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2026年8月19日水曜日

「CLA220シューティングブレーク」に試乗しました

E450ワゴンを点検に出すついでに、先月発売されたばかりの「CLA220シューティングブレーク」(フルオプションで836万9500円)に試乗してきました。


CLA(クーペタイプ、ステーションワゴンタイプ)は、2026年7月9日、フルモデルチェンジをしました。

CLAは今回で3代目になりますが、プラットフォーム(電気自動車用として開発したものをガソリン車にも転用)、内外装を一新し、先代とは全く別の車に生まれ変わりました。

※Aクラスは2025年で廃止予定でしたが、その方針は撤回され、2028年のフルモデルチェンジが予定されています。新型Aクラス(ハッチバックタイプ)のプラットフォームには、今回のCLAの新世代プラットフォームと同じものが採用される見込みです。


新型CLAのドイツ版は全幅1855㎜ですが、日本版は全幅1835㎜に抑えられています。AMGラインパッケージ装着時でも全幅1835㎜が維持されます。

具体的なサイズ(AMGラインパッケージ装着時。AMGラインパッケージを装着しないと、ヘッドアップディスプレイ、ARナビ、ブルメスタースピーカー、スーパースクリーンが装着できないので、事実上必須)は、次のとおり。CLAにはクーペタイプとステーションワゴンタイプの2種類がありますが、サイズは全く同じです。


全長4730㎜×全幅1835㎜×全高1455㎜×ホイールベース2790㎜

【参考 現行Cクラス】
全長4785㎜×全幅1820㎜×全高1455㎜×ホイールベース2865㎜
【参考 次期Cクラス(ガソリン車、ドイツ版)】
全長4766㎜×全幅1820㎜×全高1438㎜×ホイールベース不明
【参考 次期Cクラス(電気自動車、ドイツ版)】
全長4883㎜×全幅1892㎜×全高1503㎜×ホイールベース不明

※次期Cクラスは電気自動車が先行して発表され、全幅が1892㎜であることに驚いたのですが、ガソリン車の全幅は1820㎜が維持されました。私は、現行Eクラスの全幅が1850㎜から1880㎜に拡大されたことでCクラスの全幅も拡大されるのではないかと思っていましたが、ひとまずは良かったです。BMWの次期3シリーズの全幅がどうなるか(先行発表されたi3の全幅は1865㎜で、現行3シリーズの1825㎜より4㎝も幅広)にも注目しています。



CLAのサイズを現行Cクラスと比較すると、55㎜短く、15㎜幅広です。

ホイールベースはCクラスより75㎜も短いのですが、実際に両車の後席に乗り込むと、CLAのほうが後席の居住空間が明らかに広いです。Cクラスの後席は膝前の空間に余裕がなく膝頭が前席のシートに当たりそうですが、CLAの後席は膝前の空間に余裕があり、体感的にはEクラスと同等の余裕がありました。

C200ステーションワゴン(最廉価バージョンの「スポーツ」)はフルオプで786万5000円です。CLA220シューティングブレークはフルオプで836万9500円ですので、Cクラスワゴンのほうが50万4500円も安いという逆転現象が起こっています。

※C200とCLA220のエンジンを比べると、総排気量は同等ですが、最高出力はC200のほうが14馬力上です。

※CLAには、最高出力136馬力のCLA180と190馬力のCLA220の2種類があります。CLA180シューティングブレークはフルオプで747万9500円CLA220より89万円安い)です。



私が2011年にC200ステーションワゴンを買ったときはコミコミ519万円、2014年にE250ステーションワゴンを買ったときはコミコミ669万円でした。それらと比べると、すごく高くなったという印象です。



新型CLA220シューティングブレークに試乗して気づいた点は、次のとおり。


1,外装は、写真だと違和感を覚えるが、実車だと非常に格好よく感じた。違和感は全くない。


2,ドアガラスがフレームレスのため、ドアを閉めるときに窓ガラスを持って押し込んでしまい、毎回ストレスを感じる。


3,ハイパースクリーンは、写真だと上下の幅が狭く感じられるが、実車だと写真の2倍は幅広に感じられる。狭いとは全く思わない。現行Aクラス等に装備されているスクリーンは細長く感じるが、それらとは全く別物。

