5月11日付け日経新聞朝刊3頁の下記記事を読みました。なお、楽天証券の口座保有者であれば、下記記事の全文を無料で読むことができます。
上記記事の概要は、次のとおりです。
1,財務省発表によると、投資信託を経由した個人の対外証券投資は1~4月で4兆0700億円。2005年以降で同期間最大であり、2023年通年の買越額(3.5兆円)を上回った。
2,スリムオルカンの1~4月の資金純流入額(購入-売却)は9437億円。
3,外務省発表によると、1~3月の貿易収支は1.8兆円の赤字。
4,政府が4/29・5/2に行った為替介入の規模は8兆円。
5,個人による海外投資は円安の構造圧力になりそう。
日本国民が毎月1兆円ずつ円売りを続けているわけですから、日本政府が8兆円の円買いをしたところで円安トレンドを転換するに至らなかったのは当然と言えます(ちなみに、日銀発表によると、家計が保有する現預金残高は1127兆円ということですから、「貯蓄から投資へ」の実現はまだまだこれからです)。
上記記事は「円安ペースの加速は輸入物価の上昇をもたらし、海外勤務や海外旅行をしなくても普段の生活で円安を実感することが増えてきた。」と述べますが、身近な例としてはiPadminiの販売価格が2年7か月前の1.4倍になったことが挙げられます。
【参考】
●iPad第9世代が終売、第10世代は1万円の値下げ(68800円→58800円)、iPadminiは6000~8000円の値上げ
https://tawaradanshaku.blogspot.com/2024/05/ipad91016880058800ipadmini60008000.html
また、私が2014年9月に700万円弱(100万円の値引き後)で購入したEクラスワゴンは、今では1300万円弱(値引き前)もします(どちらもフルオプションのコミコミ価格)。
こちらは実に1.6倍です。
物価高と通貨安は無リスク資産を減価させる要因ですが、日本円を預貯金で保有している人は円安で減価するリスクにさらされ続けていることになります。
他方で、たわら先進国株は、連日、史上最高値を更新し続けています。そのおかげで、私の総資産はリタイア時の2.6倍になり、毎日凄まじい勢いで増え続けています。
上記記事は、「個人が海外投資を通じ、成長する国や企業の成長の果実を取り込むのは生活防衛の観点からも重要度が増す。」と指摘しています。
私にとってたわら先進国株は、リタイア生活を安心して送るために欠くことができない伴走者であり、これからも長い付き合いになりそうです。
先ほどは、ご返信ありがとうございます。助かります。
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