Eクラスを購入したのは今から9年前(2014年9月)です。
この9年間で走行距離は22万キロに到達しました。
乗り心地、サイズ、インテリア、エクステリア、これら全てで満足しています。Eクラスステーションワゴンは、日常使いができる最高の車であると考えています。運転席のレザーシートがくたびれてきているのが残念ですが、それを除けば不満点は何もありません。
【参考】
●ベンツは日常の足として究極の車
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-2461.html#more
ベンツは故障が多く、多額の維持費がかかるのではないか?
ベンツを所有したことがない人の多くはそう考えることでしょう。私も同じことを考えました。
そこで、これまでに維持費が幾らかかったのかを大公開します。
※ベンツEクラスは、ドイツではタクシーに多く採用されています。
日本のタクシーがトヨタクラウンを多く採用し、30万キロを超えるクラウンのタクシーが珍しくないように、ドイツでも走行距離が30万キロを超えるEクラスのタクシーが珍しくないようです。
※ベンツは1年ごとに定期点検をします。その際、消耗品(オイル、オイルフィルター、ワイパー等)を交換します。
ただし、オイルとオイルフィルターは、①前回交換から1年、②前回交換から1万5000㎞走行の早いほうで交換するため、年に1万5000㎞以上走行する場合は、オイル・オイルフィルターの交換時期と1年点検の時期がズレることがあります。
※ベンツのオイルは、交換後1年ないし1万5000㎞まで交換する必要がありません。高品質の化学合成オイルを使用し、オイル交換時にはオイルフィルターも必ず交換するためです。
※日産GT-Rの開発責任者だった水野和敏さんは、R35GT-Rで1万5000㎞のサーキット走行をしてテストしたが、純正指定の化学合成オイルには問題がなく、1万5000㎞は十分に安全マージンをもたせた交換サイクルであると述べています(ベストカー2023年11月10日号)。
※最初の3年間(1回目の車検を受ける直前)までは、維持費(修理費のほか、オイル等の消耗品費を含む)は無料です。
3年目以降は、追加料金を支払うと、2回目の車検(新車購入後5年)の直前までの修理費(保証プラス)・消耗品費(メンテナンスプラス)が無料になります。
私は、ヤナセの担当者と相談し、
(1)不具合は新車購入後の3年であらかた潰せるので、保証プラスには入らない
(2)1年点検を受け、オイル・オイルフィルター・ワイパーを交換するのであれば、メンテナンスプラスに入ったほうが得
という結論が出たことから、メンテナンスプラスにだけ入りました(後述するとおり、過走行車はメンテナンスプラスに入らないほうがよいです)。
※下記の費用一覧のとおり、最初の5年間で発生した修理費はタンクフラップの2万7560円だけでしたので、保証プラスに入らなくて正解だったことになります。
時系列で整理してみます。
2014.9 Eクラス(E250ステーションワゴンアバンギャルド)を購入
オプションは、360度カメラ+本革シート(前後席シートヒーター付き)。
※最初の3年間(1回目の車検を受ける直前)までは、維持費(修理費のほか、オイル等の消耗品費を含む)は無料です。
3年目以降は、追加料金を支払うと、2回目の車検(新車購入後5年)の直前までの修理費(保証プラス)・消耗品費(メンテナンスプラス)が無料になります。
私は、ヤナセの担当者と相談し、
(1)不具合は新車購入後の3年であらかた潰せるので、保証プラスには入らない
(2)1年点検を受け、オイル・オイルフィルター・ワイパーを交換するのであれば、メンテナンスプラスに入ったほうが得
という結論が出たことから、メンテナンスプラスにだけ入りました(後述するとおり、過走行車はメンテナンスプラスに入らないほうがよいです)。
※下記の費用一覧のとおり、最初の5年間で発生した修理費はタンクフラップの2万7560円だけでしたので、保証プラスに入らなくて正解だったことになります。
2014.9 Eクラス(E250ステーションワゴンアバンギャルド)を購入
オプションは、360度カメラ+本革シート(前後席シートヒーター付き)。
