日経新聞の下記記事(2024/04/25 02:00 日経速報ニュース)を読みました。
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上記記事の概要は、次のとおりです。
1,世界株価指数(「MSCI ACWI」)は、4月23日時点で今年6%上昇した。円ベースでは今年15%の上昇であり、円安がリターンを9ポイント押し上げている。
→2022年末で比較すると、現地通貨ベースでは27%の上昇だが、円ベースでは47%の上昇であり、長期で見れば更に円安が海外投資のリターンを押し上げている。
2,円安は、2023年末では1ドル141円だったところ、現在は154円台まで進行している。
3,世界株価指数(「MSCI ACWI」)は全世界の株式に広範に分散投資できる点が魅力だが、特定の上位銘柄が占める割合がデータが取れる1994年5月以降で最大になっている。上位10銘柄が占める割合は19.5%であるところ、これは2000年のITバブルのピーク時の16.2%を上回る。
これが何を意味するのかと言うと、投資をしないでキャッシュのままにしておくと円ベースの価値は変わらずとも実質的に見れば価値が目減りし続けているということです(最新の為替は、1ドル155.74円を記録しています)。
私のNISA(旧つみたてNISA、新NISA)の現状は、次のとおりです。
下記はたわら先進国株の基準価額の推移です。
新NISAがスタートした時点では、既に株価が高値圏にあることを心配する人も少なからず存在しました。私も内心ではピークかもしれないなと思ったものの、「現在の高値は将来の安値」という信念に従って新NISAでも年初一括投資をしました。
上記チャートを見ると、1月4日の基準価額は26955円、最新の基準価額は31205円ですから、たわら先進国株は今年15.77%上昇したことになります。
このことからも「短期的な株価の値動きは誰にも分からないから、各々のリスク許容度が許す限度でインデックスファンドを淡々と買い続ける。タイミング投資はしない」という方針の正しさがまたひとつ裏付けられたといえるでしょう。
円安輸入インフレに対抗する為にも政府から恵んでもらったNISA枠を活用して外株ファンドを買うという解決策が最も合理的だという認識は最近の若いサラリーマンに浸透し始めていると感じます
返信削除一方で中高年の多くは長く続いたデフレ脳が染み付いて現預金や保険から方向転換できずキャッシュの実質的減価を傍観
投資は金儲けのためではなく金減らし防止のためという認識が中高年にも広まると本格的なキャピタルフライト、超円安時代の到来もあるかもしれません
コメントありがとうございます。
返信削除>投資は金儲けのためではなく金減らし防止のためという認識が中高年にも広まると本格的なキャピタルフライト、超円安時代の到来もあるかもしれません
家計を握っている奥さんを説得できずにチャンスを逃す人がほとんどではないかと思っています。