「はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)」は、日本を含む全世界の株式に時価総額比で投資するインデックスファンドです。
その信託報酬は0.05775%。これは競合する「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の0.1133%の半額という激安特価であることや、インデックスファンドの運用能力に定評がある野村アセットマネジメントが運用会社であることから話題を集めています。
7月10日に新規設定された時点では野村證券のつみたてNISA専用ファンドでしたが、7月28日にはSBI証券、8月10日にはauカブコム証券が取扱いを開始しました。
SBI証券とauカブコム証券では野村證券のような縛りはなく普通に購入できますし、クレジットカード決済による投信積立サービスにも対応しています。私も、auカブコム証券のクレジットカード投資をはじめてのNISAオールカントリーに世界最速で変更しました。
【参考】●【世界最速】はじめてのNISAオールカントリーのauPAYカード積立設定(月額5万円)を完了
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/08/nisaaupay5.html
まずは、はじめてのNISAオールカントリーの純資産額の推移を見てみます。
7/28 200万円
7/31 200万円
8/1 400万円
8/2 6900万円
8/3 9000万円
8/4 1億1300万円
8/7 1億3400万円
8/8 1億6800万円
8/9 2億0700万円
8/10 2億2500万円(最新)
SBI証券で購入可能になった7月28日から数えれば、10営業日で2億円の増加です。
いい感じで純資産額が増えつつあります。
つぎに、運用状況を確認してみます。
指数との連動を目指すインデックスファンドにとって、指数との乖離は、上方乖離(儲かる)であろうが下方乖離(損する)であろうがどちらも歓迎できないことです。
とはいえ、指数はドルで提供されており、運用会社が自分で円換算するものであることや、一口に指数と言っても1種類ではなく、配当を含めるのか除くのか、配当を含めるとしても税引き前なのか税引き後なのかで3種類の指数が存在します。
そのため、月報に記載されているベンチマークとの差で比較しても無意味であり、結局のところは基準価額の騰落率で比較するしかありません。
SBI証券では、各ファンドの「基準価額騰落率(期間別)」を自動表示してくれているため、それを転記して比較してみます。
●「はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)」(純資産額2億2500万円)
前日比 0.09%
1週間 -0.39%
1か月 3.03%
●「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」(純資産額14億2500万円)
前日比 0.09%
1週間 -0.39%
1か月 3.03%
●「たわらノーロード全世界株式」(純資産額80億5900万円)
前日比 0.09%
1週間 -0.40%
1か月 3.01%
●「SSGA全世界株式」(純資産額147億3000万円)
前日比 0.09%
1週間 -0.39%
1か月 3.00%
●「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」(純資産額1兆3663億6700万円)
前日比 0.09%
1週間 -0.38%
1か月 3.05%
現物運用をする全世界株ファンドを純資産額の少ない順に並べてみました。
はじめてのNISAオールカントリーは、新規直後であるにもかかわらず指数との乖離は発生していないように見えます。
というわけで、はじめてのNISAオールカントリーは、新規設定直後の1か月を無事乗り切ることに成功しました。
将来がとても楽しみなファンドです。
私は、2015年にたわらノーロード先進国株式が新規設定された時と同じようなワクワクした気持ちを抑えることができません。
いつも楽しく読ませていただいております。
返信削除冷静沈着な男爵がワクワクするほどの「はじめてのNISA」。お名前もたわら男爵からはじめて男爵に変更されますか?(笑
30代の子供三人に 来年からのnisaは スリムオルカンだけで1800万買えと言って来ましたが ここに来て 野村のオルカンに変更です また LINEでの説明がめんどくさいですわ
返信削除sbi証券のアプリが初心者にはてごわいのですね
コメントありがとうございます。
返信削除>お名前もたわら男爵からはじめて男爵に変更されますか?
たわら先進国株がメインの投資先ですので、改名はしません。
はじめて男爵は強烈にダサいですし。
>30代の子供三人に 来年からのnisaは スリムオルカンだけで1800万買えと言って来ました
たわら先進国株にしたら悩みはなくなります。
それでも、先進国株式が一押しでしか?
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除>それでも、先進国株式が一押しでしか?
はい。理由は下記をご覧ください。
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/06/nisavs.html