レーンキープアシスト機能付きのACCが標準装備(前車がいなければ車線をカメラで見てステアリングとブレーキ操作を自動で行って設定速度で進行し、前車がいれば前車に追従して走行し、前車が停車すれば自動で停止する。停止保持機能あり。再発進は運転手の操作が必要。ただし、既に停車中の車は認識しないので、自分でブレーキを踏んで停車する必要あり。バイクにも反応する。静電タッチ式ではないので、ステアリングを動かさない時間が続くと警告される=ステアリングをわざと動かす必要あり)。
純正ボディコーティング費用(11万3400円)も含む。
購入価格はコミコミ669万円(値引き100万円適用後)。
2017.5 メンテナンスプラス加入 10万0548円
→サービス期間は、新車登録後36か月から59か月(1回目の車検直後から2回目の車検直前までの2年間)ですが、走行距離が7万5000キロに到達した時点で強制終了になります。そのため、過走行車は十分なメリットを受けることができません。新車登録後3年の車検を受けるまで申し込むことができるため、過走行になるか分からない人は、加入時期をできるだけ遅らせ、走行距離が7万5000キロになるまでの間にメンテナンスプラスのサービスが十分に受けられるかどうかを確認した後に加入すべきです。
私のケースでは5年の補償期間よりも前に走行距離が7万5000キロを超過したものの、走行距離が5万キロの時点で車体を総点検してくれ、総額23万円の消耗品費が無料になりました。
→「メンテナンスプラスライト」というものもあります。サービル料金にはオイルやオイルフィルターの交換費用も含まれますが、交換時期は1年点検時・2年点検時の1回ずつに限定されます(直前の点検から数えて、走行距離が1万5000キロと3万キロになった時点でインジケーターランプが点灯し、点検が強制開始されるため)。そのため、1年で3万キロ走る人は1年で2回点検してサービス終了となることから、オイルとオイルフィルターは走行距離1万5000キロで交換するものの、点検は1年に1回でよいと考える私のような人にとっては十分なサービスとは言えないことから、私は契約していません)。
2017.9 車検(新車購入後3年) 10万2746円
(完成検査料9180円、車検代行料1万0800円、自賠責保険料2万5830円、印紙代1100円=4万6910円)
購入価格はコミコミ669万円(値引き100万円適用後)。
2017.5 メンテナンスプラス加入 10万0548円
→サービス期間は、新車登録後36か月から59か月(1回目の車検直後から2回目の車検直前までの2年間)ですが、走行距離が7万5000キロに到達した時点で強制終了になります。そのため、過走行車は十分なメリットを受けることができません。新車登録後3年の車検を受けるまで申し込むことができるため、過走行になるか分からない人は、加入時期をできるだけ遅らせ、走行距離が7万5000キロになるまでの間にメンテナンスプラスのサービスが十分に受けられるかどうかを確認した後に加入すべきです。
私のケースでは5年の補償期間よりも前に走行距離が7万5000キロを超過したものの、走行距離が5万キロの時点で車体を総点検してくれ、総額23万円の消耗品費が無料になりました。
→「メンテナンスプラスライト」というものもあります。サービル料金にはオイルやオイルフィルターの交換費用も含まれますが、交換時期は1年点検時・2年点検時の1回ずつに限定されます(直前の点検から数えて、走行距離が1万5000キロと3万キロになった時点でインジケーターランプが点灯し、点検が強制開始されるため)。そのため、1年で3万キロ走る人は1年で2回点検してサービス終了となることから、オイルとオイルフィルターは走行距離1万5000キロで交換するものの、点検は1年に1回でよいと考える私のような人にとっては十分なサービスとは言えないことから、私は契約していません)。
2017.9 車検(新車購入後3年) 10万2746円
(完成検査料9180円、車検代行料1万0800円、自賠責保険料2万5830円、印紙代1100円=4万6910円)
→車検整備費用(法定2年点検)は5万5836円。
→部品代・工賃は0円。
2018.3 タイヤ交換 19万0240円
コストコで、ミシュランPS4に交換。走行距離6万6000キロ。
なお、タイヤ交換はコストコが激安(ヤナセ、オートバックス、イエローハットで見積もりを取って比較した結果)。
2019.3 距離による点検 10万9533円
ワイパー交換、オイル・オイルフィルター交換、エアコンフィルター交換、バッテリー交換の各費用を含む。
