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【先頭固定】誰でもできる超カンタン投資術(2024.3)

本稿は、当ブログ(「 たわら男爵のインデックスファンド投資術 」)及び旧ブログ(「 40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ 」)の集大成として、何らの知識がなくても実践できる資産形成の具体的なやり方をお伝えするものです(この記事の後で カテゴリ ...

2024年6月25日火曜日

スリムS&P500、5兆円に到達

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は、2024年6月24日、純資産額5兆円に到達しました。



リリースが出ています。


2018年7月3日に設定した同ファンドは、多くの投資家の皆さまにご愛顧いただき、設定来順調に純資産総額が増加しました。2022年2月10日にインデックスファンドとして初の純資産総額1兆円を突破し、その後、2023年12月20日に3兆円を突破後、2024年の年明け以降、株式市場が好調なことや新しい少額投資非課税制度(NISA)等をうけて資金流入金額が大きく増加した影響などにより、2024年6月24日に5兆円を突破しました。
https://emaxis.am.mufg.jp/fund/topics/__icsFiles/afieldfile/2024/06/25/253266_240625.pdf



スリムS&P500は、現存するファンドで、唯一、純資産額5兆円に到達したファンドです。

純資産額ランキングは次のとおり。


1,スリムS&P500 5兆0262億円
2,スリムオールカントリー 3兆7656億円
3,AB・米国成長株投信Dコース(H無) 3兆0310億円
4,SBI・V・S&P500 1兆7606億円
5,楽天VTI 1兆6235億円



かつてアクティブファンドがひしめいていた純資産額ランキングは、今ではインデックスファンド(1位、2位、4位、5位)が上位を占めるようになりました。

6位から11位はアクティブファンドですが、12位はスリム先進国株13位はニッセイ外国株です(14位から18位はアクティブファンドで、19位がたわら先進国株)。


視点を変えて整理すると、


米国株 1位、4位、5位
全世界株 2位
先進国株(除く日本) 12位、13位、19位

となります。


かつてインデックス投資と言えば「先進国株(除く日本)」でしたが、それが米国株になり、今ではスリムオルカンです。

米国株投資の先鞭をつけた楽天VTIは5位の1兆6235億円、全世界株投資の先鞭をつけた楽天VTは26位の5132億円ですので、スリムS&P500とスリムオルカンに大差をつけられてしまったものの、信託報酬を一度も引き下げない上でのこの数字ですから、十分な先行者利益は確保できたのではないかと思われます(もっとも、楽天投信投資顧問は、スリムS&P500とスリムオルカンに対抗すべく、これらを下回る信託報酬の楽天S&P500と楽天オルカンを新NISAのスタートにあわせて新規設定しました。販売会社が楽天証券しかないにもかかわらず、前者は2192億円、後者は1632億円の大人気ファンドになっています)。


というわけで、スリムS&P500とスリムオルカンに人気が集中しているインデックス投資ですが、たわら先進国株をはじめとして魅力的なファンドがまだまだあります。

新NISAはまだ始まったばかりです。一過性のブームではなく、普通の人の普通の生活の必需品になってくれたらいいなと思っています。


5 件のコメント:

  1. AB・米国成長株投信Dコース(H無)とスリムオールカントリーの順位が、逆ではないでしょうか?

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  2. これが定着するかは、市場の暴落時にどうなるかですね。
    新NISAの開始以降、米国株や全世界株の指数はずっと上がり続け(日本株の指数は4月以降停滞していますが)、おまけに為替もじりじりと円安。
    政権も金融庁もガッツポーズの好スタートでした。

    ただ、下落は絶対来るわけで、そこでも資金流入が続くか、投げ売られるか。
    今のインデックス投資家は昔より耐性があると思いつつ、でも多数の人は実際にリーマンショックを体験していないだろうし、どうなるのかな?、と。

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  3. コメントありがとうございます。

    >AB・米国成長株投信Dコース(H無)とスリムオールカントリーの順位が、逆ではないでしょうか?

    ご指摘ありがとうございます。
    該当箇所を訂正しました。

    >下落は絶対来るわけで、そこでも資金流入が続くか、投げ売られるか。

    そこなんですよね。
    暴落が来るまでの間に含み益が積み上がれば積み上がるほどパニック売りをする人は少なくなりますので、上昇相場がしばらく続くことを祈るばかりです。

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  4. 3位のファンドを調べてみたら、毎月分配型。これ下落相場になったら一気に分配金減って人気離散するあかんやつや。
    R&Iファンド大賞10年連続受賞というからどんなに凄いファンドかと思ったら、米国成長株のくせにNasdaq100には負けている凡庸なファンドでした。

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  5. コメントありがとうございます。

    >米国成長株のくせにNasdaq100には負けている

    直近5年以内のリターンを見ると、S&P500ファンドにも大きく劣後してしまっていますね。

    対面販売だけで売れているのではなく、SBI証券でも楽天証券でも売れている(販売金額ランキング10位前後)ことから、我々には分からない魅力があるのかもしれません。

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