SBIアセットマネジメントは、20年10月20日、「EXE‐i グローバルサウス株式ファンド」を新規設定します。
新規設定に先立ち、10月5日から19日までの2週間、当初申込期間を設定します。
販売会社はSBI証券です。
※よろしければ、次の記事もご覧ください。
●松井証券、金利0.2%の「MATSUI Bank」を10/1にスタート
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/09/02matsui-bank10.html
プレスリリースが出ています。
https://www.sbiam.co.jp/news/pdf/30608efbd0f45b8c2c26fcf43170d9a79991722e.pdf「EXE‐i グローバルサウス株式」は、グローバルサウスを投資対象とする初めての投資信託になります。
SBIアセットマネジメントは、次のように説明しています。
SBIアセットでは、インデックスファンドを中心に、低コストで多様な地域に投資するファンドの拡充を進めており、今回もグローバルサウス地域である新興国やフロンティア地域の約 30ヵ国に投資を行うものの、ETF(上場投資信託)を活用することで、出来る限りコスト(信託報酬)を抑えて投資家の皆さまに提供することが可能となりました。
「グローバルサウス」がどの国や地域を指すかについては明確な基準がありません。
SBIアセットマネジメントの梅本社長がYouTubeで解説動画を出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=1q6iynkNT0g
梅本社長は、本ファンドの優位性について、次のように述べています。また、2024年にスタートする新NISAの成長投資枠に登録予定だということです。
1,グローバルサウス主要国では、生産年齢人口(15~64歳)が全人口の64%以上を占める期間(=「人口ボーナス期間」)が2050年代まで続くことから株価上昇が期待できる。
2,グローバルサウス主要10か国のリスク・リターン(2015年3月末~2023年8月末)は、MSCI新興国株よりも良い。
GS10 リスク18.83% リターン4.46%
MSCI新興国株 リスク17.87% リターン2.57%
本ファンドの実質的な信託報酬は0.582%です。
有価証券届出書によれば、0.582%の内訳は、狭義の信託報酬が0.132%(税抜0.12%)+ETFの経費率が0.45%です(販売会社報酬は税抜0.05%ですので、SBI証券の投信保有ポイントは0.05%となるでしょう)。
スリム新興国株の信託報酬が0.1518%(税抜0.138%)であることを考えると、アクティブファンドでありながらETFを買うだけファンドとすることで低廉な信託報酬に抑えていることが分かります。
もっとも、ETFを買うだけファンドとは言っても、どのETFをどれだけ買うかはSBIアセットマネジメントの投資判断に委ねられます。
SBIアセットマネジメントはGDPを参考にすると言っているものの、上記プレスリリースに掲載されているGPD比と本ファンドの配分比(下記写真=梅本社長のYouTube動画から引用)とは微妙に異なります。
梅本社長は、中国とロシアは含まないということを動画内で何度も繰り返し述べていました。
新興国株に投資したいけれども中国は嫌だというニーズがどれだけあるのか、そして本ファンドはそのようなニーズにどれだけ応えることができるかは分かりませんが、非常に面白いファンドであることは間違いありません。
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話題は変わりますが、たわらノーロード先進国株式の運用会社(アセットマネジメントONE)のアクティブファンド「未来の世界」がつみたてNISAの対象ファンドに登録されたというニュースを見ました。つみたてNISA対象ファンドになったことによって2024年にスタートする新NISAのつみたて投資枠の対象ファンドになることが確定したため(つみたてNISA対象ファンド=新NISAのつみたて投資枠対象ファンド)、更なる純資産額の積上げが期待できそうです。
「未来の世界」の純資産額は6026億円、信託報酬は1.65%(税抜1.50%)です。
【参考】
●投信市場で「主力級」の巨大ファンド「未来の世界」がつみたてNISA対象ファンドに登録
https://www.wealthadvisor.co.jp/market/2023/0919/fund_02118.html
たわら先進国株の超低コストが実現できているのは、「未来の世界」のような信託報酬が高いアクティブファンドが売れているおかげです。ありがたいことです。
さすがSBI!痒い所に手が届く、素晴らしいファンドですね。
返信削除貼っていただいたウェルスアドバイザーの記事によると、「未来の世界」は今年のつみたてNISAに認定されたので、来年からの新NISAも(成長投資枠ではなく)つみたて投資枠で扱われる方向のようですね。
返信削除> 「つみたてNISA対象ファンド」に登録されたファンドは、2024年1月からの新NISAにおいては、「つみたて投資枠」で投資可能なファンドになり得る。
まあ、全く知らなかったファンドですが。
コメントありがとうございます。
返信削除>痒い所に手が届く、素晴らしいファンドですね
ユニークなファンドであることは間違いないと思います。
私は買いませんが、魅力に感じる人も多いでしょうね。
>来年からの新NISAも(成長投資枠ではなく)つみたて投資枠で扱われる方向のようですね。
ご指摘ありがとうございます。
金融庁のサイトで確認したところ、つみたてNISA対象ファンドはそっくりそのまま新NISAのつみたて投資枠になるようです。
「未来の世界」、たわら先進国株の未来のために頑張ってほしいものです。