MUFJグループは、「エクセレント倶楽部」(三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行の独自運用サービス)を再編し、「MUFGのエムット Excellent Club」をスタートします。
リリースが出ています。
https://www.tr.mufg.jp/ippan/release/pdf_mutb/260826_2.pdf
2027年3月に「三菱UFJ銀行エクセレント倶楽部」の顧客が「MUFGのエムット Excellent Club」に移行した後、「三菱UFJ信託銀行エクセレント倶楽部」の顧客が合流し、内容が全く別の2つのエクセレント倶楽部が1つに統合されることになります。
入会資格は、「預金を含む資産残高3000万円以上」or「預金を除く資産残高1000万円以上」です。
三菱UFJ銀行で、個人向け国債変動10(銀行窓口で「公共債取引口座」を開設する必要あり。保有残高はネットでは確認できず、年1回郵送される取引残高報告書を見るしかない。購入及び売却は銀行窓口に行くしかない。とても不便)ないし超低コストインデックスファンドを1000万円買えばクリアできます。
2027年3月時点の入会資格は三菱UFJ銀行預かり残高基準ですが、2028年以降、MUFJグループ預かり残高基準に拡大されます。三菱UFJeスマート証券(旧カブコム証券)の保有資産もいずれカウント対象になるため、1000万円の投信を買えばクリアできます。
なお、オルカンを1000万円買ってクリアするのが最もお得です。SBI証券であればもらえる投信残高ポイント(1000万円×0.0175%=年1750p)がもらえなくなる(低コスト投信に対する三菱UFJeスマート証券の投信残高ポイントは0.005%)と思ったのですが、極一部のスリムシリーズだけ特別に増額されており、オルカンやS&P500の投信残高ポイントはSBI証券と同率です(コメント欄でご指摘いただきました。ありがとうございました)。
※三菱UFJ銀行でもオルカンは買えそうですが、投信残高ポイント(保有額1000万円で1750円相当)が付与されません。ただ、三菱UFJカードのゴールドカードやプラチナカードの年会費を払っている人は、三菱UFJeスマート証券との連携までの1年分の年会費を払うよりも三菱UFJ銀行でオルカンを買って現行の「三菱UFJ銀行プレミアム倶楽部」に入り2027年スタートの「MUFGのエムット Excellent Club」への自動移行を狙ったほうが良いかもしれません。
さて、三菱UFJeスマート証券(2028年以降、預かり残高としてカウント対象になった後)でスリムオルカンやスリムS&P500を買えばコストゼロで入会できますが、コストゼロであっても微妙です。
会員証がわりに発行されるプラチナカードは「エムット Excellent Club カード プラチナ アメリカン・エキスプレス・カード」ですが、これは本家のプラチナカード(年会費16万5000円)ではなく「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」(年会費2万2000円)です。
ただし、家族カード(三親等内の親族であればOK。生計が同じである必要なし)が無制限に無料(MUFJカードは2人目以降は3300円。MUFJカードの家族カードは生計が同じである必要あり)であり、預かり残高3000万円以上で還元率1.0%(預かり残高が増えれば還元率も増えて最大1.6%。MUFJカードの還元率は0.5%)というメリットがあります。
オルカン5000万円で還元率1.6%のクレカが手に入る(還元率1.6%になるための預かり残高が幾らかは非公表のため、私の予測です)と思えば、オルカンをメインの投資先にしている人にとっては魅力的かもしれません。しかし、月末時点の普通預金残高200万円で還元率2.0%になるカテエネバンクデビットカード、同1000万円以上で還元率2.5%になるドコモSTMBネット銀行プラチナデビットカードがありますので、還元率1.6%の年会費無料クレカを入手するために三菱UFJeスマート証券でオルカン5000万円を保有したいとは思えません。
年会費2万2000円を払って「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」を保有している人は、オルカン1000万円で年会費無料になる「エムット Excellent Club カード プラチナ アメリカン・エキスプレス・カード」を取得する価値はありますが、「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」の非保有者がこのクレカ目的で「MUFGのエムット Excellent Club」に加入したいかと思えるかは極めて微妙です。
