インド株の低コストインデックスファンドと言えるものは、これまでは次の4ファンドでした。
●SMTAMインド株式インデックス・オープン
新規設定日 2023年12月15日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 先物100%
純資産額 6億5900万円
新規設定日 2023年12月15日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 先物100%
純資産額 6億5900万円
信託報酬 税込0.308%
販売会社 auカブコム証券(投信残高ポイント0.005%)
●SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド
新規設定日 2023年9月22日
指数 BSE Sensex Index In HKD(30銘柄)
運用方法 ETF(香港籍)100%
純資産額 325億5500万円
信託報酬 税込0.4638%(うちETFの経費率0.40%)
販売会社 auカブコム証券(投信残高ポイント0.005%)
●SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド
新規設定日 2023年9月22日
指数 BSE Sensex Index In HKD(30銘柄)
運用方法 ETF(香港籍)100%
純資産額 325億5500万円
信託報酬 税込0.4638%(うちETFの経費率0.40%)
販売会社 SBI証券(投信残高ポイント0.05%)
●auAM Nifty50インド株ファンド
新規設定日 2023年8月29日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 先物100%
純資産額 12億2100万円
信託報酬 税込0.4675%(2023年11月8日、0.539%から引き下げ)
●auAM Nifty50インド株ファンド
新規設定日 2023年8月29日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 先物100%
純資産額 12億2100万円
信託報酬 税込0.4675%(2023年11月8日、0.539%から引き下げ)
販売会社 SBI証券(投信残高ポイント0.05%)、楽天証券、auカブコム証券(投信残高ポイント0.005%)
●iFreeNEXTインド株インデックス
新規設定日 2023年3月13日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 先物100%
純資産額 856億円
信託報酬 税込0.473%(2023年9月27日、0.781%から引き下げ)
●iFreeNEXTインド株インデックス
新規設定日 2023年3月13日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 先物100%
純資産額 856億円
信託報酬 税込0.473%(2023年9月27日、0.781%から引き下げ)
販売会社 SBI証券(投信残高ポイント0.05%)、楽天証券、マネックス証券(投信残高ポイント0.08%)、松井証券(投信残高ポイント0.18%)、auカブコム証券(投信残高ポイント0.005%)
そして、2月22日から次のファンドが加わります。
●eMAXISインド株式インデックス
新規設定日 2024年2月22日
指数 Nifty50(50銘柄)
運用方法 不明
純資産額 新規設定前
信託報酬 税込0.44%(運用会社0.21%、販売会社0.16%、信託銀行0.03%)
販売会社 楽天証券、マネックス証券(投信残高ポイントの付与率は不明だが、iFreeNEXTインド株と同水準とすると0.08%)
上記5ファンドを純資産額の多い順に並び替えてみます。
なお、投信残高ポイント考慮後の実質信託報酬を( )に表記しました。
856億円 iFreeNEXTインド株(0.293%)
325億円 SBI・iシェアーズ・インド株(0.4138%)
12億円 auAM Nifty50インド株(0.4175%)
6億円 SMTAMインド株(0.303%)
新規設定前 eMAXISインド株(マネックス証券で最安0.36%、松井証券が取り扱えば0.28%)
このように、いち早く登場し、半年後に4割の対抗値下げに踏み切ったiFreeNEXTインド株が抜群の人気を集めています。
325億円 SBI・iシェアーズ・インド株(0.4138%)
12億円 auAM Nifty50インド株(0.4175%)
6億円 SMTAMインド株(0.303%)
新規設定前 eMAXISインド株(マネックス証券で最安0.36%、松井証券が取り扱えば0.28%)
このように、いち早く登場し、半年後に4割の対抗値下げに踏み切ったiFreeNEXTインド株が抜群の人気を集めています。
しかも、松井証券で購入すると、投信残高ポイント考慮後の実質信託報酬が0.293%になります。実質信託報酬0.0928%(松井証券の投信保有ポイント考慮後)のeMAXIS Slim新興国株と比べると3.16倍とはいえ、iFreeNEXTインド株が登場する前のインド株ファンドの信託報酬はは1~2%が当たり前だったことを考えると、インド株に投資したい人にとっては非常に魅力的です。
超低コスト競争によって疲弊しつつあるインデックスファンドの運用会社にとって、インド株ファンドは砂漠のオアシスと言えます。
しかし、iFreeNEXTインド株が新規設定からわずか半年で4割の値下げを余儀なくされたように、せっかく探し当てたオアシスも徐々に枯れつつあります。
ここにきて、インデックスファンドの運用会社としては最大手の三菱UFJアセットが低コストインド株ファンドを投入してきました。
その信託報酬は、SMTAMインド株を除く4ファンドの中で最安です。SMTAMインド株が爆死しつつある現状では絶妙の匙加減と言えますが、iFreeNEXTインド株が対抗値下げに踏み切り、インド株インデックスファンドの分野でも信託報酬の引き下げ競争が進むことになるのかどうかが注目されます。
現物中心の運用なら買いですね
返信削除別件で恐縮ですが、ウェルスナビのCEOが書いた記事に、積立投資をしている顧客が売るタイミングという話がありました。
返信削除ウェルスナビの実績では、相場が急落した時の狼狽売りよりも、そこからある程度戻った時の「やれやれ売り」が多いとのこと。
https://president.jp/articles/-/77990
他山の石とすべき話だなと思った次第です。
コメントありがとうございます。
返信削除>現物中心の運用なら買いですね
インド株はそうとも言えないようです。
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/05/ifreenext10030.html
>ウェルスナビの実績では、相場が急落した時の狼狽売りよりも、そこからある程度戻った時の「やれやれ売り」が多い
超低コストインデックスファンドだと、また事情が違うような気がします。
もう配布されてから半世紀をゆうに超えてますが 堀田善衛の"インドで考えたこと" 最近インド絡みの経済記事が多いのであらためて読みました 答えは無尽ですが 釈迦と大雄の対話 優位だったのはジャイナ教の開祖でしたね インド 投資対象のスパンとしては一千年くらい必要かと思っております
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除>インド 投資対象のスパンとしては一千年くらい必要か
私は、カースト制で職業選択の自由が事実上ないインドでは資本主義が機能しているのか疑問に思っています。