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2023年10月15日日曜日

PayPay証券、PayPayカード投資(「クレジットつみたて」)をスタート(10/16~)

PayPay証券の社長のインタビュー記事が掲載されています。

こちらです(無料会員登録で全文が読めます)。


●PayPay証券、最後発からどう巻き返す? 投資初心者との「最強のタッチポイント」生かす
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2310/13/news101.html


この記事で、社長が興味深い発言をしています。


これまで、PCを中心としたネット証券は、ネットトレーダーを主なターゲットとした収益モデルだった。
一方でわれわれが戦おうとしているのは資産運用の領域だ。資産運用は、これまで対面証券を中心に富裕層向けに提供されてきた。そこをわれわれが変えていかなくてはならない。投資をやっていない投資初心者は、実は全世代においてマジョリティーだ。この層を、新NISAを機に取り込んでいく。

投資というとき、これまでは株式投資だとかトレーディングがメインだった。しかし今後主流になっていく資産運用を考えると、果たして日本株の取引手数料が無料だということが、どれだけの意味があるのか、魅力があるのかと考えるお客様もいる。
これまでメガバンク、地銀、大手証券が20年以上かけて「貯蓄から投資へ」とやっても投資に動かなかった背景には、資産運用に対する根強い不安感がある。金融教育も含めて、いかに分かりやすく、ハードルを下げていくかが重要だ。
ポイント運用の成功から得られた知見はかなりある。ハードルを下げた体験を提供すると、それをきっかけに証券口座を開設いただき、本格的な金融取引をやってもらえる





非常に明快で、分かりやすいです。
PayPayというスマホアプリを活用し極限までハードルを下げて投資未経験者を大量に囲い込み、SBI証券を追い抜く」と宣言しているわけですが、そのために欠かせないものはクレジットカードによる投信積立サービスです。
この点について、社長は次のようにコメントしています。


PayPayカードの与信枠の活用は、法令で定められているので、投資信託の積み立てサービスの提供は考えている。


やけに踏み込むなと思っていたら、理由が分かりました。
このインタビューは、PayPay証券が10月16日にクレジットカード投資を導入することにタイミングを合わせたものだったのです。


●投資信託つみたてで PayPayポイントが貯まる!クレジットつみたて登場


1,クレジット(旧あと払い)で積立投資 還元率0.7%(上限350p)
PayPayカードが必須(当月27日15時の積立設定に基づき当月28日にクレジットカード決済+投信買付。銀行引落しは翌月27日)。
スリム先進国株スリムオールカントリーはじめてのNISAオールカントリー等が買えます。

2,PayPay残高で積立投資 還元率0.5%(上限250p)



還元率0.7%はしょっぱいですね。
しかも、PayPayカードゴールドもノーマルカードと同率です。実にしょっぱいです。

私は、PayPayカードを持っていますが、PayPay証券の口座は持っていません。
還元率0.7%(毎月5万円の投信を購入して350p)では、PayPay投信を作ろうという気持ちにはなれません。残念です。

5 件のコメント:

  1. 投信クレジットカード積み立ての上限はいずれ10万円にアップされる見込みでしょうか?
    その場合、SBI証券での三井住友NLカード積み立ても10万円になると嬉しいです。

    現在、楽天証券で積立NISAしていますが、SBI証券に引っ越すか思案中です。
    NISAが2社になるのは面倒なのと、楽天証券の方が画面が見やすいので・・・・
    (数年後の事さえ予測できないのですが)
    20年後、特定口座に払い出されたら、SBI証券に投信移管
    してもいいかも、と相当先の事を考えたりしました(笑)

    返信削除
  2. マネックス証券も、「ブローカーモデルからアセマネモデルへの転換」を標榜しています。
    アセマネで信託報酬以外にどう稼ぐのかと思ったら、IFAやプライベートバンクの顧客を増やすという事だそうです。

    https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1528661.html
    https://www.zaikai.jp/articles/detail/3155/1/1/1

    そっちで稼げるのなら大いに結構で、私は自力で投資先を選択し管理したいと思います。

    返信削除
  3. 還元率で優位性が無くてもPayPayのユーザ数があればカバーできるという自信、悪く言えば驕りが見えるような施策ですね。
    わたしは1%以上の所を選択します。

    返信削除
  4. 後発の上に本当にしょっぱいですね。ポイント施策がかなり重荷なのでしょう。
    PayPayには大変失礼ですが、SBIを抜くどころか爆死の予感すらしています。

    あと、クレカとPayPay残高に分けないと10万円埋められないのも不便かなと思います。
    経営陣は、PayPay利用層の積立額を1-2万円/月で想定しているのかもしれませんが、この手の施作で真っ先に反応するのは最速で新NISAを埋めるつもりの層だと思うので、ここも読み間違えている気がします。

    返信削除
  5. コメントありがとうございます。

    >投信クレジットカード積み立ての上限はいずれ10万円にアップされる見込みでしょうか?

    金融庁はやる気ですので、そうなるといいですよね。

    >現在、楽天証券で積立NISAしていますが、SBI証券に引っ越すか思案中です。

    松井証券のおかげでSBI証券の投信保有ポイントはしばらく続きそうです。
    そうなると、生涯投資枠1800万円×0.05%(たわら先進国株の投信保有ポイント)=年9000pの違いになります。
    これを引越しに値するかどうかということになりますね。

    >マネックス証券も、「ブローカーモデルからアセマネモデルへの転換」を標榜しています。

    例のファンドに期待しているようですね。
    以下は清明社長のコメントです。

    マネックス・アクティビスト・ファンド設定の背景には、当社がブローカーモデルからアセマネモデルへの転換を進めていることがあります。もともと証券会社は投資家と取引所をつなぐブローカーとして、取引をしてもらって手数料をいただくモデルでした。ただ手数料が低くてても、投資家の皆さんが繰り返しトレードして肝心の資産が減ったら意味がありません。お客様の資産が増えて、増えた分から報酬をいただくのが一番で、そのためにはお客様の資産に対するサービスに注力しようというのがアセマネモデルです。
    https://www.coindeskjapan.com/93512/


    >悪く言えば驕りが見えるような施策ですね

    私もそう感じました。
    チャレンジャーであるという自覚が全く足りないと思います。

    >PayPayには大変失礼ですが、SBIを抜くどころか爆死の予感すらしています。

    わざわざPayPay証券の口座を開設しようと思わるだけの魅力がなければダメなのに、0.7%では全くダメですよね。

    >クレカとPayPay残高に分けないと10万円埋められないのも不便

    せっかく自社のPayPayカードを利用するわけですから、1か月以内に銀行引落しまで完了させて月額10万円のクレカ決済を実現するガッツがほしかったです。
    やはりチャレンジャーであるという自覚が足りないように思えます。

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