私は、ベンツE450ステーションワゴン(5代目後期型)とアウディA3スポーツバック(3代目後期型)を所有しています。
どちらも購入時にディーラーコーティングをしましたが、先日、アウディA3スポーツバックに「ダイヤモンドキーパー」を施工しました。
「ダイヤモンドキーパー」は、KeePer技研株式会社のカーコーティングの商品名です。ベースとなるガラス被膜(塗装面の凹凸を埋めてツヤを出す+塗装面の代わりに傷つき汚れる犠牲被膜)とその上に塗るレジン被膜(水染みを防ぐ)との2層構造です。
ガソリンスタンドで手軽に受けられる手洗い洗車やカーコーティングは、大抵がキーパー社のものです。多くの人が利用していることもあって、値段が安くて短時間で施工することができ、施工後のメンテナンスも手間いらずです。
私は、近所のガソリンスタンドが手洗い洗車のキャンペーン(1回1000円程度)を頻繁に開催しているため、よく利用していました。他のガソリンスタンドの手洗い洗車よりも洗車後のきれいさが違っていたことから、「ディーラーコーティングの効果が切れたらこのショップでダイヤモンドキーパーを施工しよう」と考えていたところ、A3(購入時にディーラーコーティングを施工済み)を購入して3年が経過したことからA3にダイヤモンドキーパーを施工しました。
※私がA3のコーティングを頼んだガソリンスタンドは「EXキーパー取扱施工店」であるため、密閉型の「キーパーコーティング専用ブース」があり、「EX1級資格者」が在籍しています。
A3を購入する際、購入店(アウディ正規販売店)でディーラーコーティングを施工しました。代金は8万8000円でした。
しかし、ノーメンテナンス時の耐用年数は2~3年程度で、1年に1回のメンテナンスをすれば耐用年数は延びるもののメンテナンス費用として毎回3万円がかかると言われたので、メンテナンスはしませんでした。もしアウディで別の車を買ったとしても、アウディのディーラーコーティングはコスパが悪すぎるのでもうやりません。
ちなみに、E450ワゴンも購入時にヤナセでディーラーコーティングをしました。代金は14万8500円(ボディ+ホイールコーティング、フロアマットやシートの清掃費用込みのフルセット)。ノーメンテナンス時の耐用年数は5年ということでしたので、5年経過後にダイヤモンドキーパーを施工しようと思っています。
※購入時にディーラーコーティングをしている理由は、気持ちよく値引きしてもらうためです。
さて、キーパーコーティングには7種類ありますが、私は、今回のA3だけでなく、過去所有していたC200ワゴンもE250ワゴンも全てダイヤモンドキーパーを施工しています。その理由は、次のとおりです。
1,値段が安い。
→A3(Mサイズ)で6万0400円、E450ワゴン(Lサイズ)で6万4400円です。
→宇佐美では20%オフキャンペーンを頻繁に開催していますし、ENEOSウイングでは常時10%オフです。私は、ENEOSウイングのガソリンスタンドでA3のダイヤモンドキーパーを施工しましたが、ショップに直接電話するのではなく「楽天Car」で予約しました。楽天Carでは様々なキャンペーンを開催しており、エントリーして予約すると10%値引き後に更に8%ポイント還元(楽天モバイル利用者は10%ポイント還元)されますし、1万円以上のコーティングで1000pキャンペーンも開催中です。楽天Car経由でENEOSウイングのガソリンスタンドを予約すると、ポイント還元後の実質価格(楽天モバイル利用者の場合)は、A3(Mサイズ)で4万8000円ほど、E450ワゴン(Lサイズ)で5万1000円ほどになります。
※「ハピタス」経由で「楽天Car」に行くと、ハピタスのポイント(2025.1.16時点で900p)が更にもらえます。
※EXキーパーは、内容は魅力的ですが、価格は魅力的ではありません(Lサイズで15万0200円で、値引き販売が禁止されており、楽天Carで予約もできません)。
→大抵のショップでは、1か月後の手洗い洗車(点検を兼ねたもの)が無料付帯します。
2,コーティング料金に軽研磨(1万円相当)が含まれる。
→鉄粉取りは別途3000円ほどの追加料金がかかります。駐車場の近くに線路がある人はマストでやったほうがよいです。また、ブレーキダストにも鉄粉(ブレーキデスクローターの削りカス)が含まれています。ただ、特殊な粘土で鉄粉を除去するので施工済みのコーティングがダメージを受けます。そのため、コーティング施工のタイミングに合わせて鉄粉取りをした後にコーティングをやるべきです。
