同分野で最大規模(純資産額1兆2667億円)の「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の信託報酬は0.1133%です。実に50%オフのバーゲンセールということもあり、注目を集めています。
※信託報酬が同じトレーサーズオールカントリーは、指数のライセンス料と法定書類の作成費用を顧客負担にしていますが、はじめてのNISAオールカントリーは運用会社負担にしていますので、はじめてのNISAオールカントリーのほうが低コストです。
※よろしければ、次の記事もご覧ください。
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/07/amazoni7.html
しかし、残念ながら、7月10日の新規設定日時点において、販売会社は野村證券だけです。
しかも、野村證券の公式サイトを見ると、備考欄に
との表記があります(オールカントリーに限らず、「はじめてのNISA」シリーズ全てに上記記載がありました)。
とはいえ、野村證券が低コストファンドを「つみたてNISA専用」にするというのは普通のことです。
野村つみたて外国株投信(野村アセットマネジメントが最初に作った超低コストインデックスファンド)も野村證券では「つみたてNISA専用」でしたが、SBI証券が真っ先に取扱いをスタートし、今では、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券でも購入することができます。
というわけで、野村證券以外での取扱いを期待したいところです。
私は、SBI証券をメインの証券口座にしていますが、楽天証券とauカブコム証券でもクレジットカード決済による投信積立サービスを利用して月額5万円の積立投資をしています。
この3社がはじめてのNISAオールカントリーを取り扱ってくれるのであれば、同ファンドを応援する趣旨で、クレジットカード決済による投信積立サービスで購入する投信をはじめてのNISAオールカントリーに切り替えようと考えています。
なお、auカブコム証券に電話したところ、「お客様のニーズが高いファンドはぜひ取り扱っていきたいので担当部署に伝えておきます」と言われました。非常に積極的で驚きました。
カブコム証券にリクエストする人が多ければ、動いてくれそうです。
オルカンは野村のオルカンを追従するのでしょうか?男爵さんはどう読みますか?
返信削除男爵様はリタイヤされているとのことですが、生活に必要なキャッシュフローは投信の切り崩しで得ておられるのでしょうか。それとも別途不動産やなにかしら分配金が出るような資産でカバーされているのでしょうか。その辺りも含めてポートフォリオ構築と維持管理方針についても記事にしていただけないでしょうか。
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除>オルカンは野村のオルカンを追従するのでしょうか?
トレーサーズオールカントリーが出た後に大見得を切ってしまったので(「第1期運用報告書のトータルコストで負けていたら対抗値下げをする」)、はじめてのNISAオールカントリーにも対抗値下げせざるを得ないと思っています。
ただ、他社が取り扱わず、野村證券専売品になってしまうとそれを口実にして対抗値下げをしないかもしれません。
>生活に必要なキャッシュフローは投信の切り崩しで得ておられるのでしょうか。
リタイア時に確保していた無リスク資産です。
クレカ投資も無リスク資産を取り崩しています。
オルカンの資金流入額がすごいですね。
返信削除オルカンとSP500のラインナップを持たない投信会社はシンNISAでは負け組確定の様相。
三菱UFJ国際投信のYOUTUBEを観ると、社員ですらほとんどオルカンとスリム米国株しか買っていない。
先進国株、新興国、日本株なんて誰も買ってない。
注目はやはりニッセイ。
まさか、オルカンも米国株もリリースせずに来年を迎えようとしているのか?
だとしたら無能としか言いようがないが果たして?
ニッセイオルカン0.5%で新発売、スリムオルカンが即追随。
これしか無いでしょう。
はじめてのNISAオールカントリー、SBI証券はじめ各ネット証券で取り扱われ、純資産が数兆円より上の単位まで積み上がり、Win-Winになることを期待します。
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除>ニッセイオルカン0.5%で新発売、スリムオルカンが即追随。
上原常務が辞めてしまったので、社内でリスクを取ってMSCIジャパン指数のマザーファンドを作れる人がいるのかという問題があります。
きっと上からは「苦労して作ったとして野村やスリムに勝てるのか?」と聞かれると思うんですよね。
>SBI証券はじめ各ネット証券で取り扱われ
どこかが取り扱えば、あとは雪崩をうつように広がっていくのではないかと思っています。
やる気に満ち溢れていたのはカブコム証券ですので、多くの人がカブコム証券にリクエストすれば取り扱ってくれそうです。
私はニッセイのファンでもアンチでもありませんが、ニッセイ外国株には往年のファンがいますね。
返信削除オルカン0.5%が標準になれば、シンNISAでは彼らも寝返る可能性が高いと思います。
その時、オルカンを持たないニッセイはオールドファンを引き留められず、特定口座のニッセイ外国株が叩き売られることになるでしょう。
コメントありがとうございます。
返信削除>オルカン0.5%が標準になれば、シンNISAでは彼らも寝返る可能性が高いと思います。
はじめてのNISAオールカントリーをネット証券会社が相次いで取り扱えば、スリムオールカントリーも対抗値下げをせざるを得ません。
私も、この段階になれば、超々低コストになったオールカントリーへの売却を伴う乗換えが起こるのではないかと思っています。
ニッセイオールカントリーを新規設定するとして、この段階で作っても遅いのですが、今の段階で作っても上記の流れを加速してしまうことから、なかなか悩ましいでです。
インデックス投資の本流が先進国株→米国株→全世界株へと動く中、先進国株でとまっているニッセイなしなしシリーズの将来性が危惧されるところです。
かといって、これらに手を出したたわらノーロードシリーズが成功しているとは言えません。
そう考えると、スリムシリーズとかなりのコスト差をつけないと勝負にならないのでしょう。
野村はそう考えて「はじめてのNISAオールカントリー」をあの信託報酬で出したのでしょうが、問題は販売会社が増えるかどうかという最初の話に戻ることになります。。
いつも貴Webサイトを拝見し参考にしています。様々な情報大変感謝しております。
返信削除野村證券の下記サイトには、
"2024年1月1日以降の新しいNISAの「つみたて投資枠」および「成長投資枠」の対象ファンドとなる予定です"
と記載がありますので、新NISAのもとでは期待がもてるのではないでしょうか。
https://www.nomura-am.co.jp/special/hajimete_nisa/
まあ、「はじめての」シリーズのつみたてで集客しておき、新NISAの積立枠を超えて新NISA枠を使いたいカスタマーを高コストファンドに誘導する戦略かもしれませんが。(私が野村証券ならむしろそうする)
コメントありがとうございます。
返信削除>野村證券の下記サイト
これは野村アセットマネジメントの公式サイトですので、野村證券が成長投資枠でも買えるようにするかどうかはまだ分かりません。
>新NISAの積立枠を超えて新NISA枠を使いたいカスタマーを高コストファンドに誘導する戦略かもしれません
はじめてのNISAシリーズを含む超低コストインデックスファンドはつみたて投資枠でしか買えないようにして、成長投資枠でアクティブファンドを買わせるという作戦かもしれません。
ついにSBI証券で取扱い開始しましたね。
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除>ついにSBI証券で取扱い開始しましたね。
超低コスト競争の新たな時代の幕開けですね。