メンテナンスプラスに加入しているが、5年目の車検の直前ないし走行距離7万5000キロになった時点の早いほうでサービスが終了するため、これ以後の消耗品費は自己負担することになった。
費用が高くなったのは、バッテリー交換があったため。メインで4万1040円、サブ(ストップ&ゴー用)で2万4300円の費用がかかった。なお、コストコは外国車のバッテリー交換はしてくれない。
2019.4 修理(タンクフラップ) 2万7560円
2019.8 車検(新車購入後5年) 11万9942円
(完成検査料9180円、車検代行料1万0800円、自動車重量税2万円、自賠責保険2万5830円、印紙代1200円=6万7010円)
→車検整備費用(法定2年点検)は4万4670円。
2018.3 タイヤ交換 19万0240円
コストコで、ミシュランPS4に交換。走行距離6万6000キロ。
なお、タイヤ交換はコストコが激安(ヤナセ、オートバックス、イエローハットで見積もりを取って比較した結果)。
2019.3 距離による点検 10万9533円
ワイパー交換、オイル・オイルフィルター交換、エアコンフィルター交換、バッテリー交換の各費用を含む。
メンテナンスプラスに加入しているが、5年目の車検の直前ないし走行距離7万5000キロになった時点の早いほうでサービスが終了するため、これ以後の消耗品費は自己負担することになった。
費用が高くなったのは、バッテリー交換があったため。メインで4万1040円、サブ(ストップ&ゴー用)で2万4300円の費用がかかった。なお、コストコは外国車のバッテリー交換はしてくれない。
2019.4 修理(タンクフラップ) 2万7560円
2019.8 車検(新車購入後5年) 11万9942円
(完成検査料9180円、車検代行料1万0800円、自動車重量税2万円、自賠責保険2万5830円、印紙代1200円=6万7010円)
→車検整備費用(法定2年点検)は4万4670円。
→部品代・工賃は8262円。内訳は、ブレーキオイル交換8262円。
2019.9 オイル・オイルフィルター交換 1万9677円
2019.12 タイヤ交換 17万6460円
コストコで、ミシュランPS4に交換。走行距離11万5000キロ。
1回目の交換費用よりも安くなった理由は分かりません。
ミシュランタイヤ交換時期は、走行距離が概ね5~6万キロごとと考えておけばよさそうです。
2020.5 オイル・オイルフィルター交換 2万0262円
2020.6 修理(ブレーキパッド・ブレーキデスク交換) 14万5000円
※この時点の走行距離は12万5000キロです。走行距離が5万キロの時点(2018.3)でメンテナンスプラスを使ってブレーキパッド・ブレーキデスクを交換しています(総額23万円が無料)。
2020.8 定期点検 5万9000円
ワイパー交換、エアコンフィルター交換を含む。
2020.11 オイル・オイルフィルター交換 2万0262円
2020.12 タイヤ交換(前輪のみ) 10万3928円
右前輪がパンクし、修理が不可能だったので(近接した2か所に穴が開いていた)、やむなく交換した。走行距離14万3000キロ。
ちなみに、コストコだったら8万2130円だったが、通常でも取り寄せに1~2週間かかる(今回は年末年始にかかってしまう)ため、ヤナセに頼んだ。
2020.12 修理(クーラントサーモスタットの故障=エンジン冷却水が異常に流れる) 6万8673円
2021.6 オイル・オイルフィルター交換 2万0262円
2021.6 タイヤ交換(後輪のみ) 9万4330円
後輪の溝が浅くなったため。走行距離15万6000キロ。
本来はコストコで前後輪4本を交換したかったが、前輪は半年前にヤナセで交換済みだったため、後輪のみ交換した。
2021.8 車検(新車購入後7年) 19万6845円
(完成検査料9350円、車検代行料1万1000円、自動車重量税2万円、自賠責保険料2万0010円、印紙代1200円=6万1560円)
→車検整備費用(法定2年点検)は5万9455円。
→部品代・工賃は7万5830円。内訳は、ワイパー(フロント・リア)1万2760円、ブレーキオイル・パーツクリーン4730円、スタビライザーリンケージ(サスペンションの一部)2個1万8546円、ガソリンタンクとエンジンをつなぐゴム管3070円、エアコンフィルター8261円。