→「ダイヤモンドキーパー(耐用年数は、ノーメンテで3年、年1回のメンテをすれば5年)をするよりも、クリスタルキーパー(耐用年数は1年)を毎年したほうがよいのではないか」と悩む人も多いと思いますが、軽研磨が無料なのはダイヤモンドキーパーだけですし、ベースのガラス被膜が高密度になって厚さも2倍になる(ダイヤモンドキーパーとクリスタルキーパーのガラス被膜は同じ溶剤を使って施工するが、クリスタルキーパーは洗車後に濡れたまま溶剤を塗って強制乾燥するのに対し、ダイヤモンドキーパーは洗車後に乾燥し、乾燥後に溶剤を塗って自然乾燥する点、ガラス被膜の工程で2倍の溶剤を使う点が異なるため、ガラス被膜がより強固に、より厚くなる)ことから、私はダイヤモンドキーパーと毎年のメンテのほうがクリスタルキーパーを毎年するよりもよいと考えています。ただし、ショップによってはダイヤモンドキーパーであるにもかかわらず軽研磨費用を別途請求するところもあるため、必ずショップに事前確認すべきです。
軽研磨は基本的に有料のオプションメニューです。
ただしダイヤモンドキーパー・Wダイヤモンドキーパー・ECOプラスダイヤモンドキーパーについては、作業工程に軽研磨が含まれています(車の状態によっては軽研磨を施さない場合があります)。
https://ss.eneos-wing.co.jp/colum/carcoating-shop-keeper-option-lightpolishing/#index_id17
3,耐用年数は3年だが、年1回のメンテナンスで5年に延びる。
→メンテナンス費用(レジン被膜の入替え。手洗い洗車費用込み)は、A3(Mサイズ)で8700円、E450ワゴン(Lサイズ)で9200円です。「Wダイヤモンドキーパー」(ガラス被膜が2層になる)のメンテ費用はダイヤモンドキーパーと同額ですが、「エコダイヤキーパー」(ガラス被膜は1層だが、その上のレジン被膜が「エコプラスレジン被膜」になる)のメンテ費用(=レジン被膜の入れ替え)はダイヤモンドキーパーの3倍と高額です(作業時間も、ダイヤモンドキーパーとWダイヤモンドキーパーの1時間に対し、エコダイヤキーパーは3~4時間程度かかります。ただし、ダイヤモンドキーパーとWダイヤモンドキーパーは毎年1回のメンテが必須ですが、エコダイヤキーパーは1年ないし2年に1回のメンテでよいとされています)。
→5年間の総額は、A3(Mサイズ)で8万3000円ほど、E450ワゴン(Lサイズ)で8万7800円ほどです(ただし、6回分の手洗い洗車費用を含む)。
※ダイヤモンドキーパーのメンテナンスには、AメンテとBメンテがあります。Aメンテは表層のレジン被膜を入れ替えるだけ、Bメンテはレジン被膜とその下のガラス被膜の両方を入れ替えるもので、クリスタルキーパーと同じ内容になりますが、クリスタルキーパーではなくBメンテにしたほうが2割ほど安くなります(エコダイヤキーパーのBメンテはフレッシュキーパーと同じ内容ですが、Bメンテにしても割引はなくフレッシュキーパーと同じ値段ですのでお得感はありません。更に言えば、ダイヤモンドキーパー施行車にフレッシュキーパーを施工するとエコダイヤキーパー施行車になります。以前、ダイヤモンドキーパーをかけたC200ワゴンが5年たった際、「フレッシュキーパーの値段でエコダイヤキーパーができるのでやりませんか?。耐用年数もエコダイヤキーパーをやり直した場合と全く同じになるのでお得です」と勧められたことがあります)。
※メンテナンスはキャンペーン割引にならず楽天Car経由で予約もできないため、Aメンテを毎年施工して耐用年数を3年から5年に延ばすよりも3年ごとにダイヤモンドキーパーをキャンペーン価格で施工したほうが数千円ほど安くなります。しかし、Aメンテの施行時間は通常の手洗い洗車にプラスアルファ程度の時間しかかからないため、1時間程度の待機時間で済み、1日預ける必要がありません。また、Aメンテの費用には手洗い洗車が含まれるため、上記の数千円の差は無料の手洗い洗車で賄える程度の差にすぎません。そのため、私は、ダイヤモンドキーパー施工後は毎年Aメンテをして耐用年数を5年に延ばしています。
※コーティングを選ぶ際は「施工費用+メンテ費用」で考えるべきです。エコダイヤキーパーやEXキーパーのメンテ費用はとても高いです。エコダイヤキーパーの施工費用はWダイヤモンドキーパーと同額ですが、メンテ費用(Lサイズ)は、Aメンテが2万8900円(ダイヤ・Wダイヤは9200円)、Bメンテが3万3900円(ダイヤ・Wダイヤは1万8500円)。EXキーパーは、施工費用(Lサイズ)が15万0200円(しかも値引き販売が禁止されており、楽天Carでも予約できません)、Aメンテは2万8900円、Bメンテは6万6500円となります。
