私は、これまで「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」(FOY)に毎年必ず投票していました。
https://www.fundoftheyear.jp/2024/
2016年3月1日に「40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ」を始めた理由もFOYの投票資格を得るためでした。
しかし、今年から「個人投資家が選ぶ! Fund of the Year」に名称変更され、投票ルールも劇的に変更されます。
FOYの投票ルールは、1人5票が与えられ、それを最大3ファンドに割り振るというものでした。
つまり、特定の1ファンドに5票投じてもよかったので、私はずっと応援したい1ファンドに5票を投じてきました。
2017年 野村つみたて外国株投信に5ポイント
※新興国株を含みながらも、純粋な先進国株ファンドよりも信託報酬が安かったため。
2018年 スリム先進国株に5ポイント
※2017年12月に異次元の値下げをしたため。
2019年 たわら先進国株に5ポイント
※2019年10月1日、信託報酬を0.0999%まで引き下げ、同率最安値に復帰したため。
2020年 たわら先進国株に5ポイント
2021年 たわら先進国株に5ポイント
しかし、2022年に投票ルールが大きく変わりました。すなわち、投票者は自分で配点する点数を選択することができず、選択できるのは順位のみで、第1位にしたファンドには3点、第2位にしたファンドには2点、第3位にしたファンドには1点が自動的に配点される(ただし、第2位と第3位のファンドは選んでも選ばなくてもよい)というものです。
私は、投票ルールを途中で変更すると過去のランキング結果との整合性が取れなくなるため、このルール変更には反対でしたが、次のとおり参加はしました。
2023年 第1位たわら先進国株、第2位スリムオールカントリー、第3位なし
しかし、2024年は投票者の「投信ブロガー」という限定が外れて誰でも投票可能になり、インデックスファンド部門とアクティブファンド部門が別集計される(インデックスファンドで第1位から第3位、アクティブファンドで第1位から第3位までを記載し、それぞれの部門の第1位に3点、第2位に2点、第3位に1点が配点される)という劇的な変更がなされました。
投票ルールの変更については思うところはありますが、私は運営側ではなくユーザー側ですので、運営側が決めたルールに従うことしかできません。
どうするかいろいろと悩みましたが、今年は投票するファンドはたわら先進国株だけにすることにしました。たわら先進国株をもっとも勧める理由は次のとおりです。
株式投資は資本主義の根幹をなすものであるところ、資本主義が効率的に機能している先進国の株式に超低コストで投資できること。
信託報酬は税込0.09889%であり、ニッセイ外国株やスリム先進国株と同率であるが、投信残高ポイント0.05%(SBI証券、松井証券)を考慮すると0.04889%で保有できることになり、ニッセイ外国株の76%、スリム先進国株の77%という激安価格になること。
当ファンドの純資産額は6904億円(2024年10月31日時点)と巨額であるが、更に当ファンドを支えるマザーファンドの純資産額は1兆5258億円(2024年5月31日時点)という超巨額であり、安定運用が期待できること。
企業DC日本一の旧DIAMアセットが新規設定したファンドであり、インデックス運用面での不安は皆無であること。
ところで、私は新興国では資本主義が効率的に機能していないと考えており、新興国の株式投資には否定的です。とはいえ、2015年当時はVT(新興国株を含む全世界株ETF)がもっともすぐれていたことから、私のリスク資産の半分はVT(残りの半分はたわら先進国株)です。
これに対し、日本の株式投資はあえて除外するまでもないと考えますが、日本で「先進国株ファンド」と言えばそれは「日本を除く先進国株ファンド」のことであり、日本を含む先進国株に投資したければ「日本を除く先進国株ファンド」と「日本株ファンド」を買って自分でリバランスしなければなりませんでした。私はこの手間が嫌だったので、「日本を除く先進国株ファンド」であるたわら先進国株だけでよいと考えていましたが、2024年10月、「日本を含む先進国株ファンド」であるスリムオール先進国が新規設定されました。
私はスリムオール先進国に期待しており、「日本を含む先進国株ファンド」という新たな地平を開くことができるかどうか(すなわち純資産額が集まるかどうか)を注視しているところです。ただ、FOY2024の対象ファンドは2024年9月までに新規設定されたファンドですので、残念ながらスリムオール先進国に投票することはできませんでした(投票できていたら、インデックスファンド部門の第2位にしました)。
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