2021.12 オイル・オイルフィルター交換 2万0702円
2022.6 オイル・オイルフィルター交換 2万0702円
2022.7 タイヤ交換 17万4456円
コストコで、ミシュランPS5に交換。走行距離18万2000キロ。
前輪(走行距離3万9000キロ)の溝が減っていたことや、コロナ禍とウクライナ戦争の影響によりミシュランの国内在庫が払底していたこと(私のPS5は最後の国内在庫だったと言われた)、2022年5月9日に値上げが予定されており、値上げ後は18万8860円になることから、後輪(走行距離2万6000キロ)は勿体なかったが、前後輪を交換することにした。
2019.9 オイル・オイルフィルター交換 1万9677円
2019.12 タイヤ交換 17万6460円
コストコで、ミシュランPS4に交換。走行距離11万5000キロ。
1回目の交換費用よりも安くなった理由は分かりません。
ミシュランタイヤ交換時期は、走行距離が概ね5~6万キロごとと考えておけばよさそうです。
2020.5 オイル・オイルフィルター交換 2万0262円
2020.6 修理(ブレーキパッド・ブレーキデスク交換) 14万5000円
※この時点の走行距離は12万5000キロです。走行距離が5万キロの時点(2018.3)でメンテナンスプラスを使ってブレーキパッド・ブレーキデスクを交換しています(総額23万円が無料)。
2020.8 定期点検 5万9000円
ワイパー交換、エアコンフィルター交換を含む。
2020.11 オイル・オイルフィルター交換 2万0262円
2020.12 タイヤ交換(前輪のみ) 10万3928円
右前輪がパンクし、修理が不可能だったので(近接した2か所に穴が開いていた)、やむなく交換した。走行距離14万3000キロ。
ちなみに、コストコだったら8万2130円だったが、通常でも取り寄せに1~2週間かかる(今回は年末年始にかかってしまう)ため、ヤナセに頼んだ。
2020.12 修理(クーラントサーモスタットの故障=エンジン冷却水が異常に流れる) 6万8673円
2021.6 オイル・オイルフィルター交換 2万0262円
2021.6 タイヤ交換(後輪のみ) 9万4330円
後輪の溝が浅くなったため。走行距離15万6000キロ。
本来はコストコで前後輪4本を交換したかったが、前輪は半年前にヤナセで交換済みだったため、後輪のみ交換した。
2021.8 車検(新車購入後7年) 19万6845円
(完成検査料9350円、車検代行料1万1000円、自動車重量税2万円、自賠責保険料2万0010円、印紙代1200円=6万1560円)
→車検整備費用(法定2年点検)は5万9455円。
→部品代・工賃は7万5830円。内訳は、ワイパー(フロント・リア)1万2760円、ブレーキオイル・パーツクリーン4730円、スタビライザーリンケージ(サスペンションの一部)2個1万8546円、ガソリンタンクとエンジンをつなぐゴム管3070円、エアコンフィルター8261円。
2021.12 オイル・オイルフィルター交換 2万0702円
2022.6 オイル・オイルフィルター交換 2万0702円
2022.7 タイヤ交換 17万4456円
コストコで、ミシュランPS5に交換。走行距離18万2000キロ。
前輪(走行距離3万9000キロ)の溝が減っていたことや、コロナ禍とウクライナ戦争の影響によりミシュランの国内在庫が払底していたこと(私のPS5は最後の国内在庫だったと言われた)、2022年5月9日に値上げが予定されており、値上げ後は18万8860円になることから、後輪(走行距離2万6000キロ)は勿体なかったが、前後輪を交換することにした。
下記のとおり、ミシュランPS5はタイヤの摩耗度が可視化されており、素人でも一目瞭然で非常に分かりやすい。
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/06/533.html
2022.7 修理(ブレーキパッド・ブレーキデスク交換) 15万8873円
※この時点の走行距離は18万9000キロです。走行距離5万キロと12万5000キロの時点でも交換しています。
2022.8 定期点検 5万6529円
リアワイパー交換、エアクリーナー交換。
フロントワイパーとエアコンフィルターは交換しなかった(2023年9月の車検時に交換予定)。