なお、ダイヤモンドキーパーを施工して5年経過後にどうするかですが、Bメンテ(=実質的なクリスタルキーパー)を施工すればダイヤモンドキーパーをし直したのとほぼ同じ状態になるはずですし(溶剤の量が半分になって強制乾燥になる点は違いますが、施工済みのダイヤモンドキーパーのガラス被膜が残っているため、仮にダイヤモンドキーパーのガラス被膜が50%残っていればクリスタルキーパーの50%のガラス被膜とあわせて100%になるのではないかと思っています)、フレッシュキーパーを施工すればエコダイヤキーパーを新たに施工したのと同じ状態になるはずですので、ショップと相談してどうするかを決める予定です。
4,施工時間が短い。
→塗布した被膜の乾燥時間が必要なので10時間ほどかかりますが、朝に車を預ければ夕方には持ち帰ることができます(徒歩圏内でなければ、代車の無料提供があるかどうかを事前確認すべきです)。
→Wダイヤモンドキーパー(ガラス被膜が2層になる。施工費用はダイヤモンドキーパーの1.5倍程度だが、メンテ費用はダイヤモンドキーパーと同額)は、より多くの乾燥時間が必要であるため(1層目を塗って自然乾燥後に2層目を塗って自然乾燥するため)、持ち帰りが翌日になります。
このような理由で、A3にダイヤモンドキーパーを施工しました。今後は1年に1回の頻度でAメンテをしていきます。ダイヤモンドキーパーの耐用年数が切れる5年後は、新車登録から満9年、購入から満8年という買い替えるかどうかの微妙なタイミングですが、私も妻もA3に満足しているため、良さそうな未使用車が地元の正規販売店にタイミングよく出なければ今のA3をそのまま乗り続けようと思っており、その場合はBメンテ(施工日から5年経過するとBメンテができないと言われたら、楽天Car経由で予約してクリスタルキーパー)をして実質的にダイヤモンドキーパーを復活させる予定です。5年後には子供も大きくなっており、妻が車で長距離を移動することもなくなっているでしょうから、電気自動車のバッテリー性能がイノベーションされて高性能バッテリーが安くなれば完全電気自動車に買い替えるのも給油の手間がなくなっていいかもしれません。このように新車登録から満9年だと未使用車や電気自動車への乗り換えの可能性があるため、毎年クリスタルキーパーを施工していくのが良いのかなと思っています。
また、ベンツE450ワゴンは、新型Eクラスの全幅が1850㎜から1880㎜に拡幅してしまった今、Eクラスへの買い換えはあり得ないため、エアサスが壊れたとしても交換して乗り潰すつもりです(エアサスは、ゴム風船とゴム風船にエアを送り込むコンプレッサーから構成されますが、ゴム風船の部分は経年劣化する消耗品です。7~8年でゴム風船に微細な穴があいてエア漏れすることが多く、ゴム風船1個あたり20~30万円程度の交換費用がかかります。1か所が劣化すると他も劣化していることが多いので全部の交換となり、全輪エアサスだと4か所の交換となって100万円ほどの費用がかかりますが、E450ワゴンには100万円を払ってでも乗り続ける価値があります。なお、エアサスが故障するとタイヤが車体にめり込むため、一目で故障が分かります。最初のうちはエンジンをかければコンプレッサーが稼働してエアを送り込むので車高は戻りますが、コンプレッサーに過負荷をかけ続けることになってコンプレッサーの交換まで必要になるリスクがあるため、直ちにレッカー移動して修理すべきです)。E450ワゴンのディーラーコーティングが切れた後は、今のところはダイヤモンドキーパーにするつもりですが、Wダイヤモンドキーパーにしたほうが塗装のパールホワイトがより輝くであろうため、Wダイヤモンドキーパーにするかもしれません。なお、ベンツはブレーキダストがひどいので、ボディーコーティングをする際は、ホイールコーティングも一緒にしようと思っています。
キーパー技研は20%割引の株主優待がありますがヤフオク等で手に入れることが出来ます。
返信削除現地決済なら楽天carと併用出来そうですが...使えればもっとお得になるんですけどね
コメントありがとうございます。
返信削除>キーパー技研は20%割引の株主優待があります
洗車が丁寧なキーパーラボが近所にあれば、とてもお得ですよね。