「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続けるファンド」というキャッチフレーズで我が国ナンバーワンインデックスファンドシリーズとなった「eMAXIS Slim」シリーズですが、その旗艦ファンドである「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の純資産額が、2023年12月20日、3兆円に到達しました。
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https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/12/102024220.html
同ファンドの本日付け純資産額は、3兆0230億2100万円です。
インデックスファンドとしてナンバーワンの規模であるのは勿論、アクティブファンドを含む全ての投信でナンバーワンの規模です。
また、円安と株高の相乗効果によって、スリムS&P500の基準価額も史上最高値を更新しています。
とはいえ、スリムS&P500は、現在、重大な問題を抱えています。
その問題とは、
信託報酬0.05775%のニッセイS米国株式500
という、より安いファンドが存在するということです。
スリムS&P500は「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続けるファンド」である以上、対抗値下げを行わなければ顧客の支持を失うリスクがあります。
かといって、対抗値下げをすれば、税抜0.0326%の運用会社報酬が0.0175%に半減することになります。
スリムS&P500は今、非常に難しい決断を迫られているわけですが、スリムオールカントリーが0.05775%への引き下げに踏み切った前例からすれば、私は、遅かれ早かれスリムS&P500も0.05775%への引き下げに踏み切ることになると考えます。
ニッセイへの対抗値下げはしないんじゃないでしょうか。
返信削除ニッセイはS&P500じゃないからです。
だから、つみたてNISAにもなれないし、売れてもいません。
楽天S&P500はつみたてNISAだし、売れていますが、対抗値下げするかは微妙と思ってます。
なぜなら楽天のみでの販売だから。
そのような特殊な製品への対抗はしなくてよい、という判断になっても全然おかしくないと思います。
コメントありがとうございます。
返信削除>ニッセイへの対抗値下げはしないんじゃないでしょうか。
ニッセイはS&P500じゃないからです。
同種ファンドですので、対抗値下げの射程内です。
>楽天のみでの販売
マネックス証券のつみたてS&P500は確かに専売品ですが、楽天S&P500は単に楽天証券以外で売りたいと思う証券会社がいないだけです。
したがって、対抗値下げの射程外とはなりません。