金融庁は、2023年10月20日、「NISA口座の利用状況調査」(令和5年6月末時点)を公表しました。
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20230922.html
それによると、口座数は、
1,一般NISA 1105万6122口座
2,つみたてNISA 835万8139口座
3,ジュニアNISA 103万3860口座
ということです。
一般NISAとつみたてNISAの口座数の合計は1941万4261口座です。
2022年7月10日に実施された参議院議員通常選挙における有権者数は1億0501万9203人ですので、NISA口座を保有しているのは成人の18.5%になります。
総務省統計局が発表した人口推計(2023年10月報)によると、日本人の人口(2023年5月1日時点)は1億2149万9410人です。
ここから上記の有権者数を引くと、1648万0207人となります。
そうすると、ジュニアNISA口座を保有しているのは未成年者の6.3%になります。
今回の調査結果は2023年6月末時点のものですから、新NISAがスタートする半年前ということになります。
それなのにNISA口座を保有しているのはわずか5.4人に1人。証券会社各社は、現在、新NISA口座の獲得に向けて様々なキャンペーンを打っています。これがどれだけの人のもとに届き、それによって新NISAの口座保有率がどれだけ向上するのかが気になるところです。
外国人でもNISAを利用できるので母数に有権者数を使うのは若干誤差があると思われます。
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除>外国人でもNISAを利用できるので母数に有権者数を使うのは若干誤差がある
日本人でも海外在留者はNISAを利用できないこと、外国人でNISAを利用している人は日本人よりも更に少数派と思われることを考えると、有権者数は丁度いいのかなと思っています。
たわら男爵様
返信削除NISA(少額投資非課税制度)に限らず、配当が内部で再投資されるインデックスファンドがベストであることは頭で理解していても、数十年後に利確するまでは証券口座からお金が出ていくばかりで、非課税の恩恵は実感しにくいですね。
ETFなどで定期的に配当(分配金)が口座にチャリンチャリンと入金されれば、そのたびに「非課税」の有難味を肌身で感じること出来る。このあたりを広く国民にアピールすれば、新NISA口座普及に効果があるかもしれません。
どうする!?新NISA④/ずっ~と非課税ならインカム投資も
https://www.daiwa.jp/lp_dc/ideco/column/article_244/
コメントありがとうございます。
返信削除>ETFなどで定期的に配当(分配金)が口座にチャリンチャリンと入金されれば、そのたびに「非課税」の有難味を肌身で感じること出来る。
高配当株投資をしている人はよくこういうことを言いますが、生涯投資枠が実質的に目減りし続けることになるため、勿体ないとしか思えません。
また、東証のETFで投資に値するものがあればよいのですが、私はないと思っています。
そうなると米国ETFということになりますが、普通の人にはハードルが非常に高いです。
たわら男爵様
返信削除ご返信ありがとうございます。
・米国ETFへのドルによる投資
・数十年後の利確までリターン(口座への金銭)一切なしの円によるインデックス投資
なるほど上記いずれにしても普通の日本国民にとっては一際高いハードルがそびえておりますね。
> 東証のETFで投資に値するものがあればよいのですが、私はないと思っています。
SBI-Vシリーズなどで分配金を出すタイプ(たとえばVYMの)が発売されればヒットするのでは?
梅本賢一氏:みなさんのお声が高くなれば我々、分配を出すシリーズと申しますか、そういうものも作ることも検討いたします。
https://logmi.jp/business/articles/324605
コメントありがとうございます。
返信削除>SBI-Vシリーズなどで分配金を出すタイプ(たとえばVYMの)が発売されればヒットするのでは?
