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【先頭固定】誰でもできる超カンタン投資術(2024.3)

本稿は、当ブログ(「 たわら男爵のインデックスファンド投資術 」)及び旧ブログ(「 40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ 」)の集大成として、何らの知識がなくても実践できる資産形成の具体的なやり方をお伝えするものです(この記事の後で カテゴリ ...

2024年10月28日月曜日

スリムS&P500、純資産額が歴代1位に

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の純資産額が、2024年10月28日、5兆7695億円に到達し、2008年8月以来16年ぶりに純資産額歴代1位の記録を更新しました。



運用会社(三菱UFJアセット)がリリースを出しています。

この度、『eMAXIS Slim米国株式(S&P500)』の純資産総額が、2024年10月28日時点で5兆7,696億円 となり、業界(国内公募追加型株式投信(除く ETF))および弊社ファンドにて過去最大の純資産総額を記録した 『グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)』(以下、グロソブの2008年8月8日時点の5兆7,685億円を更新しましたことをお知らせいたします。
1997年12月に設定されたグロソブは設定当時の金融環境や経済環境に合わせて組成されたファンドで、毎月決算型で分配金が支払われることなどを特徴として対面販売で純資産総額を伸ばし設定から約128ヵ月で過去最大の純資産総額に到達しました。おかげさまで、グロソブは投資家の皆さまからのご愛顧により、現在まで続く弊社を代表するファンドになっております。 一方、『eMAXIS Slim米国株式(S&P500)』は業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続けるeMAXIS Slimを代表するファンドのひとつとしてインターネット取引を利用したお客さまに保有していただいております。純資産総額増加の背景には、中長期的な株式市場の好パフォーマンスに加え、新しい少額投資非課税制度 (NISA)による後押しもあり、一括投資に加えて、つみたて投資を中心とした投資家の皆さまからの多大なご支持を頂戴し、グロソブを上回る速度で純資産総額が拡大し、設定から約75ヵ月の2024年10月28日に5兆7,696億円 と過去最大の純資産総額をおよそ16年ぶりに更新しました。
https://www.am.mufg.jp/fund/topics/__icsFiles/afieldfile/2024/10/28/253266_241028.pdf



日経速報ニュースの下記記事(2024/10/28 18:55)で解説されています。
楽天証券の口座保有者であれば「日経テレコン21」経由で無料で全文が読めますので、詳細はそちら経由でご確認ください。


●スリムS&P500がグロソブ抜く 投信の残高、歴代最大


上記記事の概要は、次のとおり(「※」の部分は私の注記です)。


1,2000年に初めて純資産額1兆円に到達したのは「ノムラ日本株戦略ファンド」だったが、ITバブル崩壊で資金流出した。


2,2002年に「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」(「グロソブ」)が純資産額1兆円に到達し、12年間に渡って純資産額トップに君臨したが、リーマンショック後の金融緩和による金利低下や円高で資金流出した。

※「ソブリン」とは各国政府や政府機関が発行する債券のこと。


3,2016年12月に「新光USーREITオープン」が純資産額1兆5000億円に到達したが(※最盛期は1兆5838億円)、金融庁が高コストの毎月分配型ファンドを牽制して低コストの無分配インデックスファンドを推奨したことで時代が大きくシフトした。

たわら先進国株(運用会社は「新光USーREITオープン」と同じ)が新規設定されたのは、2015年12月。スリム先進国株(運用会社は「グロソブ」と同じ)が新規設定されたのは、2017年2月。

※「新光USーREITオープン」は、2017年12月には純資産額1兆円を割り込んだ。


4,2024年1月から9月までの資金純流入額ランキング1位はスリムオルカン(1兆9000億円)で、2位はスリムS&P500(1兆5000億円)。



上記記事は「残高トップの投信はその時代の市場を映す鏡になってきた」と述べます。

超低コスト(信託報酬0.05775%)で全世界の株式に時価総額比で投資できるスリムオルカンが資金流入額トップであるのは、今の投信市場が顧客ファーストになった証左であるのかもしれません。


6 件のコメント:

  1. 今年も12月になったら、来年のニーサ設定方法についてのブログ記事作ってほしいです。よろしくお願いします。

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  2. >スリムオルカンが残高トップであるのは

    残高トップではなく、流入額トップですね

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  3. いつも楽しみに拝見しております
    本文とは別件となりますが
    マネックスでのdカード積立
    やっとカード作成して積立設定しようとしております
    たわらにするか、スリムオルカンにするか迷っています

    男爵様はスリムオルカン5万円との事、たわらにしないのはコストの差が大きいからだと
    スリムとたわらを比較すると
    年初と今日までの値上がりでは
    たわらの方が高いですよね
    3年での比較でもたわらの方が値上がり率高いですが

    これは来年以降どうなるかは誰にも分からない事だからそこは考慮しないと考えるべきなのでしょうか?

    たわらにして2年に1度sbiへ移管する手間をかけるほどでもない?

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  4. いまだ グロソブが存在してるのもなんだか 愛おしくさえなります 私の親が飛び付き苦悩したのも仕方なかったのですが 同じ手法のファンドが限りなく湧いて来るのも 時代は変わったなんてとても言えないです  分配金の力 恐ろし  投資経験なしの新nisa参入者さん達をカモるのは容易いですね 営業しなくても集まるんですから 安価なスリムシリーズと抱き合わせかな

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  5. コメントありがとうございます。

    >12月になったら、来年のニーサ設定方法についてのブログ記事作ってほしいです

    今年と同様に「年初一括投資をしました」という報告記事を作成する予定ですので、その際に言及します。

    >残高トップではなく、流入額トップですね

    ご指摘ありがとうございます。訂正しました。

    >マネックスでのdカード積立 たわらにするか、スリムオルカンにするか迷っています

    私はポイントが欲しいだけですので、スリムオルカンを毎月5万円ずつ買っています。
    5万円にとどめているのは、5万円を超えると還元率が1.0%を下回るからですし、スリムオルカンにしているのはマネックス証券で長期保有することを考えていないからです(生活費が不足したら、個人向け国債を一部解約する前にスリムオルカンを売却しようと思っています)。

    >たわらにして2年に1度sbiへ移管する手間をかけるほどでもない?

    私は、既にリスク資産は十分に保有しているため、積極的に増やしたいとは思えません。
    スリムオルカンは楽天証券、マネックス証券、カブコム証券で購入していますが、1年分がたまった頃、生活費用の銀行口座の残高が不足しており、かつファンドが史上最高値を更新していたら売却しようという程度に緩く考えています。

    >分配金の力恐ろし

    楽天SCHDがバカ売れしている理由も分配金の魅力からなのでしょうね。

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  6. 男爵様
    早速の返答ありがとうございます
    ポイントが欲しいだけと言う意味を今回の売却の説明でやっと理解しました

    私はまだ、リスク資産を増やしている途中です 
    ゴールを特に定めていませんが
    夫があと2年数ヶ月でリタイア予定ですので、そこがゴールともぼんやり考えてます
    資産的には、まぁ地道な生活を送れば逃げ切れる程にはなりました
    あとは、リスク、無リスクの按分と言う感じです
    今回の回答で、自分が何に向かっているのか迷走気味になっていたことに気付かされました
    相談して良かったです
    ありがとうございました

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