セゾン投信創業者の中野晴啓さんの下記インタビュー記事(4/21午前6時までの限定無料公開)を読みました。
●「なかのアセット」がインデックス一辺倒に一石 販売する初投信は本格アクティブファンド
https://toyokeizai.net/articles/-/748148
※よろしければ、次の記事もご覧ください。
●楽天キャッシュ投資、還元率0.5%に(2024夏~)
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2024/04/052024.html
セゾン投信会長を解任された後、なかのアセットマネジメントを創業するまでの苦労話(金融庁への提出書類を作成するのに時間がかかり、会社設立からファンド運用開始まで10か月かかったが、その間もファンドマネージャーを含む従業員に給料を支払わなければならず大変だった。投信の基準価額を一者計算にできたことで毎年数千万円の経費を節減することができた。管理部門も外出しして運用部門に特化したかったが、現行法では無理だった)が面白かったです。
上記インタビューで中野さんは様々な話をしていますが、私がもっとも興味深かったのは下記部分です。
セゾン投信時代に組んでいたバンガードが日本から撤退する際、私にこう言った。「われわれはアメリカ人のための会社です。アメリカ人を幸せにするために来たので、日本人は関係ありません」と。
https://toyokeizai.net/articles/-/748148
インデックス投資家は、投資歴が長い人ほどバンガード社に対して深い愛着を持っています。
しかし、それはどうやら我々の一方的な片思いだったようです。
本心はどうあれ、アメリカ人向けのものをこちらにも売っていただけるのなら全然問題ないです。
返信削除なかのアセットマネジメントは、一者計算を導入するんですね。
返信削除基準価格計算の慣行について、改善の声はもう何年も前から挙がりつつ、動きがありませんでした。
一者計算が普及すれば、低コスト競争がもう一段階進むと思っています。
コメントありがとうございます。
返信削除>本心はどうあれ、アメリカ人向けのものをこちらにも売っていただけるのなら全然問題ないです。
VTがこれほど日本人に売れたのは、バンガードジャパンが地道に活動していたことも大きかったと思います。
とはいえ、インデックスファンドの超低コスト化が進んだ今、バンガードの米国ETFを買う必要もなくなりましたので、撤退は先見の明があったのかもしれません。
>基準価格計算の慣行について、改善の声はもう何年も前から挙がりつつ、動きがありませんでした。
日経新聞(2024/04/17朝刊9ページ)によると、投信協会が動くようです。
投信協会が5~6月にも公表する指針では、信託銀行が基準価額を計算する「1者計算」への移行を促す。野村信託銀行や三菱UFJ信託銀行などがすでに1者計算の取り組みを始めている。速やかに1者計算を実現するため、すでに実績のある信託銀行側に業務を寄せる。指針を示せば他の信託銀行が追随するきっかけになるとみられる。
二重計算を見直せば、投信の購入者が負担する信託報酬などの費用を引き下げる原資にできる可能性がある。
51番目の州なんですから 問題なくバンガードの恩恵に預かりたいです 彼等にとっては枷になるんですかね
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除>51番目の州
バンガード社もバンガード社の米国ETFを保有している日本人も、そのようなことは思っていないと思いますよ。
> とはいえ、インデックスファンドの超低コスト化が進んだ
返信削除> 今、バンガードの米国ETFを買う必要もなくなりました
新NISAでオルカンやS&P500などの投信積立中ですが、
過去に購入し保有中のVT、VTIをスイッチング的に売却して新NISA満額投資に当てた方が良いでしょうか?
コメントありがとうございます。
返信削除>過去に購入し保有中のVT、VTIをスイッチング的に売却して新NISA満額投資に当てた方が良いでしょうか?
新NISAの投資資金がなければ売却一択ですが、売却しなくても賄える場合は悩ましいですよね。
死ぬまでに売却しようと思っているのであれば、早期に売却したほうが含み益が少ないので有利です。
私も悩んでいるのですが、含み益の多さ(支払予定の税金の多さ)に決断ができないでいます。