岸田文雄・内閣総理大臣(第100代、101代)は、本日記者会見をし、9月に実施予定の自民党総裁選に立候補せず辞職する旨を発表しました。
我々にとっての岸田総理の最大の功績は、2024年1月にスタートした「新NISA」です。
新NISAの生涯投資枠は1800万円。毎年の投資上限額が360万円のため、毎年360万円ずつ投資すれば最短5年で生涯投資枠を埋めることができます。
「クレジットカード決済による投信積立サービス」も活用して、できるだけ早期に、できるだけ多額のお金で投信を購入し、その後はバイアンドホールドを堅持して含み益でウハウハになるというのが、インデックス投資の成功法則です。
含み益が多ければ多いほどウハウハになれるわけですが、通常は含み益×20.315%の値上がり益課税が天引きされます。
これに対し、NISA口座で投信を売買すると含み益×20.315%の値上がり益課税がゼロになるという絶大なメリットがあるわけですが、より多額の含み益を得るためにはより多額のお金を投資しなければなりません。
これまでは、一般NISAで年間120万円(累積投資上限額600万円)、つみたてNISAで年間40万円(累積投資上限額800万円)だったところ、生涯投資枠1800万円(年間上限額360万円のため、最短5年で上限到達が可能)まで非課税投資額を大幅に引き上げたのが新NISAとなります。
私は、岸田内閣の最大の功績は、これまでの歴代政権がなしえなかった「貯蓄から投資へ」というスローガンを実現するための手段として新NISAを国民に提供したことではないかと考えます。
私は、最短5年で生涯投資枠1800万円を埋める予定です。子供たちも18歳になったら、ジュニアNISA口座があるマネックス証券で自動開設される新NISA口座を利用し、最短5年で生涯投資枠1800万円を埋めてしまおうと思っています。
ありがとう岸田総理、ありがとう「新NISA」。
新NISA制度では、官邸の意向で与党税調原案から生涯投資枠を積み増したという報道もありました。
返信削除総裁選当初に言っていた金融所得課税拡大をあっさり引っ込めたのも、投資家にフレンドリーでした。
直近の株価大暴落以外は、概ね、投資家には良い首相だったと思います。
大暴落は、植田日銀総裁の発言のブレが一因だと考えており、その日銀総裁を選んだのは岸田首相なのですが。
「年20万の積立枠を使うと残り年102万の一般枠が使える」という意味不明な二階建て制度(しかも期限5年)が主流になりそうな議論の時代を思うと、
返信削除実際の新NISAは本当に良い制度となってくれましたね。
コメントありがとうございます。
返信削除>直近の株価大暴落以外は、概ね、投資家には良い首相だったと思います。
「新しい資本主義」の中身がいまだに意味不明であるのが残念ですが、我々は新NISAの導入の一事をもって岸田総理のことを忘れないでしょう。
>新NISAは本当に良い制度となってくれましたね。
既存のNISAと切り離したせいでジュニアNISAの残高丸ごと移管ができなくなったのは残念ですが、それを除けば非常に良かったと思います。
男爵様
返信削除いつも素晴らしい記事をありがとうございます。
書かれている以下の内容について質問させて下さい。
税金についての知識が薄く申し訳ありません。
子供たちも18歳になったら、ジュニアNISA口座があるマネックス証券で自動開設される新NISA口座を利用し、最短5年で生涯投資枠1800万円を埋めてしまおうと思っています。
と書かれておりますが、これは男爵様が子供達の枠を埋めるという事でしょうか?
毎年360万円振り込んで投信を買うというのは、110万円を超えるので贈与税の対象にならないのでしょうか?
コメントありがとうございます。
返信削除>毎年360万円振り込んで投信を買うというのは、110万円を超えるので贈与税の対象にならないのでしょうか?
子供名義の投信は、特定口座1499万円、ジュニアNISA口座1106万円、合計2605万円あります。
そのため、その年の贈与額との不足分は投信を売却してNISA口座で買い直す予定です。