●楽天オールカントリー、0.05775%で登場(10/27~)も爆死の予感
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/10/0057751027.html
というように、極めて悲観しています。
楽天投信投資顧問がどうすればよかったのかについて考えてみました。
1,シリーズ名を付けるべきだった。
楽天投信投資顧問は、本日発表した2ファンドについて「業界最低水準の運用コストを目指す新しいインデックスファンド」と述べていますが、シリーズ名がありません。
これではブランド価値が発生しないため、シリーズ名をつけるべきでした。
私がもし担当者であったならば、ファンド名を
楽天最強ファンド・全世界株式(オールカントリー)
楽天最強ファンド・米国株式(S&P500)
として、「楽天最強ファンドシリーズ」として売り出します。三木谷さんに媚びる効果も期待できます。
2,法定書類の作成費用を運用会社負担にすべきだった。
法定書類の作成費用を顧客負担にしたことで、トレーサーズオールカントリーが炎上した前轍を踏んでしまいました。これでは最初から勝負になりません。
3,信託報酬は単独最安値を更新すべきだった。
スリムシリーズと同率であれば、誰もがみなスリムシリーズを買います。これでは最初から勝負になりません。
せっかく信託銀行が税抜0.017%の報酬を承知してくれたわけですから、運用会社報酬も販売会社報酬も税抜0.017%にして、信託報酬は税抜0.051%とすべきでした。
そして、税抜0.051%を「楽天最強ファンド」の統一的な信託報酬とし、S&P500ファンドの信託報酬も税抜0.051%にすべきでした。
4,日本株、先進国株、新興国株ファンドも同時に出すべきだった。
新NISAのスタートまで3か月を切り、もう時間がありません。
楽天最強ファンド・日本株式
楽天最強ファンド・先進国株式
楽天最強ファンド・新興国株式
楽天最強ファンド・全世界株式(オールカントリー)
楽天最強ファンド・米国株式(S&P500)
を全て0.051%の信託報酬で新規設定すれば、世間の度肝を抜き、楽天最強ファンドシリーズのブランド価値が爆上げしたはずです。
どうせオールカントリーを新規設定する際、日本株、先進国株、新興国株のマザーファンドを作らなければなりませんので、そのマザーファンドを買うだけファンドとして3種類のベビーファンドを同時に作れば何も手間はかかりません。
基本的なファンドを揃えることで、楽天最強ファンドシリーズにインデックスファンドシリーズとしての厚みが生まれて楽天の本気を示すことができますので、非常にコスパが良い投資になります。
そして、何より重要なことは、信託報酬を0.051%にしたとしても、これらの基本的なファンドがない楽天投信投資顧問には全くダメージがないのに対し、対抗値下げを公約しているスリムシリーズは致命的な大打撃を受けるという点です。
※楽天バンガードファンドシリーズは、バンガード社の米国ETFが欲しい人の代わりに買うだけファンドですので、仮称「楽天最強ファンドシリーズ」とはコンセプトが全く違います。
5,楽天証券口座保有者と楽天モバイル〈楽天最強プラン〉契約者の連携特典を新設し、その目玉として、2026年12月31日までの期間限定で、運用会社報酬と販売会社報酬の合計額0.034%を全額ポイントバックするキャンペーンを開催すべきだった。
上記5つの施策を本日もし発表していれば、インデックスファンドの勢力図を大きく変えるほどの可能性があったことを思うと、残念でなりません。
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