どうなんでしょうね。
市場で売買できるのはETFのメリットですが、1日の売買代金が多くないと売りたいときに適正価格で売ることができず、安心して買うことができません。
たわら男爵様
削除ご返信ありがとうございます。
前記しましたSBI・V・米国高配当株式ファンド(通称:SBI・VYM)の運用形態はインデックスファンドです。
つまり、これの「分配金有り版」を新NISA成長枠投資好適品として願望想定しております。
したがって、ご指摘の国内ETFの流動性の問題は該当いたしません。
口座持ってるだけで動かしてないのが半分くらいはいるんですかね
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除稼働率は分かりませんが、活用していない人も多そうですよね。
コメントありがとうございます。
返信削除>前記しましたSBI・V・米国高配当株式ファンド(通称:SBI・VYM)の運用形態はインデックスファンドです。
つまり、これの「分配金有り版」を新NISA成長枠投資好適品として願望想定しております。
三菱UFJアセットマネジメントのMAXISシリーズのようなものだと思っていました。
投資先の米国ETFが高配当を標榜しているわけですから、米国ETFが分配金を出すタイミングに合わせて投資信託のほうでも分配金を出すようにしたほうが需要がありそうですよね。
たわら男爵様
返信削除ご返信ありがとうございます。
> 米国ETFが分配金を出すタイミングに合わせて投資信託のほうでも分配金を出すようにしたほうが需要がありそうですよね。
毎年3、6、9、12月(VYMの場合)、証券口座への日本円でのキャッシュフロー(NISAなら非課税!)は、投資初心者にとってはモチベーション持続への絶大な励みとなるでありましょう。
今回ご回答いただいて「SBI・VYM・分配金あり型インデックスファンド」の有用性についての確信が深まりました。近いうちにSBI証券(SBIアセットマネジメント)へ要望を出すことにします。
ところで先日、下記の動画に遭遇しました。
【9割が辞める】普通の人にインデックス投資が実は難しすぎる最悪な理由
https://www.youtube.com/watch?v=tHrqklK-kSc
動画主氏は「インデックス投資は凡人がお金持ちになる唯一の手段」また「あくまで最善は(ファンド内部)再投資型」であると、まず認めます。
そのうえで「資産が増えるのと資産収入が増えるのは同じようで話が違う!」と喝破します。
そして21分過ぎ、「ではどうしたら良いのか?」への解決案が具体的に提示されます。
たわら男爵様、お手すきの時間にでもぜひご視聴くださいませ(投資系発信者についても言及されています)。
コメントありがとうございます。
返信削除>近いうちにSBI証券(SBIアセットマネジメント)へ要望を出すことにします。
隔月分配型が悪く言われている現状では、3か月に1回の分配型を作るのは難しそうです(金融庁ににらまれるばかりか、企業イメージも下がりそう)。
>【9割が辞める】普通の人にインデックス投資が実は難しすぎる最悪な理由
こういう話し方をする人は好きではないのですが、倍速で一応聞きました。
「含み益を眺めてニヤニヤすればいいのに」という感想しか浮かびませんでした。
たわら男爵様
返信削除約2カ月経過してのコメントになりますことをお許しください。
上記で言及(SBI証券に要望)しておりましたSBI・V・米国高配当株式インデックスファンド(通称:SBI・VYM)の「分配金あり版」がいよいよ発売の運びとなりました。
米国高配当株ETF(SPYD&VYM)に投資する年4回決算型ファンド2本の募集・設定のお知らせ
https://www.sbigroup.co.jp/news/pr/2023/1222_14306.html
(本文より抜粋)尚、いずれのファンドも新NISAの成長投資枠の届出を行う予定であり、1月15日(月)からの当初募集期間のお申込みから、新NISA口座でのお買付が可能となり、設定日である1月30日(火)午前8時30分より一般口座および新NISA口座での積立設定ができる予定です※2。(抜粋終り)
どうやら新NISA成長投資枠で購入できそうで、楽しみです(笑
コメントありがとうございます。
返信削除>上記で言及(SBI証券に要望)しておりましたSBI・V・米国高配当株式インデックスファンド(通称:SBI・VYM)の「分配金あり版」がいよいよ発売の運びとなりました。
今、新記事を書いていたところでした。
>新NISA成長投資枠で購入できそうで、楽しみです
実際のニーズがどの程度あるのかは分かりませんが、運用会社の工夫がうかがえる良いファンドですね。
たわら男爵様
返信削除ご返信ありがとうございます。
> 実際のニーズがどの程度あるのかは分かりませんが、運用会社の工夫がうかがえる良いファンドですね。
前コメントでリンクのSBIマネジメントお知らせ中程のテーブル<年4回決算型のファンド※1のラインアップ>
ここで既存ファンドとして挙げられています、
・SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)
これが今月12日に設定されて、好調な滑り出しを見せているようです。
おそらく、この状況を見届けたうえでの今回の2本のリリースとなったと思われます。
コメントありがとうございます。
返信削除>SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)が今月12日に設定されて、好調な滑り出しを見せているようです。
12月12日に新規設定されたばかりなのに、純資産額は92億円。
ものすごく売れていますね。
投信残高ポイントは0.0375%ですので、実質的な信託報酬は0.0615%。
信じられないほどの安さです。
何がどうなってこれほどの人気を獲得するに至ったのかは分かりませんが、第1回目の月次報告書を確認したくなるファンドではありますね。
たわら男爵様
返信削除ご返信ありがとうございます。
> 何がどうなってこれほどの人気を獲得するに至ったのかは分かりませんが、
・主に中~高年層を中心として新NISA成長投資枠での配当受け取り型の需要がある
・無配当(内部再投資)型インデックス長期積み立てに際してのモチベーション維持のための組み合わせ用として若年層からも歓迎されている
人気獲得の原因として想像するのはこのあたりです。
> 第1回目の月次報告書を確認したくなるファンドではありますね。
SBI発の年4回分配型ファンド(日本高配当&SBI・VYM)についてのたわら男爵様の分析記事を楽しみにしております!