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【先頭固定】誰でもできる超カンタン投資術(2024.3)

本稿は、当ブログ(「 たわら男爵のインデックスファンド投資術 」)及び旧ブログ(「 40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ 」)の集大成として、何らの知識がなくても実践できる資産形成の具体的なやり方をお伝えするものです(この記事の後で カテゴリ ...

2024年10月9日水曜日

「eMAXIS Slim先進国株式(含む日本)〈オール先進国〉」、10/25に新規設定

我が国最大のインデックスファンドシリーズである「eMAXIS Slim」シリーズが「日本を含む先進国株式インデックスファンド」を新規設定します。


ソースはこちら。

https://www.am.mufg.jp/corp/press/__icsFiles/afieldfile/2024/10/09/release_241009_1.pdf


ファンド名は「eMAXIS Slim先進国株式(含む日本)〈オール先進国〉」。

信託報酬は、「除く日本」と同じ税込0.09889%

配分比率は次の画像のとおり。日本株分は5.8%(2024年8月末時点)です。



スリムシリーズの他のファンドと同様に、本ファンドも「マザーファンドを買うだけファンド」になります。

スリムオルカン(純資産額4兆3400億円)のおかげで、どちらのマザーファンドの純資産額も潤沢です。

先進国株マザーファンドの純資産額 2兆4218億1200万円
日本株マザーファンドの純資産額 1707億2200万円


販売会社は、SBI証券楽天証券マネックス証券

NISAの対象ファンドであり、つみたて投資枠成長投資枠のどちらでも買えます。



スリムオルカンは新NISAの定番ファンドとなっていますが、その理由は「どこの国の株価が上がるか分からないのであれば全部買っておけばよい」というシンプルな考えが多くの人の心をつかんだからです。

しかし、私は、資本主義が十分に機能しているとは言えない新興国の株価が右肩上がりの上昇をしていくというストーリーを信じることはできません。


資本主義は、経済活動によって得られた富を再投資することによって自己増殖する性質をもっています。その恩恵を最も受けるのが株式投資です。
インデックス投資は、資本主義に内在する自己増殖力を信じ、世界経済の発展に伴う右肩上がりの株価上昇に賭ける投資方法です。
しかし、新興国株インデックスの4割を占める中国や韓国では、資本主義の発展に不可欠な前提条件であるグローバリズム(ヒト・モノ・カネの移動の自由)が十分に機能していないのではないかという懸念があります。
したがって、私は、あえて新興国株投資をする必要はないと考えます。新興国を開発して発展させるのは先進国企業ですから、新興国が生み出す利益は先進国株を通じて間接的に得ることができるとも考えられるからです。
また、日本も先進国のメンバーですが、少子高齢化が進む日本の将来は明るいものではありません。ただし、だからと言ってグローバリズムが機能しない新興国とは異なり、積極的に投資先から排除する必要まではないと考えますが、信頼できる投資先(日本を含む先進国株ファンド)がないことから、日本を除く先進国株指数への連動を目指すインデックスファンドを選択しました。

https://tawaradanshaku.blogspot.com/2023/05/20235_25.html



本ファンドは、日本を含む先進国株式に時価総額比で投資するインデックスファンドとしては買うに値する初めてのファンドとなります。

スリムシリーズはオルカンとS&P500に人気が集中した結果、かつての旗艦ファンドだったスリム先進国株が新規流入資金額でたわら先進国株の後塵を拝している状況にあります。本ファンドは先進国株インデックスファンドの分野に新たな選択肢を提示することで、たわら先進国株に集中しつつある先進国株インデックスファンドのニーズを取り戻す意図があるものと思われます。


11 件のコメント:

  1. たわら先進国株に集中しつつある先進国株インデックスファンドのニーズを取り戻す意図があるものと思われます>>>
    ならば、先進国株式の信託報酬もオルカンと同じまでに下げるべきですよね。

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  2. 情報ありがとうございます。いままでNISAはたわら先進国を買ってましたが、来年からは、ぜひ、こちらを買いたいです。

