「eMAXIS Slim」シリーズは、我が国最大のインデックスファンドシリーズです。
8月1日付けでスリムS&P500が純資産額8兆円に到達したことは既にお伝えしましたが、8月13日付けでスリムオルカンが純資産額7兆円に到達しました。
※よろしければ、次の記事もご覧ください。
●米国ETF(VTI、VOO)を全売却しましたhttps://tawaradanshaku.blogspot.com/2025/08/etfvoovti.html
●株価が最高水準の今、やるべきこと
投信の基準価額の推移は、次のとおり。
1/24 28060円
8/1 29103円(+3.72%)
8/13 29132円(+3.82%)
●たわらノーロード先進国株式 7/16に史上最高値を更新
1/24 37188円
8/1 38135円(+2.55%)
8/13 38086円(+2.14%)
●eMAXIS Slim米国株式(S&P500)8/1に史上最高値を更新
1/24 34638円
8/1 34806円(+0.49%)
8/13 34706円(+0.20%)
【参考】
●eMAXIS Slim先進国株式(含む日本)〈オール先進国〉 7/15に史上最高値を更新
1/24 10695円
8/1 10990円(+2.76%)
8/13 11007円(+2.92%)
このように、1月24日付けの史上最高値を全てのファンドが上回りました。
スリムS&P500を除く4ファンドは8月1日付けの史上最高値を更新しましたが、スリムS&P500だけは更新できずにいます。
VTIとVOOを全売却したことで、私が保有するファンドはたわら先進国株とVTの2本立てとなりました(正確には、2018年と2019年のつみたてNISA口座ではスリム先進国株を買っているほか、クレカ投資ではスリムオルカンを買って1年分たまったら売却することを繰り返しています)。
VTは3か月に1回の頻度で分配金を出しますが、分配金を出すたびに課税されるため、投資効率が悪いです(分配金がドルで入金される点は、為替手数料がゼロになったので問題なくなりました)。
とはいえ、これから年齢を重ねて判断能力が衰えたときのことや、最終的に残った財産は子供へ相続することを考えると、保有資産はできる限りシンプルに、分かりやすく整理しておきたいところです。
私は、新興国株がほしければスリムオルカン、新興国株が不要ならたわら先進国株に投資するのがよいと考えています。
全世界の株式に時価総額比で投資したい人にとって、規模やコストを考えると、あえてVTを選択する必要はもうないと言えるでしょう。
●規模
・スリムオルカン 7兆0056億円
・VT 486億5100万ドル(7兆1517億円)
●コスト
・スリムオルカン 0.094%
・VT 0.06%
※ただし、VTには三重課税コストがあるほか、3か月に1回の頻度で分配金が出るため、その都度28.2835%が課税され、分配金の71.7165%しか取得できない(分配金×10%を米国が、残りの90%の分配金×20.315%を日本がそれぞれ課税するため)。
※VTの三重課税コストの推測値は0.1251%ですので、三重課税コストを考慮するとスリムオルカンのほうが低コストになります。
【参考】
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1202.html
いつも為になる記事ありがとうございます。たわら先進国株式もslimオール先進国も投資先に香港を含んでいます。現在の香港は中国共産党の支配下にあり、先進国に区分するには難があるように思います。この点、たわら男爵さんの御見解伺えませんか。
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除>現在の香港は中国共産党の支配下にあり、先進国に区分するには難があるように思います
全く同感です。
5年前の国家安全維持法、1年前の国家安全条例の施行によって急速に言論統制が始まってからはもうダメだと思います。SNSに投稿して終身刑になるような先進国はあり得ません。