2022.11 修理(エアサス交換) 20万2125円
※この時点の走行距離は19万7000キロです。
ベンツのステーションワゴンの後輪は、荷室の荷重に応じて車高を自動調整するため、エアサスになっています。
エアサスは、①コンプレッサーと②エアバッグから構成されます。エアバッグは金属バネの代わりであり、コンプレッサーで圧縮した空気をエアバッグに送り込むことで車高を上げます。どちらかが故障すると、エアバッグがしぼんで車体を支えることができなくなり、リアタイヤがリアフェンダーにめり込み、自力走行ができなくなります。
私のケースではエアバッグから空気が漏れており、交換が必要でした。そのままにすると、コンプレッサーが穴の開いたエアバッグに常時空気を送り込むことになって過重な負荷が常時かかってしまい、コンプレッサーまで故障するリスクがあります。
エアバッグの交換で済むのか、コンプレッサーの交換まで必要かはバラしてみないと分かりません。エアバッグの交換で済めば30万円、コンプレッサーの交換まで必要であれば60万円かかるということでした。
私のケースではエアバッグの交換のみで済みましたが、重大な問題が発生しました。それは、純正品のエアバッグが欠品しており、入手できる見込みが全くないというものです(2023年8月時点では欠品状態は解消済み)。
やむを得ず社外品(アーノット社)のエアバッグを取り付けることになりましたが、費用は当初言われていた30万円から20万円に減りました。
2023.8 車検(新車購入後9年)23万3437円
こうして整理してみると、ベンツだからといって高額の維持費がかかるわけではなく、許容できる範囲内であることが分かります。
【参考】
●ミシュラン「パイロットスポーツ5」、3万キロ走行時のタイヤ摩耗度は3割未満https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/06/533.html
2022.7 修理(ブレーキパッド・ブレーキデスク交換) 15万8873円
※この時点の走行距離は18万9000キロです。走行距離5万キロと12万5000キロの時点でも交換しています。
2022.8 定期点検 5万6529円
リアワイパー交換、エアクリーナー交換。
フロントワイパーとエアコンフィルターは交換しなかった(2023年9月の車検時に交換予定)。
2022.11 修理(エアサス交換) 20万2125円
※この時点の走行距離は19万7000キロです。
ベンツのステーションワゴンの後輪は、荷室の荷重に応じて車高を自動調整するため、エアサスになっています。
エアサスは、①コンプレッサーと②エアバッグから構成されます。エアバッグは金属バネの代わりであり、コンプレッサーで圧縮した空気をエアバッグに送り込むことで車高を上げます。どちらかが故障すると、エアバッグがしぼんで車体を支えることができなくなり、リアタイヤがリアフェンダーにめり込み、自力走行ができなくなります。
私のケースではエアバッグから空気が漏れており、交換が必要でした。そのままにすると、コンプレッサーが穴の開いたエアバッグに常時空気を送り込むことになって過重な負荷が常時かかってしまい、コンプレッサーまで故障するリスクがあります。
エアバッグの交換で済むのか、コンプレッサーの交換まで必要かはバラしてみないと分かりません。エアバッグの交換で済めば30万円、コンプレッサーの交換まで必要であれば60万円かかるということでした。
私のケースではエアバッグの交換のみで済みましたが、重大な問題が発生しました。それは、純正品のエアバッグが欠品しており、入手できる見込みが全くないというものです(2023年8月時点では欠品状態は解消済み)。
やむを得ず社外品(アーノット社)のエアバッグを取り付けることになりましたが、費用は当初言われていた30万円から20万円に減りました。
2023.8 車検(新車購入後9年)23万3437円
(完成検査料1万1000円、車検代行料1万2100円、自動車重量税2万円、自賠責保険料1万7650円、印紙代1800円=6万2550円)
→車検整備費用(法定2年点検)は6万6600円。
→部品代・工賃は10万4887円。内訳は、ワイパー(フロント・リア)1万5455円、ブレーキオイル・パーツクリーン1万0588円、エアコンフィルター交換1万3255円、エンジンフィルター交換1万3585円、スパークプラグ交換2万3085円、ウインドウォッシャー液1650円、エンジン冷却クーラントホース交換2万7269円。
