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2023年12月5日火曜日

「20兆、30兆というボリュームになれば手数料の引き下げの余力が出てくるかも」(eMAXIS Slim 代田常務)

eMAXIS Slimシリーズは我が国ナンバーワンのインデックスファンドシリーズであり、2023年11月13日、シリーズ全体の純資産額が6兆円を突破しました。


スリムシリーズは「圧倒的な人気を誇っている」(三菱UFJアセット・代田常務取締役)わけですが、この点について代田常務が30分に及ぶインタビューを受けています。

こちらです。


●【新NISAの大本命。eMAXIS Slimを徹底解説】圧倒的人気の秘密/低コストを実現できる3つの理由/インデックスは寡占化する/「オルカン+α」のポートフォリオ戦略【三菱UFJアセット代田常務】
https://www.youtube.com/watch?v=bzIMV53BupI


とても興味深い動画です。パソコンで作業をしながら、横に置いたiPadで視聴するだけでもいいので、ぜひご覧ください。

さて、代田常務は、スリムシリーズが「圧倒的な人気を誇っている」わけについて、次の4点を指摘しています。

1,「業界最低水準の運用水準を将来にわたって目指し続ける」ことをファンドのコンセプトとして明確化していること。

→スリムシリーズよりも低コストなファンドもあるが、それが一時的なものか、それとも将来にわたって目指し続けるのかが分からないと安心して買えないので、スリムシリーズはコンセプトとして明確化した。

→他社は新NISAに向けて戦略的に安いファンドを出している。インデックスファンドは商品性で差別化するのが難しいので、価格で差別化するしかない。しかし、無茶な信託報酬にしてしまうと将来にわたって持続することができず、途中償還せざるを得ないことになりかねない。この点について、スリムシリーズの受益者はよく理解してくれている。20兆、30兆というボリュームになれば手数料の引き下げの余力が出てくるかもしれない


2,ブロガーミーティングを頻繁に開催し、ブロガーと信頼関係を築いたこと。

→商品性で差別化するのが難しいインデックスファンドで差別化するための方法として考えたもの。


3,ネット証券会社が取り扱ってくれたこと。

→運用コストとしてかかるのは①人件費と②システム経費だが、これらは純資産額が多くても少なくてもそれほど変わらない。対面販売をすると目論見書等を作成するコストがかさむので、ネット販売を選択した。

→ネット証券で投信を買う人は、3年前までは男性7割、女性3割だったが、最近は女性が増えて半々になった。スリムシリーズは女性受けするマーケティングを意識してやっている。

→受益者は30代が多いが、20代から60代までの全ての年代に買ってもらえている。


4,長期投資を実践するコミュニティが形成されつつあり、中途解約者が少ないこと。

積立買付している人が半分おり、この人たちが売らずに買い増しし続けてくれているのが非常に大きい。



代田常務は、次のとおり更なる野望を吐露しています。


1,スリムシリーズは圧倒的な定番商品になることを目指しており、牛乳やビールといった日常生活用品を買う感覚でスリムシリーズを買ってもらえるようになりたい。

スリムシリーズの中でもオルカンを積立買付するのが最も理にかなっている


2,新NISAで日本株を買わないのはけしからんという人もいるが、オルカンを買うのは単にお金を増やすためではなく、運用して増えたお金を将来使うため。投資先が海外であったとしても、運用で得られた利益はいずれ消費に回るので、日本経済が活性化することになる。


3,インデックスファンドを買っている人の7割くらいは、次第にもっと儲かりそうなファンドがあるんじゃないかということを考え出す。投資初心者にはまずはオルカンを積立買付してもらうとして、当社はアクティブファンドも用意している。



代田常務は、以前から「複数のインデックスファンドシリーズが生き残る余地はないので、トップを取りたい」という趣旨の発言をしています。

今回の動画でも、殺る気満々のようです。


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