SBI証券は、2023年7月28日、信託報酬0.05775%の「はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)」の取扱いをスタートしました。
同ファンドが新規設定されたのは2023年7月10日ですが、野村證券のつみたてNISA口座でしか購入できなかったせいで純資産額が伸び悩んでいました。
※よろしければ、次の記事もご覧ください。
●「動画でわかる たわらノーロード」
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/08/blog-post.html
SBI証券で販売が開始した7月28日の純資産額は200万円でした。
1営業日後の7月31日の純資産額は400万円。
2営業日後の8月1日の純資産額は400万円。
そして、3営業日後の8月2日の純資産額は6900万円。
基準価額は、2営業日後が10493円、3営業日後が10497円であり、ほぼ変わりませんので、1営業日で6500万円の資金が新たに流入したことになります。
順調な滑り出しと言えますね。
なお、はじめてのNISAオールカントリーの運用方針の欄を見ると、
MSCI ACWI(配当込み、円換算ベース)の中長期的な動きを概ね捉える投資成果を目指して運用を行ないます。
と記載されています。
これに対し、はじめてのNISA・米国株式(S&P500)の運用方針の欄には、
S&P 500(R)(配当込み、円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指して運用を行ないます。
と記載されています。
はじめてのNISAオールカントリーは、なぜ「連動」ではなく「概ね捉える」と記載しているのかが分からなかったので聞いてみました。
回答は次のとおりです。
1,指数はドルで提供されているのに対し、実際の運用は現地国通貨で行っている。それらを運用会社が円換算しているため、どうしても連動することができない。
2,特に新興国株はより多くの運用コストがかかってしまうため、どうしても連動することはできない。
上記2つの理由で、野村アセットマネジメントでは、はじめてのNISAオールカントリーの運用方針について「連動する」と記載することができなかったということでした。
なお、これははじめてのNISAオールカントリーに特有のことではなく、同社の低コストインデックスファンドシリーズである「Funds-i 外国株式」の運用方針の記載も同じですから、運用会社のこだわりなのでしょうね。
オルカンは同条件で37億円でしたね。これがどう詰まってくるのか見ものです。
返信削除「概ね捉える」という部分もですが、「中長期的な動きを」という箇所も気になっていました。
返信削除指数のパフォーマンスが悪くても株式市場の常だと納得できますが、指数のパフォーマンスはいいのに追従性が悪いせいでファンドの結果が悪化するのは最悪ですね。色々難しいのは分かりますが、インデックスファンドである以上、指数との連動性は重要視していただきたいところです。
コメントありがとうございます。
返信削除>オルカンは同条件で37億円でしたね
スリムオールカントリーは、新規設定日にマネックス証券、翌営業日にSBI証券、翌々営業日に楽天証券が取扱いを開始しています。
自己資金1000万円
1営業日 1000万円
2営業日 1100万円
3営業日 3500万円
4営業日 8600万円
5営業日 1億1400万円
6営業日 1億2500万円
7営業日 1億3500万円
ですから、はじめてのNISAオールカントリーはまあまあの滑り出しだと思います。
>「中長期的な動きを」という箇所も気になっていました。
私は、「短期的には為替や売買手数料の影響を受けてしまう」という意味だと理解しました。
この点はあまり気にする必要はないのかなと思っています。
上の方が37億円とおっしゃってるのは
返信削除、各ファンドの設定時点ではなく
、本日現在のことだと思いますよ(オルカン基準価格20,247→20,254円、純資産13,545→13,582百万円/差額37億円)。
コメントありがとうございます。
返信削除>上の方が37億円とおっしゃってるのは本日現在のことだと思いますよ
確かにそうですね。ご指摘ありがとうございます。
スリムオールカントリーから顧客を奪うことができれば毎日30~40億円弱のお金が流れ込むと考えると、たわらも動画を公開している場合ではないですよね。