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2024年12月21日土曜日

「SBI・SCHD」、596億1200万円でスタート

米国ETFの「Schwab US Dividend Equity ETF」(SCHDを買うだけファンドである「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」は、2024年12月20日に新規設定されました。

SBI・SCHDは、12月6日から19日までの当初募集期間を設けました。初日で150億2000万円を集めたことで話題を呼びましたが、最終的に596億1200万円を集めることに成功しました。


喜びのリリースが出されています。

SBI証券は、2024年12月6 日(金)より募集取扱いを行っておりました「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」につきまして、14日間という短期間で596億円を超えるお申込みをいただきましたので、お知らせします。
設定額の596.1 億円は、ネット証券専用ファンドとしては過去最大、2024年にこれまで設定されたすべての追加型公募株式投資信託の中でも第2位の額となります。


SCHDは日本の証券会社を通じて購入することができないため、米国ETFを買うだけファンドを通じて買うしかありません。
既に「楽天SCHD」(「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」)が3か月前(2024.9.18)に新規設定されていますが、わずか3か月で純資産額909億5200万円の超人気ファンドになっています。

しかし、楽天SCHDの信託報酬は「税抜0.12%+米国ETFの経費率」です。
これに対し、SBI・SCHDの信託報酬は「税抜0.058%+米国ETFの経費率」ですので、SBI・SCHDはコスト面で強力な競争力があります。そして、当初募集期間で596億円もの巨額をゲットできたことで、運用面での心配(純資産額が少ないことによるコスト増や乖離率増のリスク)はなくなりました。

とはいえ、SBI・SCHDの圧勝かと言うと、そういう単純な話ではありません。なぜなら、現状では、楽天SCHDは楽天証券だけ、SBI・SCHDはSBI証券だけでしかそれぞれ買うことができないからです。
両ファンドの純資産額は、両ファンドの人気投票という意味を超えて、楽天証券とSBI証券の人気投票という意味があるように思えてきました。

4 件のコメント:

  1. 日本の証券会社で販売できない(当局へ申請されていない)米国ETFを投資信託の形なら実現できるという事は、一部で話題の暗号資産ETFも「買うだけ投信」として組成できるのでしょうか。
    それならどこかが既にやってるような気もするので、NGなんですかね。

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  2. コメントありがとうございます。

    >暗号資産ETFも「買うだけ投信」として組成できるのでしょうか。

    全く分かりませんが、SBIアセットは検討をしているはずです。
    ただ、SBIは、フランクリン・テンプルトンと共同出資して運用会社を設立し、仮想通貨ETFの開発・販売を準備中ですので、米国ETFを買うだけファンドを率先して投入するかどうかは分かりません。

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  3. コメントありがとうございます。最初のコメントを書いた後にふと思ったのですが、「暗号資産ETF買うだけファンド」を作ると、それは“投信”なので譲渡益が分離課税20.315%になってしまい、抜け道化してしまいます。

    まずは暗号資産の課税を、金やコモディティと同等の分離課税20.315%にしないと「暗号資産ETF買うだけファンド」は認められない気がしました。

    石破首相は暗号資産売買益の分離課税化に対して、ぶっちゃけ反対論者のようです↓。石破政権下では実現しない(優先度は極めて低い)と思われます。
    https://japan.cnet.com/article/35226848/

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  4. コメントありがとうございます。

    ビットコインは雑所得(総合課税)のため、FXの雑所得(分離課税)とも違うんですよね。
    ビットコインETFをくるんだ投信が日本でリリースできるかどうかは、SBIアセットが研究中だと思いますので、社長のユーチューブライブで質問してみると回答してくれるかもしれません。

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