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  3. コメントありがとうございます。

    >先進国株式の信託報酬もオルカンと同じまでに下げるべきですよね

    スリムは自主的な値下げはしませんので、期待するだけ無駄です。

    >いままでNISAはたわら先進国を買ってましたが、来年からは、ぜひ、こちらを買いたいです

    ある程度の純資産額が集まってからどうするかを決めたほうがよいと思います。

    スリムS&P500の二匹目のドジョウを狙ったスリム全米株は1年経過後も139億円と不発に終わりました。
    そもそも日本を含む先進国株ファンドにどれほどのニーズがあるかは未知数ですし。

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    1. >ある程度の純資産額が集まってからどうするかを決めたほうがよいと思います。

      コメントありがとうございます。そうですね。NISAに突っ込むのは少し様子を見てみます。

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  4. 今まで先進国にTopixをブレンドして運用していたので、これ1本で済む商品が出るのは嬉しいです。
    欲を言えばもう1年早く出して欲しかったですが…。

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  5. MSCIワールドのファンド、遂に登場したのですね
    需要がどれ位喚起されるかな
    全米とは異なり、マザーファンド新設が不要なので、ハードルは低いとおもいます

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  6. 記事とは別件で恐縮ですが、恒例のdポイント交換増量キャンペーンが始まりました。
    https://dpoint.docomo.ne.jp/cp_7/alliance_241101_5725/index.html

    しかし、今回よりマネックスポイントは対象から外れたようです。
    まあ、「旧マネックスポイントのまま居座ったら増量を受けられる」なんて事にはなりませんよね。

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  7. 男爵様
    いつも面白い記事ありがとうございます。

    千葉市に住む者です。
    7月下旬に第一子が誕生しました。
    その勢いで、子供の未成年口座も開設し、私・妻・息子の3口座で100株ずつ「オリエンタルランド」株を購入しました。300株で130万円以上しました。
    3年以上保有で毎年毎年ディズニーランドの株主優待券をもらう算段で長男誕生記念で購入しました、が・・・・・

    8月に300株購入したのですが、その時点で下降トレンドでしたが、その後もゲロ下がりで、含み損半端ないです。

    「株主優待目当てで株を買うのはよくない」典型例となっています。

    130万円を全世界株インデックスファンドに積立したほうが理にかなっているとは認識していたのですが。

    いつか買値くらいまでに株価が戻ることを期待しています。はあ。

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  8. コメントありがとうございます。

    >今まで先進国にTopixをブレンドして運用していたので、これ1本で済む商品が出るのは嬉しいです。

    手動でリバランスするのは面倒ですので、このようなニーズは拾えそうですが、ただ多くの純資産額を集めることができるだけのニーズはなさそうです。

    >欲を言えばもう1年早く出して欲しかった

    新NISAがスタートして10か月目ですから、もう何を買うのかを決めてしまっている人も多いことでしょうね。

    >需要がどれ位喚起されるかな

    「日本を含む先進国株」には既に「日本を除く先進国株」が存在し、しかもかつての絶大な人気を失っていますので、大変だと思います。

    >今回よりマネックスポイントは対象から外れたようです。

    そうなんですよね。
    ドコモの子会社になり、dポイント投資がスタートした影響なのでしょうね。

    ただ、これでマネックス証券口座とdアカウントとの連携をためらう理由はなくなりましたよね。

    >私・妻・息子の3口座で100株ずつ「オリエンタルランド」株を購入しました。300株で130万円以上しました。

    悲しいですよね。
    3年後、株価が回復して楽しく優待チケットを利用できることを祈っています。

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  9. ニッチ発掘を試みる三菱UFJアセットに敬意を表すため、
    祈念に3兄弟を壱万円ずつ買おうかと
    ・先進国株式(含む日本)〈オール先進国〉
    ・全米株式
    ・全世界株式(3地域均等型)

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  10. コメントありがとうございます。

    >祈念に3兄弟を壱万円ずつ買おうか

    資産形成目的を最優先にするならばやめたほうがよいと思います。

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