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2024年1月25日木曜日

新NISA、あなたはどっち? 先進国株vs新興国株

日経速報ニュース(2024/01/22 04:00)が興味深い記事を配信しています。

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こちらです。

●新NISA、あなたはどっち? 先進国株vs新興国株-新NISA あなたの選択は(2)



上記記事は、次のように述べます。


1,先進国株は概ね安定しており、先端技術の活用による発展も期待できる。


2,新興国株は経済成長による株価上昇力は強いものの、インフレ率が高く現地通貨が減価しやすい。

具体的には、2000年~2023年のリターンで見ると、先進国株は現地通貨ベースだと4倍だったが円ベースだと5.9倍になり、新興国株は現地通貨ベースだと5.6倍だったが円ベースだと5.5倍にとどまる。


3,新興国株指数は、中国27%、インド17%、台湾16%、韓国13%だが、中国は人口減に転じ中国株も下落を続けているが、インドは2050年ころまで生産年齢人口の増加が予測されている。


4,単一の国の株式を対象にした投信で上位を独占しているのは、先進国がアメリカ、新興国がインドである。




先進国株と新興国株の特徴が分かりやすく整理されているものの、新興国に「経済全体の成長力」があることを当然の前提として論を進めている点が気になります。

なぜ新興国に経済成長力があるのかと言えば、社会インフラ(電気、ガス、水道、道路、鉄道、灌漑、電話、インターネット、教育)が整備されておらず、開発の余地が大きいからです。

しかし、経済成長が持続するためには資本主義が十分に機能していること、すなわち「ヒト・モノ・カネの移動の自由化」が保障されていることが必須条件です。私は、中国の経済成長が止まった理由は、外国企業が中国に設置した現地法人から親会社に送金することができないという致命的な問題点があることに外国企業が気づいてしまったからではないかと思っています。


新興国では、先進国のように「ヒト・モノ・カネの移動の自由化」が保障されておらず、資本主義が十分に機能しているとはいえません。

私は、「インデックス投資とは、資本主義に内在する自己増殖力を信じ、世界経済の発展に伴う右肩上がりの株価上昇に賭ける投資方法である」と考えているため、新興国に投資したいとは思えず、スリムオルカンではなくたわら先進国株をバイアンドホールドしています。


5 件のコメント:

  1. 私は基本先進国派です。ところで楽天証券のイデコで楽天オルカン等が購入できるようになるみたいですが、今までの楽天全米投信からスイッチしてすべてこの楽天のシリーズに移行するのは得策でしょうか?楽天全世界→楽天オルカン、楽天全米→楽天spのように。

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  2. 途中送信してしまいました。それともスイッチまでするほどではなく、次回購入分から新シリーズに移行する程度の方がいいのでしょうか。今まで70万程度投資して40万程度の利益が出ている状況です。ご教授ください。

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  3. コメントありがとうございます。

    >今までの楽天全米投信からスイッチしてすべてこの楽天のシリーズに移行するのは得策でしょうか?

    私ならばたわら先進国株にしますが、楽天プラスシリーズでもよいと思います。

    楽天プラスシリーズの全世界株とS&P500ファンドであれば純資産額がそれなりに集まっているため、現物運用の経験がある他社の商品であれば迷わず乗り換えるところですが、楽天投信投資顧問は現物運用の経験がないため、もう少し運用状況を見てからにするかは迷うところです。

    >スイッチまでするほどではなく、次回購入分から新シリーズに移行する程度の方がいいのでしょうか。

    イデコは売却しても課税されないため、私ならば全売却してその売却金で一括購入します。

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  4. 男爵さんの言うことも分かるのですが、新興国が人・物・金の移動や、その他問題があるのなら、それに応じた低い株価が形成されて、リスクに応じたリターンが期待できるので、逆に不利というわけでもないです。

    亡くなった山崎元がオルカンを進めているのも、そういうことです。

    ただ正直、20年ガチホできるなら、オルカン・先進国・新興国・日本いずれもプラスになってる、とは思います。現に、マイインデックスというサイトで簡単に試算できますが、過去20年でこれらすべて2倍以上にはなってます。

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  5. コメントありがとうございます。

    >新興国が人・物・金の移動や、その他問題があるのなら、それに応じた低い株価が形成されて、リスクに応じたリターンが期待できる

    問題は、資本主義が十分に機能しないと市場の見えざる手も十分に機能せず、その結果、株式市場において形成された株価が適正な株価かどうかが分からなくなってしまうという点です。

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