ソースはこちら。
上記プレスリリースによると、楽天証券のつみたてNISAは、
預り資産残高 2兆円(2023.9)
口座数 310万人(2023.6)
ということです。
2023年8月2日に開示された2023年上半期決算説明会資料によると、
1,305万人が積立設定しており、毎月1087億円を積立買付している。
2,投資信託残高は5.9兆円であり、そのうちつみたてNISAは2兆円だから、投資信託の3分の1がつみたてNISAで保有されていることになる。
3,預り資産残高は22.2兆円であり、そのうちつみたてNISAは2兆円だから、10分の1がつみたてNISAで保有されていることになる。
4,NISA口座全体のシェアは32.7%。そのうち、つみたてNISAのシェアは55.0%、ジュニアNISAのシェアは47.3%である。
ということです。
2024年1月にスタートする新NISAは、年間投資上限額が360万円、生涯投資枠が1800万円であり、普通の人は新NISAで投資信託を買うだけでおなか一杯になります。
しかし、新NISA口座は1人1口座しか開設することができません。
つまり、新NISA口座を開設してもらえればその人の投資ニーズを独占できることになります。
そして、現行のNISA口座のシェアが重要な理由は、現行のNISA口座が開設されていると2024年1月に新NISA口座が自動的に開設されるためです。
つまり、現行NISAの32.7%のシェアを握る楽天証券は、新NISAの3分の1のシェアを握ることになります。
また、楽天証券のつみたてNISAのシェアは55%です。楽天証券が預かっている投資信託の3分の1がつみたてNISAということから分かるとおり、幽霊口座ではなく活発に稼働している口座ですので、つみたてNISAで月額1087億円を積立投資している305万人が新NISA口座にそのまま雪崩れ込むことになります。
新NISA口座で投資信託をバイアンドホールドしてもらうこと。
それが楽天証券の生きる道になりそうです。
10月から金融機関変更の受付がスタート
返信削除どれだけの人がSBIに逃げるのか見もの
新NISAは、証券会社を変えるきっかけになると思います。
返信削除自分自身、楽天証券は絡みませんが、2016年にNISA口座を開いて以来、初めて変更を考えています。
確かに面倒くさそうだし、過年度分は移せないし、金融機関移動の発生数は少ないかなとも思いますが。
返信削除ピクテ-iTrustインド株式という投資信託が、
SBI証券にて、
積立設定件数人気ランキング 月間 8位、
楽天証券にて、
全銘柄 積立設定件数 ランキング 11位
とすごい人気となっております。
2018.04.03設定日で、純資産額93億円と、そこまで人気でなかったのが、最近急激に人気になったようです。
なぜここまで大人気なのでしょうか?
大和-iFreeNEXT インド株インデックスの
顧客と同じ層でしょうか?
コメントありがとうございます。
返信削除>どれだけの人がSBIに逃げるのか
>新NISAは、証券会社を変えるきっかけになると思います
たわら先進国株であれば、「生涯投資枠1800万円×0.05%=9000p」が毎年もらえるかどうかの違いになります。
こう考えると大きいですが、360万円ずつ5年間で生涯投資枠を埋めようと考えている人は少数派であって、毎月5万円ずつ積立買付する人でもかなり頑張っているほうでしょうから、「毎月5万円×12か月=60万円、60万円×0.05%=300p」と考えると、NISA口座を変更しようとまで考える人はそれほど多くはなさそうです。
>なぜここまで大人気なのでしょうか?
3月に信託報酬を引き下げたからではないでしょうか。
https://www.pictet.co.jp/content/dam/pamweb/jp/ja/company/news/important/important-document/important-20230316-pdf.pdf
>iFreeNEXTインド株インデックスの顧客と同じ層でしょうか?
ピクテはアクティブファンド、iFreeはインデックスファンドですので、顧客層は違うと思います。
2016年から楽天証券でつみたてNISAをしているものですが、2024年以降はSBIなど、他の証券口座で積立を変更した方がよさそうでしょうか?男爵様のお考えを教えて下さい。
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除>2024年以降はSBIなど、他の証券口座で積立を変更した方がよさそうでしょうか?
つみたてNISAをした楽天証券の証券口座は20年後まで管理し続けなければならないため、SBI証券で新NISAをすることのメリット(最大で生涯投資枠1800万円×投信保有ポイント0.05%=年9000ポイント)が管理の手間を上回ると思うかどうかだと思います。