まとめます。
新車購入費用 669万円
・車検(3年、5年、7年の3回分)を含む維持費(9年分) 170万2678円(うち「車検の法定費用+代行手数料」=事前に現金で支払うものは23万8030円)
・車検(3年、5年、7年、9年の3回分)の法定費用+代行手数料を除く維持費(9年分) 146万4648円
※上記の維持費は、タイヤ交換費用を除いたもの。
9年22万キロ走行しても、1年あたりの維持費は16万3000円弱で済んでいます(この金額は、タイヤ交換費用、車検の法定費用+代行手数料は含んでいません)。
→車検整備費用(法定2年点検)は6万6600円。
→部品代・工賃は10万4887円。内訳は、ワイパー(フロント・リア)1万5455円、ブレーキオイル・パーツクリーン1万0588円、エアコンフィルター交換1万3255円、エンジンフィルター交換1万3585円、スパークプラグ交換2万3085円、ウインドウォッシャー液1650円、エンジン冷却クーラントホース交換2万7269円。
まとめます。
新車購入費用 669万円
・車検(3年、5年、7年の3回分)を含む維持費(9年分) 170万2678円(うち「車検の法定費用+代行手数料」=事前に現金で支払うものは23万8030円)
・車検(3年、5年、7年、9年の3回分)の法定費用+代行手数料を除く維持費(9年分) 146万4648円
※上記の維持費は、タイヤ交換費用を除いたもの。
9年22万キロ走行しても、1年あたりの維持費は16万3000円弱で済んでいます(この金額は、タイヤ交換費用、車検の法定費用+代行手数料は含んでいません)。
こうして整理してみると、ベンツだからといって高額の維持費がかかるわけではなく、許容できる範囲内であることが分かります。
今のEクラスワゴンには11年目の車検か13年目の車検の直前まで乗ろうと思っていますが、新型Eクラス(2024年に日本発売予定)の評判が非常に良いため、ボンネットにスリーポインテッドスターのマスコットがあるタイプのワゴン(ステーションワゴン型のEクラスは今回が最後のフルモデルチェンジになって終売の見込み)が日本導入されるのであれば、値段次第ではあるものの購入を検討しようと考えています(AMGラインはフェイクマフラーになるのが嫌です)。
ただ、車幅が1855㎜から1880㎜にアップすることで駐車が難しくなりそうなことや、CDプレーヤーがないこと(子供を乗せるときに毎月内容が違う知育CDをかけています)を考えると、今のEクラスに何も不満はないこともあり、新型Eクラスの購入をためらう理由になっています。
いつも楽しく読ませていただいています。知育CDどのようなものか紹介できますか。
返信削除電気自動車 EV どう思われますか
返信削除トヨタ潰しで盛り上がりましたが 暫くは 内燃機関+電気モーターの時代も続きそうです
老齢になり長距離の移動は電車しかないです それが楽し
しかし
普段の足として40余年前のいすゞ乗ってます 普通に130キロで巡航可能です 高性能気化器の反応 素晴らしいですよ
若い方々はこの快感を体験出来ないのが可哀想です
ベンツ B はありますけどね 妻専用で興味無しです
コメントありがとうございます。
返信削除>知育CDどのようなものか紹介できますか
こちらをご覧ください。
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-305.html
>EV どう思われますか
航続可能距離が1000㎞にならないと使い物にならないと思います。常にバッテリー残量を気にして走行しなければならないのはストレスです。
ベンツはPHEV(EV走行距離100㎞)を積極的に売り出そうとしていますが、自宅充電環境が整えられるのであればこれが正解のような気がします。
>40余年前のいすゞ乗ってます
私は下道でもACCを利用しており、ACCのない生活には耐えられません。
とても克明に記録されていて読み応えありました。
返信削除車について相談させていただいてもよろしいでしょうか。私は今年国産の新車を買いました(トヨタシエンタ)。タイヤと車両保険について男爵さんならどうされるか伺いたく以下相談します。
①スタッドレスタイヤに履き替えますか?
