タレントの小倉優子が自身のYouTubeチャンネルで、iDeCoに入り、スリムオルカンとスリムS&P500を半々ずつ買っていることを明らかにしました。
問題の動画はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=_tQVnoMgibM
何が問題なのかと言うと、
イーエムエーエックスアイエス スリム?
との部分です(9分09秒)。
小倉さんは、スリムはかろうじて読めたものの、「イーマクシス」は読めませんでした。
商品名は、簡単に読めて覚えやすいほうが優れています。「eMAXIS」を「イーマクシス」と初見で読める人は存在しませんので、小倉さんが読めなかったのは当たり前であるとはいえ、これをテーマにした動画を出すのであれば名称くらいは下調べをしてほしかったところです。
「イーマクシス」が読めたか読めなかったことよりもっと問題なのは、
①イデコで、
②スリムオルカンとスリムS&P500を半分ずつ購入している
との部分です。
小倉さんは、2024年1月6日に放送されたテレビ番組で、新NISAをやらない理由について次のように述べています。
「手を出していないです。国が推してるじゃないですか。国が推してるものにいいものがあるのかなって。何が裏があるんじゃないか」
「放ったらかしにしてても(大丈夫)とか夢だとか、そんな甘い話は世の中にない。永久っていう言葉も信じていません」
https://smart-flash.jp/entame/270382/1/1/
NISAはやらないのにiDeCoはやる理由について、動画では言及されていません。
また、投資対象としてスリムオルカン100%ではなく、スリムオルカンとスリムS&P500を半々ずつ買う理由についても、やはり動画では言及されていません。
小倉さんは、
私は知識がないので、プロの方に見てもらうのが一番だなと思って、ファイナンシャルプランナーの方にお会いして決めた。
ファイナンシャルプランナーの児玉正浩先生とは、7年前、ママ友の紹介で初めてお会いした。
私は自分で勉強するタイプではないので、信頼できるファイナンシャルプランナーの方を探して家計の見直しを定期的にしていくのはすごくいいなと思った。
と述べ、満面の笑みで、児玉さんが代表取締役を務める株式会社ベネフレックス名義の「ご契約リスト」を公開しています。
小倉さんは、ドル建ての生命保険をやっていることで有名です。
株式会社ベネフレックス名義の「ご契約リスト」の中身は公開されていないものの、同社が保険代理店をしているドル建ての生命保険が記載されているのでしょう。
小倉さんは、子供が成人する前に自分が死ぬリスクを何度も言及していますが、そうであるならば、保険料払込免除特約のある学資保険に入った上で、税制上有利な制度(つみたてNISAや新NISA、iDeCo、小規模企業共済)を目いっぱい利用し、更に余力があれば特定口座で超低コストインデックスファンドを積立買付すべきだったと思うのです。
一般的に、保険代理店をしているファイナンシャルプランナーに相談すると、そのFPが取り扱っている手数料の高い保険に加入することを勧められるリスクがあります。
※学資保険は、保険会社にとっても保険代理店にとっても旨味がないドアノック商品です。つまり、学資保険は、顧客と縁を結ぶきっかけを作るためのエサであり、もっと旨味がある商品を勧誘するための戦略商品ですので、保険会社や保険代理店の側から勧められるタイプの商品ではありません。
小倉さんも、相談したFPが取り扱っている保険に加入したわけですが、小倉さんやその子らにとっての最善の選択であることを祈るばかりです。
動画見ました
返信削除学長さんらの書籍を読んでidecoにたどり着いたんでしょうかね
これはパチパチ
ママ友つながりのFPに保険漬けにされてるようですがそんなに信頼してる人が何故今までidecoを勧めてこなかったのか、新nisaのメリットを説明してもらえていないのか(と思われる)、に疑問を持つ所には至っていない様子
FPとは縁を切ってカン・チュンドさんに相談すれば小倉さんも救われるのになあと感じました
コメントありがとうございます。
返信削除>学長さんらの書籍
テーブルに置いてありますね。
>ママ友つながりのFPに保険漬けにされてる
FPが保険の代理店のため、自身の(手数料の)ためなのか、顧客のためなのかが今一つ判然としませんよね。
>カン・チュンドさんに相談すれば小倉さんも救われる
カンさんのFPとしての能力は知らないため、何とも言えませんが、保険の代理店ではないということは大きな信頼材料と言えますよね。
複利の概念を理解していないのでしょうね
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除>複利の概念を理解していない
小倉さんには「利益が利益を生み出す自己増殖のサイクル」を理解してほしいものですね。
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-2358.html