三井住友銀行は、5月26日、「Olive Infinite」のサービス提供をスタートしました。
特筆すべきは、年会費9万9000円のブラックカードが一定の条件で無料になるという点です。
【参考】
●【Olive Infinite】年会費無料条件は「資産5000万円+カード決済100万円」
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2026/05/olive-infinite5000100.html
とはいえ、年会費無料で保有し続けるためには、資産条件をクリアすることに加えて年100万円のカード決済を毎年継続しなければなりません。
資産条件は、十分なリスク資産を保有している人であれば、SBI証券にリスク資産を集中させた上で、毎月7日になったらメインバンク(私の場合はauじぶん銀行)から三井住友銀行に500万円を振込送金し、毎月9日になったら三井住友銀行からメインバンクに500万円を振込送金することで達成可能です(基準日は毎月8日15:00ですが、余裕を見て7日に日付が変わったら振込送金したほうがよいと考えています)。
しかし、年100万円のカード決済を毎年継続しなければならない点は、本当に得かどうかを良く考える必要があります。
まず、Olive Infiniteの還元率は1.0%です。
これに対し、住信SBIネット銀行プラチナデビットカードの還元率は2.5%(ただし、前月末日23:59時点で預金残高1000万円以上という資産条件あり)です。住信SBIネット銀行プラチナデビットカードでVポイントPay残高チャージをし、ポイント払いモードにしたOliveでクレカ決済すると自動的にVポイントPay残高が消費されて0.5%のVポイントがもらえるため、還元率3.0%でクレカ決済ができます(auPAY残高チャージを間に入れると更に0.5%を上乗せできますが、auPAY残高チャージは毎月5万円の上限があるため、今回は考慮しないことにします)。
私は、現在、PayPayカードゴールドをメインカードにしています。還元率は1.5%(6月以降に年会費請求月が到来する時点から順次1.0%に改悪)ですが、前月にPayPayステップを達成することで0.5%が上乗せされて還元率2.0%になります。
とはいえ、ポイント払いモードにしたOliveのほうが還元率が良いため、PayPayカードゴールドはポイント払いモードにしたOliveが利用できないとき(光熱費等の定期継続払い)やコストコのガソリンスタンド(masterカードしか使えない。住信SBIネット銀行プラチナデビットカードやauPAYプリペイドカードは利用不可)で利用しています。電気代をカテエネバンクの口座振替にしているため(前月末日23:59時点で預金残高200万円以上という資産条件を達成すると、デビットカードの還元率が2.0%になり、中部電力の口座振替の還元率が5.0%になる)、PayPayカードゴールドのクレカ払い(コストコのガソリン代を除いたもの)は年20万円ほどです。
そうすると、Olive Infiniteの年会費無料条件である年100万円のクレカ決済を達成するためには、ポイント払いモードにしたOliveの決済額から80万円を減らしてOlive Infiniteで決済するようにしなければなりません。80万円×2.0%(ポイント払いモードにしたOliveの還元率3.0%とOlive Infiniteの還元率1.0%の差額)=1万6000pがもらえなくなります。
※Olive Infiniteには「継続特典」があります。前年利用額400万円以上で4万p(通常還元率と合算して還元率2.0%)、前年利用額700万円以上で11万p(通常還元率と合算して還元率2.57%)です。継続特典は高額な年会費をペイするためのものですが、年会費無料条件をクリアしていれば継続特典でもらえるポイントがそっくりそのまま還元率の上乗せになります。とはいえ、還元率は最大で2.57%であり、ポイント払いモードにしたOliveの還元率3.0%を下回るため、ポイント目当てでOlive Infiniteを利用しようという気持ちにはなれません。
また、クレカ投資の還元率についても、Olive Infiniteの基本還元率は1.0%に過ぎません。前年のクレカ決済額に応じて、300万円以上で1.0%、500万円以上で2.0%、700万円以上で3.0%が加算されますが、前年クレカ決済額が300万円未満であれば還元率1.0%のままです。
これに対し、ゴールドカードの基本還元率は0%ですが、前年クレカ決済額が10万円以上で0.75%、100万円以上で1.0%になります。
私は、三井住友ビジネスオーナーズゴールドでクレカ投資をしていますが、還元率は0.75%(前年のクレカ決済額10万円以上)です。そうすると、毎月10万円のクレカ投資をしたときのポイントは750Pであり、Olive Infiniteの1000pと250pしか違いません(年間で3000p差)。
なお、今回、「三井住友カードつみたて投資」ポイント付与上乗せが新設されました。
当月8日15:00時点の資産条件3000万円以上で1.0%、資産条件5000万円以上で2.0%が上乗せされます。これはプラチナプリファードやInfiniteの年会費無料条件の資産基準と同じですが、これらのカードを発行する必要はありません。つまり、Oliveアカウントのランクがノーマルやゴールドであっても資産条件を満たせばクレカ投資の還元率に1.0%ないし2.0%が上乗せされます(ただし、SBI証券の口座属性を「Oliveコンサルティング仲介口座」にする必要あり)。
※「Olive限定上乗せプラン」(当月8日15:00時点の三井住友銀行の円普通預金残高500万円以上で0.5%上乗せ)は、こちらが適用される場合は適用されません。そのため、仲介口座に変更することで増えるポイントは、資産条件3000万円以上で500p(年6000p)、資産条件5000万円以上で1500p(年1万8000p)となります。
このようにつらつらと考えると、結局のところ、Olive Infiniteの独自の特典に1万円以上の魅力があると思えないと年100万円のクレカ決済をする気持ちになれません。
もっとも、初年度年会費はクレカ決済が条件ではないこと、「リリース事前キャンペーン」に応募済みのため、Olive Infiniteに切り替えて7月31日23:59時点の円預金残高100万円以上にすると3万3000pがもらえること、年100万円のクレカ決済ができなくても解約しぐさをすると次年度年会費が免除される可能性もあることから、申し込んでもいいような気もしています。
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