たわら先進国株の4月4日付け基準価額は、前営業日比-5.22%でした。
そして、その翌営業日である4月7日付け基準額は、前営業日比-6.09%でした。
たわら先進国株の基準価額は、33486円(4/3)→31739円(4/4)→29806円(4/7)と大きく変動し、わずか2営業日で-10.99%下落しました。
たわら先進国株の史上最高値は37188円(2025.1.24)ですので、史上最高値から-19.85%下落したことになります。
スリムオルカン 前日比-5.79%、史上最高値(2025.1.24の28060円)から-18.44%
スリムS&P500 前日比-6.13%、史上最高値(2025.1.24の34638円)から-22.48%
私は、3種類の米国ETF(VT、VTI、VOO)を保有しています。インデックス投資の最適解はたわら先進国株が新規設定されるまではVTをバイアンドホールドすることでしたが、VTは3か月に1回の頻度で分配金を出すため、「配当金再投資サービス」が実装されていないSBI証券では分配金を手動で再投資しなければならず、ほったらかすことができません。
※ドル⇔円の為替手数料が有料だった時代、VTの分配金(ドル)を使ってVYIやVOOを手動で購入していました。VTを購入しなかった理由は、取得単価を動かしたくなかったからです。
※「配当金再投資サービス」があるマネックス証券に移管すれば解決することですが、ドル⇔円の為替手数料が無料化された現在(円貨決済は依然として有料)、ドルで入金された分配金を手数料無料で円に交換することで配当金生活を楽しむことができます。また、米国ETFの含み益は100%を優に超えているため、売却すると税金でかなりの財産が目減りすることも買い換えを躊躇させる大きな理由でした(仮に含み益100%の段階で全売却すると、売却額の1割超が税金で消え、9割しか手元に残りません)。
史上最高値から20%ほど下がったということは、私の場合で言うならば米国ETFの含み益が20%減ったことを意味します。つまり、仮に今、米国ETFを売却してたわら先進国株に買い換えるとすると、史上最高値の時点での買い換えと比べて米国ETFの時価総額の4%(含み益20%×税金20.315%=4.063%)の税金を支払わずに済む(=株価がいずれ元に戻るのであれば、税金の支払時期を将来に繰り延べできる)ことになります。
しかし、遺憾ながら手元に現金がありません。普通預金にあった1000万円でE450ワゴンを買った今、無リスク資産の100%が個人向け国債変動10です。個人向け国債変動10は購入から1年が経過しているため、中途換金すれば買換え資金を用意することはできますが、買換えが終わった後は個人向け国債変動10に戻すことになるため、直近1年分の利子相当額が無駄になります。
【シミュレーション】
1,個人向け国債変動10を売却して、買換え原資を用意する。
例:SMBC日興証券で保有している個人向け国債変動10(第146回)を2025年4月8日に2000万円中途換金すると、3営業日後に1994万7371円が入金される。2000万円の原資を用意するためのコストが5万1629円かかることになる。SMBC日興証券では売却金を手数料無料で銀行口座に送金してくれるので、みずほ銀行に送金してもらうことにする。
2,みずほ銀行に2000万円の着金後、たわら先進国株の2000万円の購入注文、VTの2000万円の売却注文(円貨決済)を同日に出す。
※円貨決済だと為替手数料(1ドルあたり25銭。1ドル150円時だと0.167%)がかかるものの、タイムラグなく円貨に交換することができ、受渡日前に買付余力に反映されます。
円貨決済ご選択の場合、現地約定日の翌国内営業日に当社が決定した為替レートを基に再計算され、受渡金額(円貨)が確定いたします。
約定後、日本円の買付余力には、現地約定日の翌国内営業日の受渡金額(円貨)算出後、日本時間13:00頃に反映する予定となります。現地約定時点では日本円の買付余力に反映いたしませんので、当該買付余力を基にご注文を発注される際はご留意願います。
https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/attention/trading/stock_gai_12.html
3,VTの売却金が買付余力に反映されたら、たわら先進国株の2000万円の購入、VTの2000万円の売却(円貨決済)を行う(以降はこの繰り返し)。
4,VTの売却が終了したら、個人向け国債変動10を新たに2000万円購入する。
