日経速報ニュース(2023/10/25 18:00)のスクープ記事です。
●投信購入、クレカ払いの上限10万円に倍増 新NISA対応-【イブニングスクープ】
金融庁は実質的に月5万円の制約が新NISAでの投資を妨げないようにするため、金融審議会での議論を経て24年にも内閣府令を改正する方針だ。「10万円が限度」という要件を「1回あたりの積み立ては月10万円が限度」といった表記に改め、上限10万円をフルで使えるようにする。
金融庁は、
●金融庁、投信のクレジットカード決済を毎月5万円から10~30万円に拡大
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/10/51030.html
でお伝えしたとおり、「第1回 金融審議会 資産運用に関するタスクフォース」に事務局説明資料を提出し、投信のクレジットカード決済について、現行の月額5万円を月額10万円(つみたて投資枠相当額)ないし30万円(つみたて投資枠+成長投資枠相当額)に拡大すべきかどうかについて議論をするように求めています。
とはいえ、あと2か月後には新NISAがスタートしてしまいます。とりわけクレジットカード決済による投信積立サービスは積立設定の締切日が早いため(SBI証券では、毎月1日に買付が実行されますが、前月10日までに積立設定を完了しなければなりません)、なおのこと時間がありません。
そこで、あえて日経新聞にリークすることで、「毎月10万円のクレジットカード決済は当然だ」という雰囲気を醸成し、金融審議会での検討を加速させようとしたものと思われます。
私のオリーブプラチナプリファードの年会費は3万3000円(初年度無料)ですが、投信5万円の購入で2500pがもらえます。内閣府令が改正されてクレジットカード決済の上限額が月額10万円になれば、投信10万円の購入で5000pがもらえるようになるかもしれません。
私のオリーブプラチナプリファードは2024年4月中に解約すれば次年度年会費は発生しないため、金融庁には2024年早期の内閣府令改正に向けて頑張ってほしいものです。
【2023.10.26追記】
冒頭の記事ですが、本日の朝刊1ページに掲載されています。
日経新聞が確度が極めて高い情報であると考えていることが分かります(ネット版では「内閣府令を改正する方針だ」という表記だったのが、紙面版では「内閣府令を改正する」と断定されています)。
プラチナプリファードの5%は強烈ですが、三井住友としては年6万ポイントも取られたら痛手ですよね。
返信削除数十年単位のガチホを狙う身としては、いわゆる即売り対策をした上で月10万積立全額5%という未来を期待したいのですが。
> 「10万円が限度」という要件を「1回あたりの積み立ては月10万円が限度」といった表記に改め
返信削除そういう改正文面なのですね。
まあ良い事なのは間違いないのですが、現行法令の枠内で何とか対応しようと、先行してシステム改修を行なったカード会社・証券会社からは恨み節が聞こえてきそうですね。
この文面だと、システム改修した会社が月20万円にはならないでしょうし。
逆に現時点でシステム対応をしていないSBI、楽天、マネックスらは、政令改正待ちが確実になりましたね。
証券会社やカード会社側は上限は10万円にするけどポイントは5万円までね、というふうにしてくるのではないですかねえ
返信削除さすがに大盤振る舞いは期待しづらいのでは?
コメントありがとうございます。
返信削除>即売り対策をした上で月10万積立全額5%という未来を期待したい
同感です。
>現時点でシステム対応をしていないSBI、楽天、マネックスらは、政令改正待ちが確実になりましたね
そうなるでしょうね。
>上限は10万円にするけどポイントは5万円までね、というふうにしてくるのではないですかねえ
それでは誰も買わないため、大和コネクト証券やtsumiki証券のように即売り対策を厳しくすることになるのでしょうね。
SBI証券は、クレカ上限5万円上限の方針を変えてくるでしょうか。。
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除>SBI証券は、クレカ上限5万円上限の方針を変えてくるでしょうか
内閣府令が改正されて月額10万円になれば、確実に10万円にすると思います。
問題は、プラチナプリファードの還元率5%がどうなるかということです。