「eMAXIS NASDAQ100」は、2024年6月13日、信託報酬を0.44%から0.2035%に引き下げます。
これは「ニッセイNASDAQ100」と同率です。
※よろしければ、次の記事もご覧ください。
●オルカン指数の日本株、14減で203銘柄に(4年で120減)
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2024/05/142034120.html
税抜0.40%から0.185%への引き下げですが、これはニッセイNASDAQ100と同率です。
NASDAQ100ファンドを信託報酬(税抜)が安い順に並び替えてみます。
0.184% PayPay投信NASDAQ100 23億円
※信託報酬を除くコストは0.50%(第2期運用報告書)
0.185% ニッセイNASDAQ100 1485億円
※信託報酬を除くコストは0.06%(第1期運用報告書)
0.185% eMAXIS NASDAQ100 1072億円
※信託報酬を除くコストは0.019%(第3期運用報告書)
0.233% 雪だるまNASDAQ100
【参考】
0.44% インデックスファンドNASDAQ100 1450億円
※信託報酬を除くコストは0.089%(第3期運用報告書)
0.45% iFreeNEXT NASDAQ100 1181億円
※信託報酬を除くコストは0.021%(第5期運用報告書)
NASDAQ100ファンドの信託報酬は、これまで税込0.4~0.5%だったところ、PayPayとニッセイが税込0.2%の水準まで引き下げ、さらに楽天が税込0.2%を下回る水準まで引き下げました。
しかし、信託報酬を除くコストに着目すると、PayPayは0.50%、ニッセイは0.06%です。PayPayは論外としてニッセイは悪い数字ではなかったのですが(日興アセットの「インデックスファンドNASDAQ100」が0.089%)、eMAXISの0.019%、iFreeの0.021%と比較すると見劣りがします。
NASDAQ100ファンドは、先駆者のiFreeが低コストのニッセイ、銀行販売の日興(インデックスファンドNASDAQ100)に追い抜かれ、差が広がりつつあるところでした。
しかし、「eMAXIS Slim」でブランド価値を獲得し、信託報酬が0.44%なのに純資産額1000億円に到達したeMAXISが信託報酬を最安値水準まで引き下げたことで、eMAXISがNASDAQ100ファンドの定番ファンドとなる可能性が高まりました。
ただ、三菱UFJアセットのこれまでのパターンだと、eMAXISを値下げするのではなくSlim化するはずです。
とりわけeMAXISNASDAQ100は純資産額1000億円ファンドですから、既存顧客からはこれまでどおりの信託報酬を徴収しつつ、コストにこだわる面倒な客はSlim化して根こそぎ集めるという魅力的な作戦をなぜ今回採用しなかったのかが気になりますね。
有益な情報を度々ありがとうございます。
返信削除さて、この度のCOIN+の最大3000Pontaプレゼントキャンペーンには男爵様はご参加されますでしょうか。
Slim系は0.1%未満が多いのでそこまでは下げたくないよ、という意思表示なのかな?と思いましたが、
返信削除先進国・全世界株式以外のSlim系は競争が激化してないのか同程度(0.15-0.2%)のモノが多いですね。Slim化しない意図は、やはりよく分かりません。
お世話になっております。
返信削除NTT株が安くなってトレンドになっていますが、購入しない方がいいでしょうか。(浮気心を出さずに、たわら先進国株を積み立てた方がいいでしょうか。)
自己責任で対応いたしますので、何でも構いませんので、ご返信いただければ幸いです。
NASDAQ100はブランド指数ですからね。過度な安売りはお互いの首を絞め合うだけだと考えたのでしょう。
返信削除slim化しなかったのはニッセイより早くNISAの積み立て枠に採用させたかったからではないですかね。既に設定から丸3年経ってますし、ifree は追随しないでしょうし、2026年から積み立て枠の上位になると予想します。引き下げは全く期待してなかったのですが、ideco でコレをメインに持ってるので超絶嬉しいです。
返信削除2026年からの積み立て枠での採用を念頭に、来週から成長投資枠でのeMAXIS購入額が急増、ニッセイは流入停止、と予想。ニッセイの値下げはあるか!?
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除>この度のCOIN+の最大3000Pontaプレゼントキャンペーンには男爵様はご参加されますでしょうか。
ローソンはほぼ利用しないため、どうしようかなと思っています。
>Slim化しない意図は、やはりよく分かりません。
読者に正解者がいたようです(下のコメント参照)。
>NTT株が安くなってトレンドになっていますが、購入しない方がいいでしょうか。
dポイントの株主優待が欲しいのであれば、最低限購入すればよいのではないでしょうか。
これに対し、株主優待目的で既に購入済みであれば、含み損になったからといって買い増すべきではないと思っています。
>過度な安売りはお互いの首を絞め合うだけだと考えたのでしょう。
読者に正解者がいたようです(下のコメント参照)。
>slim化しなかったのはニッセイより早くNISAの積み立て枠に採用させたかったからではないですかね。
NASDAQ100は指定インデックスではないため、5年たたないとつみたて投資枠で買えません。
おそらくこれが正解でしょうね。スッキリしました。
>ニッセイの値下げはあるか!?
微差の値下げして最安値を獲得して差別化」するという作戦はあり得ると思います。
ご返信ありがとうございます。季節の変わり目ですのでご自愛ください。
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