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【先頭固定】誰でもできる超カンタン投資術(2024.3)

本稿は、当ブログ(「 たわら男爵のインデックスファンド投資術 」)及び旧ブログ(「 40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ 」)の集大成として、何らの知識がなくても実践できる資産形成の具体的なやり方をお伝えするものです(この記事の後で カテゴリ ...

2023年11月9日木曜日

「たわらノーロード」、48ファンドへ

アセットマネジメントONEは、本日、


●「Oneフォーカス」一部ファンドの「たわらノーロード」移行について
https://www.am-one.co.jp/pdf/report/13740/oshirase_231027.pdf


というリリースを出しました。


リリースの該当部分を引用します。



ご愛顧いただいております「Oneフォーカス」の一部ファンドにつきまして、「たわらノーロード」への移行を行う予定です。
「Oneフォーカス」は、先進性があり長期にわたり高い成長性が期待される分野のテーマを厳選しつつも、低 コストでその運用成果を享受できる低コストテーマ型インデックスファンドとして、2020 年 1 月に設定いたしまし た。2024 年の新 NISA 制度開始にあたり、「Oneフォーカス」の一部ファンドについては、投資家の皆さまの銘柄選択ニーズにも応えることができる特徴あるインデックスファンドとして、「たわらノーロード」に合流いたします。
従来の伝統的なインデックスファンドと共に、これらの特徴あるファンド群についても、「たわらノーロード」として一体でご提供することで、ラインナップの幅が広がり投資家さまの利便性向上につながるだけでなく、より厚みのあるインデックスシリーズとして、従来よりも多くの投資家さまのニーズにお応えすることが出来るものと考えて おります。
つきましては、対象ファンドについて下記の通り信託約款および目論見書の記載内容変更を行い、「たわらノーロード」化を実施させていただきます。
なお、対象ファンドについては既に新 NISA 制度の成長投資枠対象として届出を行っており、2023 年 9 月 1 日に投資信託協会より対象商品として公表 されております。




「たわらノーロード化」

ものすごいパワーワードが誕生してしまいました。



この点について、ウエルスアドバイザーで解説記事が出ています。


●アセマネOne、「Oneフォーカス」の4ファンドを「たわらノーロード」に移行
https://www.wealthadvisor.co.jp/market/2023/1109/fund_02169.html



記事の中に興味深い記載がありました。


「たわらノーロード」は2015年12月設定の「たわらノーロード日経225」に始まる。「先進国株式」、「先進国リート」、「新興国株式」などを順次追加し、現在は44本のラインナップ純資産残高合計は9000億円を超している。今年3月には、一部ファンドの信託報酬等を類似ファンドで最安水準へ引き下げると発表するなど、直近のインデックスファンドのコスト引き下げ競争の口火を切った。


今が44ファンドで、明日4ファンドが加わるわけですから、たわら48になるわけですね。

さて、運用会社としては「たわらノーロード」をブランド化しようと考えているようです。

「たわらノーロード」を牽引しているのはたわらノーロード先進国株式です。したがって、「たわらノーロード」のブランド価値を高めるためには、たわら先進国株が大人気ファンドになることが必須条件となります。


たわら先進国株の信託報酬は税抜0.0899%(税込0.09889%)ですが、その内訳は次のとおりです。


①運用会社報酬 0.0259%
②販売会社報酬 0.05%
③信託銀行報酬 0.014%


販売会社報酬を運用会社報酬と同率に引き下げるだけで、信託報酬は税抜0.0658%(税込0.07238%)となります。


さらに、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬を見てみます。

スリムオールカントリーの信託報酬は税抜0.0525%(税込0.05775%)ですが、その内訳は次のとおりです。


①運用会社報酬 0.0175%
②販売会社報酬 0.0175%
③信託銀行報酬 0.0175%


また、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの信託報酬を見てみます。

楽天オールカントリーの信託報酬(引き下げ後)は税抜0.051%(税込0.0561%)ですが、その内訳は次のとおりです。


①運用会社報酬 0.017%
②販売会社報酬 0.017%
③信託銀行報酬 0.017%



これらを踏まえて、たわら先進国株の税抜信託報酬をこうしてみます。


①運用会社報酬 0.0259%→0.017%
②販売会社報酬 0.05%→0.02%
③信託銀行報酬 0.014%(今と同じ)


