私は、新NISAでは、つみたて投資枠でも成長投資枠でも、たわら先進国株だけを買えばよいと考えています。
しかし、つみたて投資枠では一定の条件を満たした投資信託しか購入できませんが、成長投資枠では個別株も購入できます。
皆さん何を買っているのかと思ったら、あおぞら銀行を買っていました。
ソースは、SBI証券の「週間買付金額(成長投資枠)ランキング」(1/29~2/2)です。
あおぞら銀行の株価は、1月31日に3257円でしたが、2月1日に2557円(ストップ安。前日比21%安)、2月2日に2150円(前日比16%安)と下落を続けています。わずか2日で34%も下落したことになります。
上記ランキングの集計期間は1月29日から2月2日です。
1月28日以前にランク外で、1月29日から2月2日にランク入りしたということは、2月1日と2日に多くの人が成長投資枠であおぞら銀行を買ったということを意味します。
あおぞら銀行は、元々、高配当銘柄として有名でした。配当利回りは5%近く、多くの雑誌で推奨されていたことから、新NISAがスタートして成長投資枠で購入した人も多かったのでしょう。
そして、運命の日である2月1日を迎えます。あおぞら銀行を成長投資枠で買った人の全員が含み損となり、暴落の最中のナンピンという最悪の選択をした初心者がこの2日に集中したのでしょう。
※暴落の最中でナンピンをするのは、落ちてくるナイフを途中でつかむようなものです。最後まで落ちきって床に刺さったナイフを抜くのであればケガをすることはありませんが、落ちてくる途中でつかむと大ケガをするため、絶対にやってはいけないと言われています。
2月1日のストップ安で買った人は、2月2日には前日比16%安となり、更に傷口が広がってしまいました。
そもそも、成長投資枠であおぞら銀行を買った人は、あおぞら銀行が高配当株であり、NISA口座で買えば配当課税がゼロになるという点に魅力を感じたからだったはずです。
しかし、あおぞら銀行は15年ぶりの最終赤字に転落し、配当金を出さないことに方針変更しました。
したがって、2月1日や2日に買い増した人は、高配当に期待して買ったはずなのに、株価回復に期待してナンピンしたことになるわけですが、このようなトレードは下手糞の極みであり個別株投資の適性を欠くというほかありません。
これまで株式投資をしたことがない人が新NISA口座を開設し、あおぞら銀行をウッキウキで買った後、含み損に驚いて買い増し、買い増し後に更に含み損が拡大して呆然としている姿が目に浮かびます。
本当にそうですよね。私が仮にどうしても日本株で高配当が良いなら1651と1478でも半分ずつ買っておきますかね。個別株を管理するという事は生半可じゃできないことです。
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除>個別株を管理するという事は生半可じゃできない
一定のルールに従って利食いと損切りができない人は個別株投資をしてはダメなのですが、普通の人にはできないことですよね。
いつも楽しみにしております。
返信削除気になったことがあったので前ブログも含めて確認したのですが、わからなかったのでご質問させていただきます。
「マイクロ法人とイデコプラス①」でもあったのですが、
売却して購入する際に、「同日、売却額と同額」にするのは何故なのでしょうか?同じ資金を市場にさらす、という意図でしょうか?
ちなみにあおぞらさんに一千万超える預金しているんですが引き上げたほうがいいですかね?
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除>同じ資金を市場にさらす、という意図でしょうか?
そのとおりです。
>あおぞらさんに一千万超える預金している
私ならば1000万円までにしておきます。