日経速報ニュース(2023/11/05 05:00)が興味深い記事を公開しています。
●新NISAは投資を変えるか 官民の4氏に聞く-堀本善雄氏/岳野万里夫氏/横川直氏/岩城みずほ氏
堀本 金融庁政策立案総括審議官(金融庁内で上から数えて何番目かの幹部職員)
岳野 日本証券業協会副会長(元大蔵官僚で天下り中)
横川 三菱UFJアセット社長
岩城 ファイナンシャルプランナー(元NHKアナウンサー)
みなさん、いろいろと面白いことを言っています。
塚本さんは「日本株を買ってもらえないと文句を言うのではなく、買いたいと思ってもらえるように努力しろ」と開き直っていますし、岳野さんは「NISAは儲からないが、NISAで釣って高い商品を買わせればよい」とぶっちゃけています。
そして、三菱UFJアセット社長の横川さんは、「スリムはぶっちゃけ赤字」と言っています。該当部分を引用します。
採算を心配する声も聞くが、収益は「信託報酬率×残高×保有期間」で決まる。新NISAで残高と保有期間が拡大すれば収益性は維持できるだろう。
残高と保有期間が拡大しなければ収益性は維持できない(=今のままでは赤字)と言ってしまっているわけですが、こんなことを言ってしまって大丈夫なんでしょうか。
残高 × 期間で決まるのは、利益(信託報酬)だけでなく費用(指数利用料)も同じですからね。
返信削除短期で赤字のものが長期だとプラ転するわけではないと思うのですが。
公取に睨まれないためには、正規のS&P500指数を使いつつ年0.05775%でも黒字であると言い張り続ける必要があります。
コメントありがとうございます。
返信削除>短期で赤字のものが長期だとプラ転するわけではないと思う
ファンドマネージャーの給料や施設維持費等は固定費ですし、手間と時間とコストがかかるのは新規の設定や解約であるため、バイアンドホールドされている残高が増えれば増えるほど三菱UFJアセットに残るお金は増えていくということが言いたいのだろうと思っています。
運用会社報酬の大半が指数のライセンスフィーで消えるとしても、ギリギリ赤字ではない(固定費を考慮すると赤字)ということなのでしょうね。