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【先頭固定】誰でもできる超カンタン投資術(2024.3)

本稿は、当ブログ(「 たわら男爵のインデックスファンド投資術 」)及び旧ブログ(「 40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ 」)の集大成として、何らの知識がなくても実践できる資産形成の具体的なやり方をお伝えするものです(この記事の後で カテゴリ ...

2025年1月9日木曜日

ジュニアNISA、400万円が1246万円に増えました

2016年にスタートした「ジュニアNISA」が2023年12月で制度終了しました(子供が成人するまで非課税運用が継続します)。

私には2人の子供がいます。
毎年子供に一定金額を贈与して、マネックス証券の子供名義の口座でインデックスファンドを買うことにしています。
その年の贈与金額を幾らにするかは、その年の1月1日に心機一転した新たな気持ちで熟考して決めることにしていますが、偶然これまでの全ての年の贈与金額が110万円になっています。

私が2024年12月までに子供に贈与した金額は1210万円になります。
インデックスファンドを買うようになったのは2016年にスタートしたジュニアNISA(2023年12月で制度終了)をやるためにマネックス証券で未成年口座とジュニアNISA口座を開設してからであり、それまでの110万円×2年分(2014年と2015年の各贈与分)は銀行口座に置いたままでした(2019年にこの事実を思い出し、銀行口座から出金してマネックス証券の特定口座でたわら先進国株を一括購入しています)。

この1210万円ですが、今、こうなっています。

●特定口座

●ジュニアNISA口座


2025年の贈与額は、2025年1月1日に熟考した結果、110万円ずつに決定しましたが、2023年11月にベンツE450ワゴンを買って預貯金がなくなったので、昨年末に売却したクレカ投資(楽天証券、auカブコム証券)のお金が着金した本日、子供名義のみずほ銀行に110万円ずつ振込送金しました。それを子供名義のマネックス証券口座に入金し、特定口座でたわら先進国株を110万円分、スポット購入しました(1/9はカーター元大統領の国葬で米国株式市場が休場しているため、1/10の発注になります)。


本日時点の運用額(特定口座+ジュニアNISA口座)は2933万6689円。投資元金は1210万円(2024年までの贈与金額)ですので、2.42倍に増えたことになります。

※これには、本日贈与した110万円(特定口座でたわら先進国株のスポット購入を発注済み)は含まれていません。本日贈与した110万円を含めると、子供の資産額は3043万6689円となり、アッパーマス層(資産総額3000万円以上5000万円未満)に到達したことになります。


ジュニアNISA口座の投資元金は400万円(80万円×5年分、2021年分以降はロールオーバーしたもの)です。
それが1246万1746円に増えたということは、含み益は846万1746円です。つまり、ジュニアNISAをしたことで171万9003円(=846万1746円×20.315%)の税金の支払いを免れたことになります。

また、ジュニアNISAの2021年分以降はロールオーバーで非課税投資枠を消費しているため、ジュニアNISA口座では新規投資をすることができません。
そのため、2021年分以降の贈与金額110万円は、特定口座でたわら先進国株の年初一括投資をして使い切っています。

そして、今年もまた、たわら先進国株の年初一括投資をする予定です。

その理由については、2021年1月3日付けの記事に記載したとおりですので、該当部分を貼り付けます。

インデックス投資の必勝法は「入金力」(より早期に、より多額のお金を投入してインデックスファンドを購入すること)です。
一括投資と積立投資とを比較したとき、どちらがより儲かるかと言えば、明らかに一括投資のほうです。
なぜなら、一括投資のほうがより早期に、より多額のお金をリスク市場に投入することで、より大きなリスクをとることから、より大きなリターンが期待できるからです。
しかし、それでもなお均等額積立投資が推奨されるのは、一括投資をした後に暴落相場が到来して多額の含み損が発生すると、ほとんどの人が投資を続ける気力を失い、損切りを言い訳に、実際はパニック売りをしてリスク市場から退場してしまうリスクが発生するからです。
暴落相場で投資を続ける気力を保つための特効薬には、2種類のものがあります。
特効薬その1は、ボーナスタイムの到来だと思うことです。
暴落時に均等額積立投資を継続すれば、同じ金額でより多くの口数を購入することができます。そのため、相場が回復したとき、より多くの口数が、より多くの含み益となって報いてくれます。
特効薬その2は、含み益の存在です。
含み益が多ければ多いほど、暴落によって含み損になりにくくなります。暴落によって精神的ダメージを受ける最大の原因は、含み損が日々増え続け、その終わりが見えないことです(含み益が減ったとしても大した精神的ダメージは受けません。なぜなら、含み益が残っている段階ではまだ元本を割っていないからです)。
私が子供名義の証券口座で投資をしている理由は、子供が成人して証券口座を子供に引き渡した時点で莫大な含み益が発生している状態を見せ、インデックス投資のパワーを実感させる点にあります。
子供が成人するまでの間は、子供名義の証券口座では毎年の贈与金額で買い増しするだけで売却することはありませんから、積立設定は解除し、その年に贈与したお金の全額でたわら先進国株を買ってしまうことにしました。



ところで、特定口座に110万円ぶちこむと、右肩上がりの相場では勝ちますが、年の途中で暴落すると悲しい思いをすることになります。
しかし、暴落が2026年まで続いていれば、特定口座に2026年1月1日に決めた贈与金額をぶちこむことでボーナスタイムの安値買いに参加できますし、コロナショックのように暴落がすぐに終わってしまったとしても、儲け損なうだけで損をするわけではありません。

というわけで、今年も行きます。




特定口座110万円ぶちこみ太郎に俺はなる!!





