「マネックス・アクティビスト・ファンド」が3周年、果たしてその実力は？

「マネックス・アクティビスト・ファンド」は、マネックス証券が社運を賭けて2020年6月25日に新規設定したアクティブファンドです。

【参考】

●マネックス証券の生き残りの秘策は、自社で作った高報酬ファンドを顧客に売りつけることだった
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1793.html

早いものであれから3年が経過しました。

マネックス証券は3周年を記念して、

●日本もカラダも元気に！MAF3周年記念キャンペーン
https://info.monex.co.jp/news/2023/20230623_04.html


を開催中です。

ところで、アクティブファンドがインデックスファンドに勝ち続けることは難しいと言われています。

しかし、マネックス証券が社運を賭けて新規設定した「マネックス・アクティビスト・ファンド」であれば、市場平均をはるかに上回る圧倒的なリターンをあげ続けることができるのではないか。

「マネックス・アクティビスト・ファンド」に投資した人はそのような期待をしているわけですが、果たして報われたのでしょうか？

成績発表です。

●マネックス・アクティビスト・ファンド

1か月　－0.29％

3か月　3.10％

6か月　4.72％

1年　4.81％

2年　4.57％

●eMAXIS Slim国内株式（TOPIX）

1か月　3.60％

3か月　8.19％

6か月　8.80％

1年　14.29％

2年　7.81％

●eMAXIS Slim国内株式（日経平均）

1か月　7.06％

3か月　13.59％

6か月　11.68％

1年　15.59％

2年　11.13％

●eMAXIS Slim米国株式（S＆P500）

1か月　6.13％

3か月　8.65％

6か月　7.71％

1年　11.82％

2年　14.31％

●eMAXIS Slim先進国株式

1か月　4.66％

3か月　6.98％

6か月　7.87％

1年　11.43％

2年　25.77％

●eMAXIS Slim全世界株式（オール・カントリー）

1か月　4.61％

3か月　6.71％

6か月　7.42％

1年　10.43％

2年　10.03％

「マネックス・アクティビスト・ファンド」は、市場平均に負け続けているという残念な結果になりました。

過去のリターンは将来のリターンを約束しません。

しかし、高校受験は中学校で優秀な成績を修めた子供は高校でも優秀な成績を修めることを期待して実施するものですし、大学受験は高校で優秀な成績を修めた子供は大学でも優秀な成績を修めることを期待して実施するものです。

過去のリターンを見る限り、「マネックス・アクティビスト・ファンド」を買いたいという気持ちにはなれず、先進国の株式に時価総額比で投資する超低コストファンドを買っておけばよいという気持ちになりますね。