楽天投信投資顧問は、「業界最安水準の信託報酬率を目指す」楽天プラスシリーズに2本のファンドを新規設定します。
※よろしければ、次の記事もご覧ください。
●「20兆、30兆というボリュームになれば手数料の引き下げの余力が出てくるかも」(eMAXIS Slim 代田常務)
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/12/2030emaxis-slim.html
楽天プラスシリーズには、現在、下記の2本のファンドがあります。
1,楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
信託報酬 税込0.0561%
内訳(税抜):運用会社0.017%、販売会社0.017%、信託銀行0.017%
楽天証券の投信残高ポイント 0.017%(実質信託報酬0.0391%)
2,楽天・S&P500インデックス・ファンド
信託報酬 税込0.077%
内訳(税抜):運用会社0.025%、販売会社0.028%、信託銀行0.017%
楽天証券の投信残高ポイント 0.028%(実質信託報酬0.049%)
楽天オールカントリーの仮想敵は、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」です。
スリムオールカントリーの信託報酬は0.05775%であり、SBI証券の投信残高ポイントは0.0175%ですので、実質信託報酬は0.04025%となります。
楽天オールカントリーの実質信託報酬は0.0391%ですので、微差にすぎません。
楽天S&P500の仮想敵は、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」です。
スリムS&P500の信託報酬は0.09372%であり、SBI証券の投信残高ポイントは0.0326%ですので、実質信託報酬は0.06112%となります。
楽天S&P500の実質信託報酬は0.049%ですので、割合にすると20%オフのバーゲン価格です。
なお、信託報酬0.05775%の「ニッセイ・S 米国株式500インデックス・ファンド」もあります。
SBI証券の投信残高ポイントは0.0187%ですので、実質信託報酬は0.03905%となります。これはスリムS&P500の36%オフ、楽天S&P500の20%オフのバーゲン価格です。
本日エディネットで公表された有価証券届出書によれば、次の2本のファンドが「楽天プラスシリーズ」に追加されます。
新規設定日は、2023年12月22日です。
3,楽天・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド
信託報酬 税込0.088%
内訳(税抜):運用会社0.030%、販売会社0.033%、信託銀行0.017%
楽天証券の投信残高ポイント(予想) 0.033%(実質信託報酬0.055%)
4,楽天・日経225インデックス・ファンド
信託報酬 税込0.132%
内訳(税抜):運用会社0.050%、販売会社0.053%、信託銀行0.017%
楽天証券の投信残高ポイント(予想) 0.053%(実質信託報酬0.079%)
楽天先進国株の仮想敵は、ニッセイ外国株式、eMAXIS Slim先進国株式、たわらノーロード先進国株式です。
信託報酬 0.09889%
SBI証券の投信残高ポイント 0.0351%
実質信託報酬 0.06379%
●スリム先進国株
信託報酬 0.09889%
SBI証券の投信残高ポイント 0.0349%
実質信託報酬 0.06399%
●たわら先進国株
信託報酬 0.09889%
SBI証券の投信残高ポイント 0.05%
実質信託報酬 0.04889%
楽天日経225の仮想敵は、「eMAXIS Slim日本株式(日経平均)」です。
スリム日経平均の信託報酬は0.143%であり、SBI証券の投信残高ポイントは0.05%ですので、実質信託報酬は0.093%となります。
楽天日経225の実質信託報酬は0.079%ですので、割合にすると15%オフのバーゲン価格です。
※1松井証券の投信残高ポイントは0.055%ですので、実質信託報酬は0.088%となります。楽天日経225と比較すると、楽天日経225は10%オフのバーゲン価格となります。
※2
「SBI・iシェアーズ・日経225インデックス・ファンド」(「サクっと日経225」)の信託報酬は0.1133%であり、SBI証券の投信残高ポイントは0.022%ですので、実質信託報酬は0.0913%となります。
楽天日経225の実質信託報酬は0.079%ですので、割合にすると13%オフのバーゲン価格です。
楽天プラスシリーズは、いまのところ楽天証券でしか買えません。
しかし、2023年10月27日に先行販売されたS&P500は61億円、オールカントリーは38億円と絶好調です。
これほど売れている理由は、ひとえに楽天証券がなりふり構わずに宣伝しているからですが、この余勢をかって先進国株や日経225も純資産額を伸ばすことができるのかが注目されます。
【2023.12.5追記】
楽天証券がプレスリリースを出しました。投信残高ポイントは、上記の予想と全く同じでした。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/company/newsrelease/pdf/press20231205_02.pdf
信報引き下げ合戦の中、取り残されかけていたmsci-kokusaiですがようやく風穴が空きましたね
返信削除スリム、ニッセイが即追随値下げするのは必至でしょうが、あとはスリム米国株がどうでてくるのか?
ニッセイS米国500に追随するのか、楽天SP500に追随するのか、四の五の言わずはっきり姿勢を示してほしいところ
楽天プラスシリーズで気になるのは法定書類の作成費用ですね。これを加えるとポイントを考慮しなくても最安値とは言えなくなるのでは?
返信削除先進国株式と日本株式のファンド組成という方向は間違っていないと思うので、書類作成費用はケチらないで欲しいです。
楽天といえば1000万口座に到達したとの事。複数企業が切磋琢磨するのは良い事なので、頑張って欲しいです。
コメントありがとうございます。
返信削除>取り残されかけていたmsci-kokusaiですがようやく風穴が空きましたね
楽天が先陣を切るとは思っていませんでしたが、よかったです。
>スリム、ニッセイが即追随値下げするのは必至
いずれはそうなるでしょうが、ニッセイはSシリーズに集中していますし、スリムはニッセイSを無視しつつ20~30兆円になれば引き下げるなどと言っていますので、対抗値下げをするまでには時間がかかるかもしれないと思っています。
ただ、ニッセイSと違って楽天プラスには純資産額が集まっていますので、ずっと無視するわけにはいかないでしょうね。
>ニッセイS米国500に追随するのか、楽天SP500に追随するのか
スリムやニッセイが躊躇している間に、たわらがいつものとおり空気を読まずに単独最安値を更新するかもしれません。
>楽天プラスシリーズで気になるのは法定書類の作成費用ですね
そのとおりですが、この点を指摘しているブログを見た記憶がありませんので、皆さん関心がないのかもしれません。
>楽天といえば1000万口座に到達した
公式サイトのデザインが凄いことになっていますよね。
どうせなら、先進国株式の信託報酬をオールカントリーより低くしたら面白かったのに...
返信削除MSCI ACWIの投信の値動きを比較すると、楽天だけ指数に追従してない。なにか運用に問題がありそう
返信削除いつも有益な情報をありがとうございます。
返信削除こうやって比較していただくと、SBI証券でNISAをするのであれば、たわら先進国株がベストなんじゃないかと思いました!
ということで、積立設定を変更しました。(slim S&P500→たわら先進国株)
コメントありがとうございます。
返信削除>先進国株式の信託報酬をオールカントリーより低くしたら面白かった
私は、楽天プラスシリーズの信託報酬率は全て0.561%で統一したほうがよかったと思っています。
>楽天だけ指数に追従してない
日本株マザーファンドの新規設定時に自己資金をどの程度入れたのかが非常に気になっています。
>SBI証券でNISAをするのであれば、たわら先進国株がベストなんじゃないかと思いました
ザッツライト。
楽天が、楽天銀行株を海外で売り出すとの事。売却で得た資金は社債の早期返還に充当するそうです。
返信削除https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-06/S58GWUDWRGG000
コメントありがとうございます。
返信削除>楽天が、楽天銀行株を海外で売り出す
全ては楽天モバイルのために。