ただ、問題は、今回の株安がトランプ大統領の言動に100%依存しているという点です。トランプ大統領の言動次第で、上記1~4をやっている間に相場が回復する可能性があります。また、VTの分配金を手数料無料で円に交換して配当金生活を楽しんでいる現状に不満があるかと自問すると何もありません。
というわけで、どうするかを悩んでいるところです。
【本日の一曲】
「Party of Monsters」(作詞・作曲・編曲 小室哲哉)
●フルバージョン
https://www.youtube.com/watch?v=TmxSF9S3RIs
●「ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ」エンディングアニメ版
https://www.youtube.com/watch?v=O_nX0Ss1MTI
小室哲哉さんのアニメ曲では平成版サイボーグ009の曲が好きです。
返信削除https://www.youtube.com/watch?v=w0GxYYwdL7s
また、小室さんの曲のなかでは、TM NETWORK「COME ON EVERYBODY」が勇気が出てくる、前向きになれる、落ち込んでる時に聞きたい曲ですが、男爵さんはどの曲が勇気が出てくる、前向きになれる、落ち込んでる時に聞きたい曲ですか。
お世話になっております。
返信削除男爵さんからみて、小室哲哉さんの魅力は何でしょうか。
米国を信頼しきってしまう事の危険性を確認できたのかもです
返信削除現政権で親中派の存在感が増すかもですね 良し悪しは別に
資本主義の定義、経済社会の原則さえ覆えしてしまえば 市場経済の存在も危惧します 北米、欧州、ロシア、中国 多極化の流れでこの国は何処に辿りつくのか 我が大事な金融資産の行方も心配です
コメントありがとうございます。
返信削除>男爵さんはどの曲が勇気が出てくる、前向きになれる、落ち込んでる時に聞きたい曲ですか。
「Precious Memories」を聴くと、なんとも言いようのない気持ちになります。
https://www.youtube.com/watch?v=QQvnA1n0nTM&list=OLAK5uy_nHvJph1p4uxmYY39qpubLH6mtgYKn0ogo&index=9
>男爵さんからみて、小室哲哉さんの魅力は何でしょうか。
素晴らしいメロディ、最先端のバックトラック、心を打つ歌詞が融合しているところです。
「TRUE KiSS DESTiNATION」を聴くと、それがよく分かります。
>我が大事な金融資産の行方も心配です
我々にできることは、資本主義を信じることだけです。
ご返信ありがとうございます。
返信削除Precious Memories聴きました。ナイスですね。
これからも音楽含め素敵なブログ楽しみにしております。
トランプ政権が米国金融資産の外国人保有に課税する計画という話がXなどで出ていますが、男爵様はもしその様決定がなされた場合にVTやたわら先進国株の保有を続けられますでしょうか? 私は取り敢えずVTからは逃げ、オルカンは様子見という状況なのですが。
返信削除もしかしたら、数ヶ月前に話が出ていたマールアラーゴ合意の焼き直しなら米国債だけで、米国株は関係ないのかも知れませんが。
コメントありがとうございます。
返信削除>男爵様はもしその様決定がなされた場合にVTやたわら先進国株の保有を続けられますでしょうか?
もしそうなったら、日本人が直接市場で買う場合と日本の投信会社が市場で買う場合とで区別しないのではないかと思います。
いつも興味深く記事を拝見しています。以前も何度かコメントしております。
返信削除私も過去インデックス投信の手数料が高かったころに購入したVTIとVXUSを自身の資産の25%程保有しております。
配当金の課税自体や処理の面倒さもあり、インデックス投信の乗り換えを検討しながらだらだらと持ち続けています。
今般の値下がりはよい機会だと思いつつ、記事でも言及の通り上下が激しすぎてどうしたものかと思っております。
いまだパニック売りとまでは至っていないようにも思いますし、最悪乗り換え出来なくてもと思って様子見中です。
コメントありがとうございます。
返信削除>いまだパニック売りとまでは至っていないようにも思いますし、最悪乗り換え出来なくてもと思って様子見中です。
そうなんですよね。底が分かれば(個人向け国債変動10を売ってでもお金を用意して)躊躇なく乗り換えるのですが、「もっと下がるのではないか」とか「準備中に相場が戻るのではないか」という雑念が邪魔をします。
資産管理法人を作ったときは、個人名義の資産を売却しないと法人名義の資産が作れないので同じように思いつつも売却できた(結果としてコロナショックの底近辺での乗り換えができた)のですが、今は「別に売らなくても分配金がもらえるし」という気持ちでどうも切迫感がありません。