はじめてのNISAオールカントリーが地獄の窯の蓋を開け、スリムオールカントリーがそれに対抗し、楽天オールカントリーが業界最安値を単独更新したことで、超々低コスト競争の最先端は税抜0.051%になりました。

現在は、全世界株と米国株の分野に限定されていますが、おそらく他の分野でも抜け駆けをするファンドが出てきて、いずれ全ての分野で税抜0.051%が珍しくなくなるのではないかと思われます。

「たわらノーロード」が超々低コスト化の先陣を切り、TOPIX、先進国株、新興国株、全世界株、S&P500で信託報酬を税抜0.051%に引き下げるならば、「たわらノーロード」のブランド価値は爆上がりする、そう確信しています。


5 件のコメント:

  1. 今まで他社の後塵を拝してきたたわらです。今さら多少経費を下げても誰も見向きもしません。
    たわらという名前がいけないのでしょうね。こんな情けない名前ではなくて、真剣に考えた方がいいと思います。

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  2. たわら男爵様

    〉①運用会社報酬 0.0259%→0.017%
    〉②販売会社報酬 0.05%→0.02%
    〉③信託銀行報酬 0.014%(今と同じ)

    たわらノーロード全世界株式も 純資産額が100億円に到達しました。
    たわらノーロード先進国株式をはじめ、「たわらノーロード」シリーズの信託報酬を引き下げていただけるならありがたいことです。

    一方、信託報酬を下げるには、販路が広いのがうりの「たわらノーロード」ですから、販売会社にこの低い報酬に納得してもらわなければならないのでしょう。それができたらとても素晴らしいと思います。

    今は、先進国株式(MSCIコクサイインデックス)だけが3大ファンドといっていいような状態だと思うのですが、ほかの資産クラスでも
    コスト競争を通して一強ではなく、せめて(2-)3銘柄が純資産を競い合う程度まで育ってほしいものだと思います。

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  3. コメントありがとうございます。

    >たわらという名前がいけない

    私は、名称の問題ではなく、せっかく業界最安値を単独更新し続けているのに、機動的に行わない(いつ目覚めるか、あるいはもう眠ったままなのかが誰にも予測できない)からだと思っています。

    >販売会社にこの低い報酬に納得してもらわなければならない

    スリムシリーズが爆売れしていることから、説明はしやすいのではないかと思っています。

    >ほかの資産クラスでもコスト競争を通して一強ではなく、せめて(2-)3銘柄が純資産を競い合う程度まで育ってほしい

    同感です。

    返信削除
  4. たわら男爵様

    読み返しているのですが、
    〉①運用会社報酬 0.0259%→0.017%
    〉②販売会社報酬 0.05%→0.02%
    〉③信託銀行報酬 0.014%(今と同じ)
    この数字は、いいですね。
    トータルの信託報酬は、eMaxis slimと同じになるかもしれません→後記a)

    ②販売会社報酬 0.05%→0.02%
    だとすると、販売会社はeMaxis slimよりましと考えられる。
    SBI証券、マネックス証券、松井証券は②をポイントで返すでしょうから
    その3社であれば
    実質信託報酬が、①0.017%+③0.014%=0.031%
    信託報酬を下げた「楽天・S&P500インデックス・ファンド」よりも低くなる。

    a)(=信託報酬同率)のため、eMaxis slimは信託報酬を引き下げない。

    よく考えられた数字で、これをたわらノーロードシリーズが実現できたら無双ではないでしょうか。

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  5. コメントありがとうございます。

    >よく考えられた数字で、これをたわらノーロードシリーズが実現できたら無双ではないでしょうか。

    そう思うのですが、ガツガツとした競争をしないのが良くも悪くもたわらシリーズです。社風なのかもしれませんね。

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