11 件のコメント:

  1. 匿名にで投稿してしまったので、再度コメントします。
    いつも楽しく読ませていただいています。質問ですが、未成年口座の出口戦略は、どのように考えているでしょうか?

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  2. コメントありがとうございます。

    >未成年口座の出口戦略は、どのように考えているでしょうか?

    私が死んだ後の話になるでしょうから、何も考えていません。
    なお、子供が成人した後も金額は未定ですが贈与を続けてたわら先進国株を買いたいと考えており(金額は各年の1/1に心機一転した気持ちで熟考して決めます)、それがスムーズにできるように、子供の成人前に親権に基づいて資産管理会社との間で子供名義の銀行と証券の各口座の管理を一任する契約を結ぼうと考えています。

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    1. 返信ありがとうございます。おそらく18歳になった時からNISAに360万を埋めて行くと思いますが、それまでに特定口座で運用していた投資信託を利確すると、扶養家族の、収入上限に引っ掛かる気がします。何か作戦は考えていますか?

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  3. コメントありがとうございます。

    >18歳になった時からNISAに360万を埋めて行くと思います

    5年で生涯投資枠1800万円を埋めてしまおうと思っています。

    >特定口座で運用していた投資信託を利確すると、扶養家族の、収入上限に引っ掛かる気がします。

    特定口座源泉徴収ありですので、影響はしません。

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    1. 返信ありがとうございます。

      まったく無知なので教えて欲しいのですが、扶養している子供の投資信託の利益が収入上限を超えても、源泉徴収をしていれば扶養は外れないということですね。

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  4. コメントありがとうございます。

    >扶養している子供の投資信託の利益が収入上限を超えても、源泉徴収をしていれば扶養は外れないということですね。

    「源泉徴収あり」の「特定口座」で売買し、かつ自分で確定申告しなければ、所得金額を判定基準とする全ての国・地方のサービスに影響しません。もちろん扶養との関係でも、子供の所得金額は(特定口座内の譲渡・配当所得が幾らになろうが)ゼロ円になります。

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  5. ありがとうがざいます。勉強になりました。
    最後に教えてください。子どもに基礎控除が48万あると聞いたことがあるのですが、税金を取り戻す場合は確定申告をする必要があると。男爵さんは、源泉徴収ありの口座で運用してますか?なしの口座ですか?

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  6. 毎年熟考の末、偶然にも110万が続くことはあると思うのですが、第三者から定期贈与だと誤解されないような工夫を男爵は何かされていらっしゃるのでしょうか?

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  7. コメントありがとうございます。

    >子どもに基礎控除が48万あると聞いたことがあるのですが、税金を取り戻す場合は確定申告をする必要がある

    私はやっていません。
    特定口座から出す影響が読み切れないからですし、子供にバイアンドホールドの重要性を伝えたいのに目先の利益に釣られて利確を繰り返す姿を見せるのはよろしくないからです。

    >男爵さんは、源泉徴収ありの口座で運用してますか?なしの口座ですか?

    「特定口座源泉徴収あり」が誰にとってもマストの選択であり、これ以外を選ぶべきではありません。
    なお、あえて確定申告をしたいのであれば、年間取引報告書を見れば簡単にできます。

    >第三者から定期贈与だと誤解されないような工夫を男爵は何かされていらっしゃるのでしょうか?

    毎年ブログに書いているのはそのためです。
    問題になることはないと思っていますが、もし問題視されたら裁判で争うという不退転の決意を示して翻意を促し、それでもダメなら最高裁まで頑張ります。

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  8. 贈与の件は毎年ブログに書くことよりも子供がちゃんと自分が貰ったものだと、自分のお金なんだときちんと認識していることのほうが重要だと思います。
    ブログの記載内容は税務署を煽っているように見えてひやひやします。

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  9. コメントありがとうございます。

    >子供がちゃんと自分が貰ったものだと、自分のお金なんだときちんと認識していることのほうが重要だと思います。

    成人後であればその通りですが、現在は親権に基づいて贈与金を受け取っているため、子供の認識は関係ありません。

    >ブログの記載内容は税務署を煽っているように見えてひやひやします。

    ご心配いただいて感謝しますが、合法と違法の境目のスレスレのことをしているつもりはなく、完璧に合法の範囲内の手堅いやり方だと思っています。
    例えるならば、制限速度+10㎞でACCを設定して走行中、後ろにピッタリとパトカーがついてくる状況よりも安全だと思っていますが、もし税務署に問題視されたら、その根拠となる裁判例、審判例、文献の提出を求め、おそらくそのようなものは存在しないので諦めてもらえるのではないかと思っています。

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