の0.24%(税抜)でしたので、単独最安値で新規設定されたことになります。
先進国の株式に時価総額比で投資する超低コストインデックスファンドの代表格はニッセイ外国株、スリム先進国株、たわら先進国株の3ファンドですが、ニッセイ外国株とたわら先進国株が単独最安値を更新するのに対し、スリム先進国株は他社が単独最安値を更新すると同率に対抗値下げする(=自ら単独最安値を更新するつもりはない)という大きな違いがあります。
ただ、たわらノーロードの本気はこれだけではありません。
リリースには、信託報酬の内訳(運用会社報酬、販売会社報酬、信託銀行報酬)が明記されています。それを見ると、販売会社報酬は基本的には維持し、運用会社報酬(「委託会社報酬」と記載されている部分)を削って信託報酬を引き下げているということが分かります。
これが何を意味するかというと、ニッセイやスリムよりもたわらを売った方が儲かるので販売会社がやる気になって販促活動をする効果があるほか、SBI証券の利用者にとっては、販売会社報酬0.05%が維持されることで投信保有ポイント0.05%も維持されるという絶大なコスト削減効果があることになります。
たわら先進国株の信託報酬は0.09889%ですが、投信保有ポイント0.05%が付与されるため、実質的には0.04889%となります。
【投信保有ポイントを考慮した信託報酬】
0.04889% たわら先進国株
0.06305% スリム先進国株
0.0641% ニッセイ外国株
このように、投信保有ポイントを考慮すると、たわら先進国株の信託報酬は、ニッセイ外国株の76%、スリム先進国株の77%という驚くべき安さになります。
素晴らしいですね。
素晴らしいお知らせです。たわら以外を選ぶ理由がますますなくなりましたね。
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除たわらが飛躍するときが来たのかもしれません。
Twitterを閲覧していると1つの商品や運用会社や証券会社に集中するのは危険なので分散させるべきというのを見たのですがたわら男爵さんの意見を聞かせて欲しいです。
返信削除私はSBI証券でたわらノーロード先進国株式に集中投資していますがこれを楽天証券でslim先進国株式、マネックス証券でニッセイ外国株式みたいに分けた方がいいのでしょうか?
ここまで分けなくてもSBI証券でたわらノーロード先進国株式、slim先進国株式、ニッセイ外国株式に分散させて方がいいのか?
コメントありがとうございます。
返信削除>1つの商品や運用会社や証券会社に集中するのは危険なので分散させるべき
少し考えて記事にしてみます。