私の居住地は積雪はあっても数年に一度、ごくたまに自宅前の日陰部分が早朝凍結する程度です。(1月~2月頃のみ)
これまで安全のために毎年スタッドレスタイヤに履き替えていましたが、新車購入でスタッドレスも新規購入が必要になります。安全のためとはいえ積雪の頻度を考えるとちょっともったいないように気がしています。スキー場にはいきません。
②自動車保険に車両保険はつけますか?
これまでは車両保険はつけていませんでした。今回、久々の新車なのでカバーする範囲の広い一般型でつけましたが金額がとても高くなりました。更新月を来月に控え引き続き車両保険を付けるかどうか悩んでます。
ちょっと擦ったり、ボディの凹みを修理するお金はあるし、ランクルのような盗難される車でもないので車両保険はいらないかな、、、と思っているのですが。
男爵の愛車と同じEクラス ステーションワゴン(S212 4代目後期型)とE220 ブルーテック ステーションワゴン(S212)で悩んでいます。どちらも走行距離4万キロ未満です。E250ステーションワゴンアバンギャルドがおすすめですか?是非アドバイスをお願いします。
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除>①スタッドレスタイヤに履き替えますか?
雪が全く降らない地域のため、分かりません。
私の車は1年中、同じタイヤです。
>②自動車保険に車両保険はつけますか?
盗難リスクがないのであれば、全損したときに車を自費で購入できるだけの余裕があるかどうかで決めたらどうでしょうか。
ちなみに、私のEクラスは10年目に突入し盗難リスクは減ったと思うのですが、ヘッドライトの破損で修理代が100万円コースになるため、車両保険はそのまま付けたままにしています。
>Eクラス ステーションワゴン(S212 4代目後期型)とE220 ブルーテック ステーションワゴン(S212)で悩んでいます。
正規ディーラーで毎年点検をしている認定中古車でなければ、やめたほうがよいです。
もし私が初めてベンツを買うとしたら、迷わずこれにします。新車だと1200万円オーバーなのに未使用車で799万円。エアサス、ブルメスター、ナパレザーシート、サンルーフなど欲しい装備が全て揃っています(後席のプライバシーガラスが付いているかどうかだけが不明)。
地元のヤナセでないので私は買えませんが、それが残念で残念でなりません。
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/AU1521485061/index.html?TRCD=200002&RESTID=CS210610
以前、男爵さんはドイツ車はフルモデルチェンジされる直前のモデル末期のものを買うべきであると言ってましたが、 E450 4マチック ステーションワゴン エクスクルーシブ は興味なしですか?
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除>E450 4マチック ステーションワゴン エクスクルーシブ
カタログ落ちしており、買えないと思います。
>ドイツ車はフルモデルチェンジされる直前のモデル末期のものを買うべき
CDプレーヤーがないこと、ジョグダイヤルではなくタッチパッド式であること、私が買った時より200万円以上の値上げがされていることが気になっています。
特に、タッチパッド式は、代車を借りてもどうしても慣れず、「そのうち廃止されるだろう」と思っていたらやっぱり廃止されました。
来年に日本導入される新型は、車幅が1850㎜から1880㎜に3㎝アップするのがネックですが、それを飲み込めるのであれば乗り心地や静粛性の評価が非常に高く魅力的に感じています。