ただし、現行SクラスやCクラスに装備されているセンタースクリーンと同様、縁の部分にプラスチック感があり安っぽく感じる。また、エアコンの送風口がある左右の端の部分はプラスチック素材のピアノブラックだが、真横にあるガラス製スクリーンの黒色ベゼルがどうしても一緒に目に入ってしまう。質感が全く違って非常に安っぽい。

※8月17日に発表された次期Cクラスにはハイパースクリーンは搭載されておらず、メーターとナビの各スクリーンは現行Cクラスと全く同じものが採用されている。


4,センターコンソールとドア(シートヒーターやシートのスイッチがある部分)の「ライトブラッシュドアルミニウム」は、写真だと高級感があるが、実車はとても安っぽく感じる。Cクラスのカーボン調のセンターコンソールも安っぽいが、どちらがより安っぽいかは微妙。Cクラスはカーボンだと思って触ると安っぽい質感に裏切られた気持ちになり、以後は安っぽく見えてしまうことを考えると、最初の見た目からして安っぽいCLAのほうが裏切られたと感じないだけましかもしれない。少なくともキズが付きやすいピアノブラックよりはまし。この部分をウッド調にすれば高級感があったであろうことを思うと非常に残念。

※8月17日に発表された次期Cクラスのセンターコンソールとドア(シートヒーターやシートのスイッチがある部分)は、現行Sクラスと同じピアノブラックが採用されており、非常に残念。なお、次期Sクラスではセンターコンソールのピアノブラックは廃止されている。


5,ハイパースクリーンの両端、センターコンソールとドア(シートヒーターやシートのスイッチがある部分)の「ライトブラッシュドアルミニウム」を除けば、安っぽさは感じられない。確かに様々な箇所でハードプラが多用されているものの、目線より上の部分にはソフト素材が採用されており、目線を下げなければ安っぽいとは感じない。


6,後方視界(ルームミラーで見るリアウインドウ越しの風景)は、Cクラスセダンの3分の2程度に感じる。良くはないが、困るほど悪くはない。


7,後席の居住性は、非常に良い。膝と前席シートとの間には十分な余裕がある。膝前空間は、Cクラスセダンとは比べものにならないほど広い。前席シートの下に爪先は入らないが、スペースが広いので足の置き場に困ることはない。

ただ、前席シートのヘッドレストが大きいため、後席に座ると左右(運転席シートと助手席シートがある部分)の視界がシートでふさがれて前方(フロントガラス越しの風景)が全く見えない。とはいえ、運転席シートと助手席シートの間から前方は十分に見えるし、頭上には巨大なガラスルーフがあるため、圧迫感はない。ガラスルーフは遮光・遮熱処理がされており、ガラスルーフ越しに太陽を直視しても全くまぶしくなかった。


8,乗り心地は非常によい。電気自動車なのかと疑ったほど、静かで、滑らかで、力強く走る。

試乗後に代車のC200セダンに乗り換えたが、乗り心地は優劣つけがく、CLA220のほうを選びたいと思えるほどだった。



というわけで、センターコンソールは残念でしたが、試乗した上で購入を検討する価値は十分にありそうです。

とはいえ、もし私がE450ワゴン(マイルドハイブリッドを搭載した直列6気筒エンジン、エアサス、4輪駆動、全幅1852㎜)に乗っておらず今新車を買うのであれば、CLA220シューティングブレークに836万円は出しません。200万円を上乗せしてBMWのM340i(マイルドハイブリッドを搭載しない直列6気筒エンジン、バネサス、4輪駆動、全幅1825㎜。ステーションワゴンで総額1027万円)を買うと思います(M340iはモデル末期ですので100万円値引きが期待できそう)。

※M340iの後継(i3のガソリン車バージョン)M350(直列6気筒エンジン、バネサス)であることが明らかになっていますが、サイズが維持されるかどうかが心配ですし(i3と同じサイズだと全幅1865㎜になる)、マイルドハイブリッド化されるかもしれません(ドイツ版のM340iは既にマイルドハイブリッド化されています)。なお、高速道路での時速130㎞以下でのハンズフリー自動運転が実装される見込みです。


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