ライバルの三井住友銀行が「三井住友Olive Infinite」の年会費9万9000円を一定の資産条件+年100万円決済で無料にしていますが、「三井住友Olive Infinite」は本家Visaの最上位カードであり、還元率は1.0%と良くも悪くもない微妙なところですが、保有したいと思わせるだけの魅力があります。
しかし、「エムット Excellent Club カード プラチナ アメリカン・エキスプレス・カード」は年会費2万2000円の提携カードにすぎません。以前も書きましたが、masterカードの最上位カードである「World Elite」を三菱UFJカードのラインナップに組み入れるべきだったと思います。
三井住友銀行は、資産条件3000万円+年100万円決済でなんちゃってプラチナカードである「プラチナプリファード」の年会費3万3000円を無料にし、資産条件5000万円+年100万円決済でブラックカードである「infinite」の年会費9万9000円を無料にしています。それに対抗したいのであれば、「エムット Excellent Club カード プラチナ アメリカン・エキスプレス・カード」を保有資産1000万円で無料取得させるとしても、保有資産5000万円以上の顧客には「エムット Excellent Club カード World Elite」を提供するなどの工夫をしなければ話になりません。
還元率も、資産条件3000万円でようやく1.0%です。基本還元率の記載はありませんが、MUFJカードと同じ0.5%と推測されます。良いとは言えません。
最大で還元率1.6%になるものの、資産条件を考えるとそれほどお得とも思えませんし、ブランドがアメックスですから使い勝手が悪いです。
もっとも、「三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」を年700万円使って投信積立の還元率を7.0%にしている人からすれば、還元率0.5%で3万5000pから還元率1.6%で11万2000pに増えるわけですから超絶にお得になりますが、そんな人がどれだけいるのか疑問です。
看板サービスである無料クレジットカードにプレミアム感が全くないことで、「MUFGのエムット Excellent Club」にプレミアム感が感じられなくなってしまったことが非常に残念です。
既にOlive Infiniteが始まっている中で、全ての点でそれより下回るサービスを始めるのが理解できません。(上回るのはクレカ積立の還元率くらい?)
返信削除あえて良い点を探すとすれば、業界で流行りのカード決済額条件(年間/月間)がどこにも無い、という点でしょうか。
あまり話題になっていないような気がしますが、eスマートのポイント付与が変わってオルカンは同率付与ではと思いますが、その場合ご意見変わりますか?
返信削除https://kabu.com/item/fund/point/default.html
コメントありがとうございます。
返信削除>既にOlive Infiniteが始まっている中で、全ての点でそれより下回るサービスを始めるのが理解できません。
年会費2万2000円の提携アメックスの券面デザインを変えてもプレミアム感はないですよね。
>あえて良い点を探すとすれば、業界で流行りのカード決済額条件(年間/月間)がどこにも無い、という点でしょうか。
記者会見でもこの点を強調していましたね。
エムットがシェアを拡大して、OliveInfiniteの年100万円決済がなくなってほしいものですね。
>eスマートのポイント付与が変わってオルカンは同率付与ではと思いますが、その場合ご意見変わりますか?
何かで見て、同じグループのスリムだけアップしてたわら先進国株が対象外だったのでそのまま忘れていました。
ご指摘ありがとうございました。本文を訂正しておきます。
こんにちは
返信削除プラチナプリファードは年会費無料は普通預金500万も要件ではなかったでしょうか。
コメントありがとうございます。
返信削除>プラチナプリファードは年会費無料は普通預金500万も要件ではなかったでしょうか。
そのとおりです。
infiniteもプラチナプリファードも、三井住友銀行とSBI証券で500万円ずつを達成した上で、両社の合計で5000万円ないし3000万円をクリアし続ける必要があります。
ただ、三井住友銀行の毎月8日15:00時点の普通預金残高500万円のクリアは投信積立の還元率0.5%アップの条件でもあるため、こちらをクリアしている人は自動的にクレカの年会費無料条件もクリアしていることになりますので、本文では特に記載していません。